雷電支配/Electrodominance
提供:MTG Wiki
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。雷電支配はそれにX点のダメージを与える。あなたは、あなたの手札からマナ総量がX以下の呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
マナ総量がX以下の呪文を踏み倒して唱えられる効果つきの溶岩噴火/Volcanic Geyserでありその上位互換であるX火力。
目玉は踏み倒し効果だが、インスタントの汎用火力なので完全に腐ることがほぼ無く、状況に応じてさまざまな使い方ができるのが利点。Xに等しいコストを踏み倒せば実質2マナX点火力となり、稲妻の一撃/Lightning Strike相当と割り切ってX=3程度で放っても十分に仕事をしてくれる。
同じラヴニカの献身の荒野の再生/Wilderness Reclamationと相性が良いが、より重いがXドローと両立する発展+発破/Expansion+Explosionも存在するためコンボパーツとしての優先順位は落ちる。荒野の再生に合わせて唱えるとタイミングが限定され、踏み倒すのに適した呪文の選択肢が狭まるのもやや都合が悪い。とはいえ、発破より小回りが利くのは明確な利点なので、併用する価値はある。赤単色なので、夏の帳/Veil of Summerでかわされず、変容するケラトプス/Shifting Ceratopsなどに手が出せるのも利点。
スタンダードでは狙えないが、例によってマナ・コストの無い呪文と相性がよい。予言により/As Foretoldよりも1マナ軽く、インスタント・タイミングで実現できる。色拘束がきつい呪文であっても無視できる所も有用。モダンではこのカードから死せる生/Living Endや祖先の幻視/Ancestral Visionを唱える死せる生デッキが存在する。
[編集] ルール
- 雷電支配の解決中に呪文を唱えることを指示するので、あなたのメイン・フェイズかに関わらずパーマネント呪文やソーサリーも唱えることができる。
- コストの支払いについてはマナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- 雷電支配の対象が不正な対象となり立ち消えたなら、手札のカードも唱えることもできない。
- 手札のカードを唱える時点では、雷電支配によって致死ダメージを受けたクリーチャーはまだ戦場に存在している。カードを唱えることによって誘発する能力をそのクリーチャーが持っていた場合、それは誘発する。
- 分割カードは、Xの値が唱える側のマナ総量以上であれば唱えることができる。融合を用いて唱える場合は、その両側の合計のマナ総量以上であれば唱えられる。