ワールドゴージャー
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− | '''ワールドゴージャー'''(''Worldgorger'')は、[[ヴィンテージ]]に存在する、[[ナイトメア]][[能力]]を利用した[[無限コンボ]][[デッキ]]。デッキ名は[[キーカード]]である[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]の[[カード名]] | + | '''ワールドゴージャー'''(''Worldgorger'')は、[[ヴィンテージ]]に存在する、[[ナイトメア]][[能力]]を利用した[[無限コンボ]][[デッキ]]。デッキ名は[[キーカード]]である[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]の[[カード名]]から。[[2015年]]1月23日の[[禁止カード|禁止]]解除によって[[レガシー]]でも組むことが可能になった。 |
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*このデッキの登場により、世界喰らいのドラゴンは[[ヴィンテージ]]における[[ドラゴン]]の代名詞に。同[[環境]]で"Dragon Deck"と言った場合も大体これである。 | *このデッキの登場により、世界喰らいのドラゴンは[[ヴィンテージ]]における[[ドラゴン]]の代名詞に。同[[環境]]で"Dragon Deck"と言った場合も大体これである。 | ||
− | *登場当時は[[1ターンキル]]率が20%を優に超えると言われ、それでなくとも2、3[[ターン]]以内に安定してコンボを成立させることが可能であったため、のちに[[納墓/Entomb]]が[[制限カード|制限]] | + | *登場当時は[[1ターンキル]]率が20%を優に超えると言われ、それでなくとも2、3[[ターン]]以内に安定してコンボを成立させることが可能であったため、のちに[[納墓/Entomb]]が[[制限カード|制限]]されて弱体化することとなった。しかし、[[2009年]]7月1日より納墓が制限解除となったため、現在では登場当時のようなタイプのデッキを使用することが可能となっている。ちなみに[[#サンプルレシピ|サンプルレシピにあるタイプ]]は納墓が制限されていた時期に考案されたものである。 |
*対策は[[次元の狭間/Planar Void]]で、といきたいところだが、次元の狭間は[[誘発型能力]]のため場合によってはコンボを防ぎきれないこともある。後世に登場した[[虚空の力線/Leyline of the Void]]なら確実。 | *対策は[[次元の狭間/Planar Void]]で、といきたいところだが、次元の狭間は[[誘発型能力]]のため場合によってはコンボを防ぎきれないこともある。後世に登場した[[虚空の力線/Leyline of the Void]]なら確実。 | ||
**次元の狭間の場合、ワールドゴージャー側は[[インスタントメント]]であるネクロマンシーを使い、コンボを対戦相手のターンに実行すればコンボを成立させられる。世界喰らいのドラゴンが戦場から墓地に置かれる際、世界喰らいのドラゴンと次元の狭間の誘発型能力が両方誘発するものの、次元の狭間のコントローラーのターン中であれば誘発型能力は次元の狭間→世界喰らいのドラゴンの順に[[スタック]]に積まれるので({{CR|603.3b}})、世界喰らいのドラゴンの誘発型能力を先に[[解決]]できることになる。 | **次元の狭間の場合、ワールドゴージャー側は[[インスタントメント]]であるネクロマンシーを使い、コンボを対戦相手のターンに実行すればコンボを成立させられる。世界喰らいのドラゴンが戦場から墓地に置かれる際、世界喰らいのドラゴンと次元の狭間の誘発型能力が両方誘発するものの、次元の狭間のコントローラーのターン中であれば誘発型能力は次元の狭間→世界喰らいのドラゴンの順に[[スタック]]に積まれるので({{CR|603.3b}})、世界喰らいのドラゴンの誘発型能力を先に[[解決]]できることになる。 | ||
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||2||[[聖なる場/Sacred Ground]] | ||2||[[聖なる場/Sacred Ground]] | ||
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|1||[[太陽の指輪/Sol Ring]]|||| | |1||[[太陽の指輪/Sol Ring]]|||| | ||
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− | |1||[[Mana Crypt]]|||| | + | |1||[[魔力の墓所/Mana Crypt]]|||| |
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (17) | !colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (17) |
2016年5月28日 (土) 19:36時点における版
ワールドゴージャー(Worldgorger)は、ヴィンテージに存在する、ナイトメア能力を利用した無限コンボデッキ。デッキ名はキーカードである世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonのカード名から。2015年1月23日の禁止解除によってレガシーでも組むことが可能になった。
概要
クリーチャー — ナイトメア(Nightmare) ドラゴン(Dragon)
飛行、トランプル
世界喰らいのドラゴンが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のパーマネントをすべて追放する。
世界喰らいのドラゴンが戦場を離れたとき、世界喰らいのドラゴンが追放したカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、動く死体をそれにつける。動く死体が戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
(3):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
1/3何らかの手段で世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonを墓地へ落とした後、動く死体/Animate Dead(ネクロマンシー/NecromancyやDance of the Deadでも同様)で世界喰らいのドラゴンを戦場に戻す。すると、以下の無限ループが成立する。
- 世界喰らいのドラゴンのCIP能力により動く死体が追放される。
- 動く死体が戦場を離れたことにより、世界喰らいのドラゴンが生け贄に捧げられ、墓地に落ちる。
- 世界喰らいのドラゴンが戦場を離れたときの誘発型能力によって、動く死体が戦場に戻る。対象には再度世界喰らいのドラゴンを指定し、再び1に戻る。
追放されたカードが戻ってくる場合、全てのカードはアンタップ状態で戻ってくる。そうして戦場に出た土地やマナ・アーティファクトをタップしマナを出すことを繰り返すことで、無限マナを生み出せる。後はそのマナを使って天才のひらめき/Stroke of Geniusなどでゲームを決めればよい。
エンドカードには、ラクァタス大使/Ambassador Laquatusなどのクリーチャーを用いる場合もある。事前に墓地へ落としておいて、十分マナを出したところで動く死体で世界喰らいのドラゴンの代わりに戦場に戻し、膨大なマナで勝利する。天才のひらめきを使うより妨害されづらく安全だが、ドローにも使えるという利点がない分一長一短。
- このデッキの登場により、世界喰らいのドラゴンはヴィンテージにおけるドラゴンの代名詞に。同環境で"Dragon Deck"と言った場合も大体これである。
- 登場当時は1ターンキル率が20%を優に超えると言われ、それでなくとも2、3ターン以内に安定してコンボを成立させることが可能であったため、のちに納墓/Entombが制限されて弱体化することとなった。しかし、2009年7月1日より納墓が制限解除となったため、現在では登場当時のようなタイプのデッキを使用することが可能となっている。ちなみにサンプルレシピにあるタイプは納墓が制限されていた時期に考案されたものである。
- 対策は次元の狭間/Planar Voidで、といきたいところだが、次元の狭間は誘発型能力のため場合によってはコンボを防ぎきれないこともある。後世に登場した虚空の力線/Leyline of the Voidなら確実。
サンプルレシピ
- 備考
- ヴィンテージ選手権05 ベスト4 (参考)
- 使用者:Simon Hale
- フォーマット
- 納墓/Entombが制限されていた頃のタイプ。無限マナの使い道はシヴのヘルカイト/Shivan Hellkite。
- Bazaar of Baghdadはキーカードを探しつつ、世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonやゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobを墓地に叩き込んでくれる。コンボ始動後はフィニッシャーも探せるため、このカードのおかげでデッキの安定性がかなり上がっている。
- 世界喰らいのドラゴン以外にもファッティが投入されているため、状況次第では単にリアニメイトで戦うことも。