今わの際/Last Breath
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2013年11月16日 (土) 21:51時点における版
剣を鍬に/Swords to Plowsharesの調整版。本家と同じ対象指定除去で直接追放できるのはよいのだが、対象がパワー2以下と非常に限られている。
一見使いどころが無さそうに見えるが、初出時は冥界のスピリット/Nether Spiritや果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroといった何度でも蘇るパワーが2以下のクリーチャーが幅を利かせていたため、それらへのピンポイント対策でも十分に使えたのである。またプレーンシフト参入後は、標的として翻弄する魔道士/Meddling Mageが増え、出番がさらに増えた。
再録されたシャドウムーア後の環境においても、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower、傲慢な完全者/Imperious Perfect、熟考漂い/Mulldrifter、裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate、誘惑蒔き/Sower of Temptationなど優秀なパワー2以下のクリーチャーが多かったことから、それらへの対策として使われることもあった。上記のカードを使うデッキでは、不敬の命令/Profane Command、その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin、目覚ましヒバリ/Reveillarkなどのリアニメイト手段を備えているため、追放が効果的に機能するのも大きな利点。ただし同時期の白には、同じく墓地へ行かない単体除去である糾弾/Condemnや忘却の輪/Oblivion Ringなどがあるため、汎用性の面で勝るそちらが優先されることが多かった。
テーロスで再録された際は、通常の除去ではトークンを残してしまう復活の声/Voice of Resurgenceのほか、墓地から戻ってくるチャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenixやソーサリー除去では対処しづらい変わり谷/Mutavaultなどにも有効であることからしばしば使われている。同時期の白の除去には天界のほとばしり/Celestial Flareや異端の輝き/Glare of Heresyなども存在するため、メタゲームによって使い分けられている。
- 今わの際とは、死にぎわという意味。
- 最後の喘ぎ/Last Gaspと英語名が似通っている。
フレイバー・テキスト
形あるものは、いずれ塵へと帰る。中にはそれに必要な時間が多少短いものもある。(出典:テーロス)