ドルイドの誓い/Oath of Druids

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
 
{{#card:Oath of Druids}}
 
{{#card:Oath of Druids}}
 +
__NOTOC__
 +
 
誓い[[サイクル]]の[[緑]]版。[[クリーチャー]]の[[マナ・コスト]]という概念を崩壊させる[[カード]]。正規のマナ・コストを[[支払う|支払わ]]なくてよい[[効果]]を持つ様々なカードの中でもトップクラスの評価を受ける。
 
誓い[[サイクル]]の[[緑]]版。[[クリーチャー]]の[[マナ・コスト]]という概念を崩壊させる[[カード]]。正規のマナ・コストを[[支払う|支払わ]]なくてよい[[効果]]を持つ様々なカードの中でもトップクラスの評価を受ける。
  
 
また隠れた利点として、これを中心とした[[ギミック]]にはさほど[[スロット]]を裂かずとも良く (ドルイドの誓いとクリーチャー数体から可能)、他の部分の構成にもそれほどの影響を及ぼさない事が挙げられる。つまり[[ハイブリッドデッキ]]にしたり、他のデッキにこのギミックを[[タッチ]]で仕込んだりといった事が比較的容易く、そういったものも実際に活躍していた。
 
また隠れた利点として、これを中心とした[[ギミック]]にはさほど[[スロット]]を裂かずとも良く (ドルイドの誓いとクリーチャー数体から可能)、他の部分の構成にもそれほどの影響を及ぼさない事が挙げられる。つまり[[ハイブリッドデッキ]]にしたり、他のデッキにこのギミックを[[タッチ]]で仕込んだりといった事が比較的容易く、そういったものも実際に活躍していた。
  
これをメインに組んだ[[デッキ]]には、[[カウンターオース]][[スパイクの誓い]]などさまざまな種類があり、[[オース]]系デッキと総称される。[[スタンダード]]では、[[カード・プール]]の狭さから目立った活躍ができるデッキ足り得なかったが、[[エクステンデッド]]では[[エクソダス]]参入直後から[[禁止カード|禁止]]までの間、ずっと「クリーチャーデッキに対して抜群に強い[[打ち消す|カウンター]]デッキ」として存在し続けた。[[カウンターオース]][[Bob Maher]]が[[プロツアーシカゴ99]]を制し、ローテーションで[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]を失った後は、[[スーサイドオース]]が[[プロツアーヒューストン02]]を制するなど[[禁止カード]]に指定されるまで常にメタの一角を占めていた。
+
これをメインに組んだ[[デッキ]]にはさまざまな種類があり、[[オース]]系デッキと総称される。
 +
===スタンダード===
 +
:[[スタンダード]]では[[中村聡]]が[[スパイクの誓い]][[アジア太平洋選手権98]]を制し、さらに[[緑白オース]][[カウンターオース]]も活躍した。
 +
 
 +
===エクステンデッド===
 +
:[[エクステンデッド]]では[[エクソダス]]参入直後から[[禁止カード|禁止]]までの間、[[カウンターオース]]がずっと「クリーチャーデッキに対して抜群に強い[[打ち消す|カウンター]]デッキ」として[[メタ]]の一角を占め続けた。
 +
 
 +
====アイスエイジ期====
 +
:[[エクソダス]]参入直後から[[カウンターオース]]が人気を博し、さらに[[Bob Maher]]が[[プロツアーシカゴ99]]を制した[[メイヤーオース]]や、[[中村聡]]や[[Zvi Mowshowitz]]が愛用した[[ターボランド (デッキ)|ターボランド]]などの亜種も多く登場した。
 +
 
 +
====テンペスト期====
 +
:[[ローテーション]]で[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]を失った後も、[[スーサイドオース]]が[[プロツアーヒューストン02]]を制するなど人気を保っていたが、ついに[[エクステンデッド]]で[[禁止カード]]に指定されたことで終わりを迎えた。
  
 
*[[誘発]]する際のチェックとして([[アクティブ・プレイヤー]]の)対戦相手1人を[[対象]]とするが、[[効果]]はその対戦相手に何もしない。
 
*[[誘発]]する際のチェックとして([[アクティブ・プレイヤー]]の)対戦相手1人を[[対象]]とするが、[[効果]]はその対戦相手に何もしない。
*クリーチャー・カードを[[戦場に出す]]のと、残りの[[公開する|公開された]]カードを墓地に置くのは同時である。日本語では置く[[領域]]によって訳語が違うので分かりづらいが、英語オラクルでは1つの「puts(置く)」で両方の置く領域を指定している。
+
*クリーチャー・カードを[[戦場に出す]]のと、残りの[[公開する|公開された]]カードを[[墓地に置く]]のは同時である。日本語では置く[[領域]]によって訳語が違うので分かりづらいが、英語オラクルでは1つの「puts(置く)」で両方の置く領域を指定している。
 
**一時期、2009年10月の[[オラクル]]更新で、クリーチャー・カードを戦場に出した後で、残りのカードを墓地に置くように変更されていたが、2010年1月29日のオラクル更新で元に戻された。
 
**一時期、2009年10月の[[オラクル]]更新で、クリーチャー・カードを戦場に出した後で、残りのカードを墓地に置くように変更されていたが、2010年1月29日のオラクル更新で元に戻された。
 
*[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]と極めて強い[[シナジー]]を有し、特に長期戦型のオースデッキには不可欠な[[ギミック]]である。
 
*[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]と極めて強い[[シナジー]]を有し、特に長期戦型のオースデッキには不可欠な[[ギミック]]である。

2012年3月18日 (日) 01:02時点における版


Oath of Druids / ドルイドの誓い (1)(緑)
エンチャント

各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。



誓いサイクル版。クリーチャーマナ・コストという概念を崩壊させるカード。正規のマナ・コストを支払わなくてよい効果を持つ様々なカードの中でもトップクラスの評価を受ける。

また隠れた利点として、これを中心としたギミックにはさほどスロットを裂かずとも良く (ドルイドの誓いとクリーチャー数体から可能)、他の部分の構成にもそれほどの影響を及ぼさない事が挙げられる。つまりハイブリッドデッキにしたり、他のデッキにこのギミックをタッチで仕込んだりといった事が比較的容易く、そういったものも実際に活躍していた。

これをメインに組んだデッキにはさまざまな種類があり、オース系デッキと総称される。

スタンダード

スタンダードでは中村聡スパイクの誓いアジア太平洋選手権98を制し、さらに緑白オースカウンターオースも活躍した。

エクステンデッド

エクステンデッドではエクソダス参入直後から禁止までの間、カウンターオースがずっと「クリーチャーデッキに対して抜群に強いカウンターデッキ」としてメタの一角を占め続けた。

アイスエイジ期

エクソダス参入直後からカウンターオースが人気を博し、さらにBob Maherプロツアーシカゴ99を制したメイヤーオースや、中村聡Zvi Mowshowitzが愛用したターボランドなどの亜種も多く登場した。

テンペスト期

ローテーションガイアの祝福/Gaea's Blessingを失った後も、スーサイドオースプロツアーヒューストン02を制するなど人気を保っていたが、ついにエクステンデッド禁止カードに指定されたことで終わりを迎えた。

2004年1月1日よりエクステンデッド禁止カードに指定される。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも禁止カードに指定される。

関連カード

サイクル

エクソダスの誓いサイクル。各アップキープ開始時にアクティブ・プレイヤーが不利な状態ならば効果を発揮する。

参考

MOBILE