黄金の呪いのマカール王/King Macar, the Gold-Cursed
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King Macar, the Gold-Cursed / 黄金の呪いのマカール王 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)
神啓 ― 黄金の呪いのマカール王がアンタップ状態になるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、金(Gold)トークンを1つ生成する。(それは「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
2/3神啓能力で金箔付け/Gildの効果を発揮する伝説のクリーチャー。
追放除去に加えて金・アーティファクト・トークンを得られるその能力は実に強力。しかしアンタップする事によって誘発する能力であるため、単純には扱いづらい。神啓全般に共通することではあるが、バネ葉の太鼓/Springleaf Drumや搭乗などの直接タップする手段を用いたり、回避能力やタフネス強化などを与えて攻撃から生還しやすくしたりするとよいだろう。
リミテッドではレアだけあってかなりの凶悪カード。対戦相手にこれを返り討ちにできるパワー3以上のブロッカーがいない状況で攻撃しはじめることができたら、そのままワンサイドゲームとなる。しかし一方、ブロッカーが用意されてしまったらなにもできず立ち往生しがちなので、やはり上記のようなサポートカードも用意したい。
- 2019年9月のオラクル変更で貴族のクリーチャー・タイプを獲得した。
- 印刷時は「金/Gold」という名前のトークンを生成していたが、テーロス還魂記の発売に合わせてアーティファクト・タイプ「金」が新設され、同時に金・トークンの特性も定義された。これに伴い、オラクル更新によって宝物などと同様の定義済みのトークンを生成する書式に改められた[1]。
[編集] ルール
- 金・トークンはあなたのコントロール下で戦場に出る。
- 追放は任意であるが、対象に取るのは強制である。対戦相手が夢への放逐/Dismiss into Dream等をコントロールしている時は注意が必要となる。
[編集] 開発秘話
ギリシャ神話に登場するミダース王をモチーフとしている。ディオニューソス神に気に入られたミダース王は、褒美に「触れた物すべてを黄金に変える力」を望んだ。最初は大喜びしていた王であったが、食事も飲み物も、愛する娘さえも金に変えてしまうこの力が「破滅の呪い」であることに気付くのに時間はかからなかった。(イラストの背景に書かれているシルエットは黄金に変えられた「娘」であろうか。)
同じモチーフを持つ金箔付け/Gildの項も参照。
- しかし上記にある通り、マカール王の方の金に変える能力は任意であるし、代わりに対象がクリーチャー限定で、神啓も必要、とモチーフとなったミダース王からはかけ離れた、「呪われた」というよりもむしろ「呪う」能力となってしまっている。
[編集] 脚注
- ↑ Theros Beyond Death Update Bulletin(News 2020年1月10日 Eli Shiffrin著)