サイクリング

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特定の状況下でしか機能しないようなカードは、[[効果]]が強力でも、その「特定の状況」が来ないと[[腐る|腐って]]しまうというジレンマを抱えている。ドロー系カードでフォローするという手もあるが、無駄カードになってしまうということに変わりは無い。そこで、腐りやすいカードに手札入れ替えの[[能力]]を持たせて自己完結させ、融通を効く様にしたのがサイクリングである。
 
特定の状況下でしか機能しないようなカードは、[[効果]]が強力でも、その「特定の状況」が来ないと[[腐る|腐って]]しまうというジレンマを抱えている。ドロー系カードでフォローするという手もあるが、無駄カードになってしまうということに変わりは無い。そこで、腐りやすいカードに手札入れ替えの[[能力]]を持たせて自己完結させ、融通を効く様にしたのがサイクリングである。
  
しかしウルザ・ブロックのものに関しては、同類の効果のカードの単なる劣化版と見られる事も多かった。[[波動機/Fluctuator]]関連のコンボデッキを除けば、[[野生の犬/Wild Dogs]]や[[誤算/Miscalculation]]などの、サイクリングを除外しても効果的なカードが使用されるにとどまった。
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しかしウルザ・ブロックのものに関しては、同類の効果のカードの単なる劣化版と見られることも多かった。[[波動機/Fluctuator]]関連のコンボデッキを除けば、[[野生の犬/Wild Dogs]]や[[誤算/Miscalculation]]などの、サイクリングを除外しても効果的なカードが使用されるにとどまった。
  
 
サイクリング誘発型能力を持ったオンスロート・ブロックでは、[[稲妻の裂け目/Lightning Rift]]などサイクリングを参照するカードの存在もあり、[[アストログライド]]のようにこのシステムを中核に据えた[[デッキ]]まで登場するに至った。また、土地サイクリングも序盤の安定化と終盤の[[フィニッシャー]]確保を兼ね、いくつかの[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]で使われていた。
 
サイクリング誘発型能力を持ったオンスロート・ブロックでは、[[稲妻の裂け目/Lightning Rift]]などサイクリングを参照するカードの存在もあり、[[アストログライド]]のようにこのシステムを中核に据えた[[デッキ]]まで登場するに至った。また、土地サイクリングも序盤の安定化と終盤の[[フィニッシャー]]確保を兼ね、いくつかの[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]で使われていた。
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2011年7月31日 (日) 16:59時点における版

サイクリング/Cycling
種別 起動型能力
登場セット ウルザ・ブロック
オンスロート・ブロック
未来予知
アラーラの断片ブロック
CR CR:702.29

サイクリング/Cyclingは、ウルザ・ブロックで初めて登場したキーワード能力。その能力を持つカード手札にある場合にのみ機能する起動型能力である。


Clear / 排除 (1)(白)
インスタント

エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)



Decree of Justice / 正義の命令 (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー

白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。


定義

サイクリング [コスト]/Cycling [コスト]は、「[コスト], このカードを捨てる:カードを1枚引く。」を意味する。

解説

変遷

ウルザ・ブロック、オンスロート・ブロック時のらせんブロックアラーラの断片ブロックと、4つのブロックにおいて登場しており、ブロック限定のキーワード能力の中では再登場回数が多い。

ウルザ・ブロックで登場した時は、サイクリング・コストはどのカードも一律で(2)であった。

オンスロート・ブロックで大きく発展。サイクリング・コストが(2)以外のものが増え、色マナを含むものも現れた。さらにサイクリング誘発型能力は、サイクリング呪文をキャントリップのように使用することを可能にした。スカージにおいては、新しい形の土地サイクリングが定義された。

時のらせんブロックでは、新規では未来予知にのみ登場。マナ以外をコストとするものはここで登場した2種類のみである。また、土地サイクリングを拡張したタイプ・サイクリングが定義された。

アラーラの断片ではサイクリング誘発型能力が圧倒する呪文サイクルで再登場。そのカードと異なる色のマナをサイクリング・コストに含むのはこれらが初である。コンフラックスでは、タイプ・サイクリングがさらに拡張され、基本土地サイクリングが登場した。アラーラ再誕では、タイプ・サイクリングを2つ持つカードや、サイクリング・コストに混成マナ・シンボルを含むものが登場した。

ルール

利用

特定の状況下でしか機能しないようなカードは、効果が強力でも、その「特定の状況」が来ないと腐ってしまうというジレンマを抱えている。ドロー系カードでフォローするという手もあるが、無駄カードになってしまうということに変わりは無い。そこで、腐りやすいカードに手札入れ替えの能力を持たせて自己完結させ、融通を効く様にしたのがサイクリングである。

しかしウルザ・ブロックのものに関しては、同類の効果のカードの単なる劣化版と見られることも多かった。波動機/Fluctuator関連のコンボデッキを除けば、野生の犬/Wild Dogs誤算/Miscalculationなどの、サイクリングを除外しても効果的なカードが使用されるにとどまった。

サイクリング誘発型能力を持ったオンスロート・ブロックでは、稲妻の裂け目/Lightning Riftなどサイクリングを参照するカードの存在もあり、アストログライドのようにこのシステムを中核に据えたデッキまで登場するに至った。また、土地サイクリングも序盤の安定化と終盤のフィニッシャー確保を兼ね、いくつかのコントロールデッキで使われていた。

その後も、サイクリングランドと相性の良い壌土からの生命/Life from the Loamのようなカードの登場により、さまざまな環境で使用されている。

その他

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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