血の泉/Blood Fountain
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アーティファクト
血の泉が戦場に出たとき、血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
(3)(黒),(T),血の泉を生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード最大2枚を対象とする。それらをあなたの手札に戻す。
蘇りし者の行進/March of the Returnedを内蔵したアーティファクト。ETBで血トークンを生成する。
起動コストが蘇りし者の行進のマナ・コストと同じであり、設置コストのぶんマナは余分にかかることになる。だが一方であらかじめ設置しておけば起動はインスタント・タイミングで可能で、血トークンにより能動的に墓地を肥やす、あるいは血を用いる他のカードとのシナジーを利用することもできる。重いクリーチャーを引いてしまっても、とりあえず血で交換しておいて後で自力で回収する、という動きも容易。リミテッドでは単に対処されてしまったボムレアを再利用するだけでも十分な活躍になるし、これ自体が軽いので動きを阻害することも少ない優良コモン。
構築ではマナの価値がリミテッドよりも大きく、血は単独ではアドバンテージに繋がらないうえ、生成手段も他に使い回しの利くものが多数存在する。また、墓地からの回収についても選択肢が豊富になるため、登場当初はスタンダードでの出番は無かった。神河:輝ける世界で相性の良い鬼流の金床/Oni-Cult Anvilの登場により、カード1枚と1マナだけでアーティファクトを2つ生成できる点を買われ、ラクドス・サクリファイスでしばしば採用されるようになった。コンボデッキに近い動きをする性質からルーターの価値も高く、重要クリーチャーである霜剣山の製錬者/Sokenzan Smelterや、血トークン供給係のヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicureなどを回収できる点も含めて、デッキ単位での相性が抜群。
パウパーでは1枚でアーティファクトを2つを戦場に出せることから、親和デッキで採用されている。終盤でエイトグ/Atogや大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultをまとめて回収できるのも強力。
- セット独自メカニズムの血を含むが、回帰の泉/Font of Returnの下位種的な立ち位置。
- 欧米のパーティでしばしばみられる、パンチ・ファウンテンや、カクテル・ファウンテンと呼ばれるセルフサービスのドリンク設備を吸血鬼流にアレンジしたものだろう。器からカクテルの代わりに鮮血が噴水のごとく溢れパーティー参加者の喉を潤す(イラスト)。