ドルイドの誓い/Oath of Druids
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2013年4月2日 (火) 21:41時点における版
Oath of Druids / ドルイドの誓い (1)(緑)
エンチャント
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
誓いサイクルの緑版。自分のクリーチャーが対戦相手より少なければ、自由には選べないが、ライブラリーからクリーチャー1体を直接戦場に出せる。クリーチャーのマナ・コストという概念を崩壊させるカードであり、正規のマナ・コストを支払わなくてよい効果を持つ様々なカードの中でもトップクラスの評価を受ける。
また隠れた利点として、これを中心としたギミックにはさほどスロットを裂かずとも良く (ドルイドの誓いとクリーチャー数体から可能)、他の部分の構成にもそれほどの影響を及ぼさないことが挙げられる。つまりハイブリッドデッキにしたり、他のデッキにこのギミックをタッチで仕込んだりといったことが比較的容易く、そういったものも実際に活躍していた。
これをメインに組んだデッキにはさまざまな種類があり、オース系デッキと総称される。主な活躍は以下の通り。
- スタンダード
- スタンダードでは中村聡がスパイクの誓いでアジア太平洋選手権98を制し、さらに緑白オースやカウンターオースも活躍した。
- エクステンデッド
- エクステンデッドではエクソダス参入直後から禁止までの間、カウンターオースがずっと「クリーチャーデッキに対して抜群に強いカウンターデッキ」としてメタの一角を占め続けた。
- アイスエイジ期
- エクソダス参入直後からカウンターオースが人気を博し、さらにBob Maherがプロツアーシカゴ99を制したメイヤーオースや、中村聡やZvi Mowshowitzが愛用したターボランドなどの亜種も多く登場した。
- テンペスト期
- ローテーションでガイアの祝福/Gaea's Blessingを失った後も、スーサイドオースがプロツアーヒューストン02を制するなど人気を保っていたが、ついにエクステンデッドで禁止カードに指定されたことで終わりを迎えた。
- クリーチャー・カードを戦場に出すのと、残りの公開されたカードを墓地に置くのは同時である。日本語訳では置く領域によって訳語が違うので分かりづらいが、オラクルでは1つの「puts(置く)」で両方の置く領域を指定している。
- 一時期、2009年10月のオラクル更新で、クリーチャー・カードを戦場に出した後で、残りのカードを墓地に置くように変更されていたが、2010年1月29日のオラクル更新で元に戻された。
- ガイアの祝福/Gaea's Blessingと極めて強いシナジーを有する。特に長期戦型のオースデッキには不可欠なギミックである。
- 禁忌の果樹園/Forbidden Orchardとの相性も抜群。このカードによって、ヴィンテージでのオースが一気に強化された。
2004年1月1日よりエクステンデッドで禁止カードに指定される。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも禁止カードに指定される。
関連カード
- ウルザズ・デスティニーでは、PIG能力でこれの効果を発揮するクリーチャーの猟場番/Gamekeeperが登場した。
サイクル
エクソダスの誓いサイクル。各アップキープ開始時にアクティブ・プレイヤーが不利な状態ならば効果を発揮する。
- しもべの誓い/Oath of Lieges
- 識者の誓い/Oath of Scholars
- グールの誓い/Oath of Ghouls
- 魔道士の誓い/Oath of Mages
- ドルイドの誓い/Oath of Druids
参考
- 壁紙(WotC)
- オース
- カード個別評価:エクソダス - レア