プロテクション

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(プロテクション(クリーチャータイプ)の例として「精鋭の審問官」を提示。)
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'''プロテクション'''/''Protection''は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期から存在する[[キーワード能力]]。これは[[常在型能力]]である。
 
'''プロテクション'''/''Protection''は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期から存在する[[キーワード能力]]。これは[[常在型能力]]である。

2013年10月7日 (月) 02:34時点における版

プロテクション/Protection
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.16

プロテクション/Protectionは、マジック初期から存在するキーワード能力。これは常在型能力である。


Paladin en-Vec / ヴェクの聖騎士 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃、プロテクション(黒)、プロテクション(赤)(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。それは黒や赤の何かによって、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)

2/2


Elite Inquisitor / 精鋭の審問官 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

先制攻撃、警戒
プロテクション(吸血鬼(Vampire))、プロテクション(狼男(Werewolf))、プロテクション(ゾンビ(Zombie))

2/2


Progenitus / 大祖始 (白)(白)(青)(青)(黒)(黒)(赤)(赤)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra) アバター(Avatar)

プロテクション(すべて)
大祖始がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに大祖始を公開しそれをオーナーのライブラリーに加えた上で切り直す。

10/10

定義

プロテクション([性質])/Protection from [性質]は以下の能力からなる。

解説

ルール

「プロテクション([値A])、プロテクション([値B])」(WHISPERでは「プロテクション([値A]と[値B]」)、英語では「Protection from [値A] and from [値B]」)とは、値Aと値Bに対するそれぞれ独立した2つのプロテクション能力を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが失われたとしても、値Bに対するプロテクションは持ったままである。

「プロテクション(すべての[特性])/Protection from all [特性]」とは、「プロテクション([値A])」、「プロテクション([値B])」…と、その特性の取りうるすべての値に対するそれぞれ独立したプロテクション能力を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが失われたとしても、値B、値C…に対するプロテクションは持ったままである。

  • 例えば、玉虫色の天使/Iridescent Angelに対して(何らかの効果無色になった)セファリッドの密告者の起動型能力を起動して解決した場合、玉虫色の天使は依然として、赤、に対するプロテクションは持ったままである。

「プロテクション(すべて)/Protection from everything」とは、すべてのオブジェクトに対するプロテクションを意味する。そのオブジェクトの特性は問わない。これは複数のプロテクションの省略表記というわけではない。

「不正なオブジェクトプレイヤーついているオーラは、墓地に置かれる。」という状況起因処理があるため誤解されやすいが、プロテクションによってつけることのできないオブジェクトやプレイヤーに、何らかの効果でオーラがつけられる場合、その効果は失敗する。一度ついてから状況起因処理で墓地に置かれるわけではない。装備品城砦についても同様であり、「ついてからはずれる」わけではなく、つける効果が失敗する。

プロテクションで指定されている性質がカード・タイプサブタイプ特殊タイプである場合、それはその性質を持つパーマネントだけではなく、すべての領域にあるその性質を持った発生源に対しても適用される。

  • これは「『カード』『呪文』『発生源』『計略』という単語なしでカード・タイプやサブタイプを用いてオブジェクトを表現している場合、戦場に出ているそのカード・タイプやサブタイプのパーマネントのことを意味する」というルールの例外である。
  • 例えば、「プロテクション(ゴブリン)」を持つパーマネントは、ゴブリンである宝石の手の焼却者/Gempalm Incineratorサイクリング誘発型能力の対象にならない。

その他

最初はに対するプロテクションしか存在しなかったが、ミラージュで色以外のプロテクションも得られるように拡張され、1998年7月のオラクル更新にてArtifact Wardがプロテクション(アーティファクト)を獲得。その後、インベイジョン・ブロックにてクリーチャー・タイプに対するプロテクションが登場し、オデッセイ・ブロックではクリーチャーなどのカード・タイプに対するプロテクションが登場した。未来予知ではプレイヤーもプロテクションが得られるように拡張された。コンフラックスでは、プロテクション(すべて)を持つ大祖始/Progenitusが登場した。

  • 色の中ではに対するプロテクションが最も多く、次にが多い。、そして無色はほとんどいない。
  • (昔のルールと異なることもあり、)特にプロテクションとトランプルの相互作用で混乱することが多い。詳細はトランプルの項を参照。
  • キーワード能力の中でも特に多彩な効果を併せ持っており、慣れるまではすべて覚えるのが難しい。そのためいわゆる「常磐木能力」でありながら、初心者には難しすぎるとして基本セットに収録されていなかった時期がある。
    • 語呂合わせの覚え方として、MJMJでは「双円形舞台」(備/エンチャント/減/ロック/象)、英語では"DEBT"(Damage, Enchantment/Equipment, Block, Target)としている(ちなみにdebt(デット)とは借金のこと)。
    • ただし、上記は「城砦化されない」に関して含まれていないので注意。
  • 日本語版では、「プロテクション(すべての色)」のみ「すべての色に対するプロテクション」と、書式から外れていた。これを使用する3枚目のカード、強き者の優位/Favor of the Mightyでは書式どおりとなっている。
  • 中国語版の訳語は「保護」。「反黒保護(プロテクション(黒))」など、日本語としてもそのまま読める形で表現される。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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