逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifter
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
5行: | 5行: | ||
[[能力]]が対戦相手に依存しているために使いにくい。それに、このクリーチャーが能力を得たということは、既に同じ能力持ちクリーチャーを相手が持っているということだから、良くても互角にしかならない。[[プロテクション]]などは、同じものを貰っても役に立たないことが多いだろう。 | [[能力]]が対戦相手に依存しているために使いにくい。それに、このクリーチャーが能力を得たということは、既に同じ能力持ちクリーチャーを相手が持っているということだから、良くても互角にしかならない。[[プロテクション]]などは、同じものを貰っても役に立たないことが多いだろう。 | ||
− | *当時は「『逃亡した多相の戦士』という[[名前]]ではない」という部分が無いと、両方の[[プレイヤー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合妙なことが起きていた。例えば、双方が1体ずつ逃亡した多相の戦士をコントロールして他にクリーチャーがいない時、どちらかが[[飛行]]持ちクリーチャーを[[戦場に出す|戦場に出して]]すぐ[[戦場]]から離れさせたとする。そうすると、もう飛行持ちクリーチャーはいないのに、逃亡した多相の戦士は両方とも飛行を持ち続けてしまう。当時のルール上は問題ないがあまりに不自然なので、現在の[[ルール・テキスト]]になっている。この辺りの話は、[[カードを作るのは君だ!]]の第2回関連のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr78 You Make The Card, Too]」([http://abomination.jp/empire/Misc/make_too.shtml 邦訳])中の「Mechanic #7(メカニズム第7案)」も参照。 | + | *当時は「『逃亡した多相の戦士』という[[名前]]ではない」という部分が無いと、両方の[[プレイヤー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合妙なことが起きていた。例えば、双方が1体ずつ逃亡した多相の戦士をコントロールして他にクリーチャーがいない時、どちらかが[[飛行]]持ちクリーチャーを[[戦場に出す|戦場に出して]]すぐ[[戦場]]から離れさせたとする。そうすると、もう飛行持ちクリーチャーはいないのに、逃亡した多相の戦士は両方とも飛行を持ち続けてしまう。当時のルール上は問題ないがあまりに不自然なので、現在の[[ルール文章|ルール・テキスト]]になっている。この辺りの話は、[[カードを作るのは君だ!]]の第2回関連のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr78 You Make The Card, Too]」([http://abomination.jp/empire/Misc/make_too.shtml 邦訳])中の「Mechanic #7(メカニズム第7案)」も参照。 |
− | **現在のルールでは印刷時のテキストであっても、戦場に該当する[[キーワード能力]] | + | **現在のルールでは印刷時のテキストであっても、戦場に該当する[[キーワード能力]]を持ったクリーチャーがいないなら、どちらの逃亡した多相の戦士もその能力を得る事は無い。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
他のカードのキーワード能力を参照してそのキーワード能力を得る(あるいは与える)カード。 | 他のカードのキーワード能力を参照してそのキーワード能力を得る(あるいは与える)カード。 | ||
− | *[[ファイレクシアの接続具/Phyrexian Splicer]] | + | *[[ファイレクシアの接続具/Phyrexian Splicer]] - [[アーティファクト]]。飛行、[[先制攻撃]]、[[シャドー]]、[[トランプル]]のどれかをクリーチャーから別のクリーチャーへ移す。([[テンペスト]]) |
− | *[[死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant]] | + | *[[死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant]] - [[アーティファクト・クリーチャー]]。 [[墓地]]のクリーチャー・[[カード]]を[[刻印]]し、それのキーワード能力を持つ。([[ダークスティール]]) |
− | *[[一枚岩の努力/Concerted Effort]] | + | *[[一枚岩の努力/Concerted Effort]] - [[エンチャント]]。自軍クリーチャー1体のキーワード能力を自軍全体に共有。([[ラヴニカ:ギルドの都]]) |
− | *[[石塚の放浪者/Cairn Wanderer]] | + | *[[石塚の放浪者/Cairn Wanderer]] - クリーチャー。墓地のすべてのクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。([[ローウィン]]) |
− | *[[魂剥ぎ/Soulflayer]] | + | *[[魂剥ぎ/Soulflayer]] - クリーチャー。[[探査]]で[[追放]]したクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。([[運命再編]]) |
− | *[[月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal]] | + | *[[月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal]] - クリーチャー。自軍クリーチャー1体のキーワード能力を自軍全体に共有。([[イニストラードを覆う影]]) |
− | *[[捕食の欲動/Animus of Predation]] | + | *[[捕食の欲動/Animus of Predation]] - クリーチャー。[[ドラフト]]能力で追放したクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。([[コンスピラシー:王位争奪]]) |
==参考== | ==参考== |
2017年1月13日 (金) 04:30時点における版
Escaped Shapeshifter / 逃亡した多相の戦士 (3)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
対戦相手1人が《逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifter》という名前でない、飛行を持つクリーチャーを1体でもコントロールしているかぎり、逃亡した多相の戦士は飛行を持つ。先制攻撃、トランプル、いずれかの色に対するプロテクションも同様である。
3/4多相の戦士らしく、他を参照して自身の特性を変えるクリーチャー。対戦相手のクリーチャーが特定のキーワード能力を持っていると同じものを持つことができる。
能力が対戦相手に依存しているために使いにくい。それに、このクリーチャーが能力を得たということは、既に同じ能力持ちクリーチャーを相手が持っているということだから、良くても互角にしかならない。プロテクションなどは、同じものを貰っても役に立たないことが多いだろう。
- 当時は「『逃亡した多相の戦士』という名前ではない」という部分が無いと、両方のプレイヤーがコントロールしている場合妙なことが起きていた。例えば、双方が1体ずつ逃亡した多相の戦士をコントロールして他にクリーチャーがいない時、どちらかが飛行持ちクリーチャーを戦場に出してすぐ戦場から離れさせたとする。そうすると、もう飛行持ちクリーチャーはいないのに、逃亡した多相の戦士は両方とも飛行を持ち続けてしまう。当時のルール上は問題ないがあまりに不自然なので、現在のルール・テキストになっている。この辺りの話は、カードを作るのは君だ!の第2回関連のコラム「You Make The Card, Too」(邦訳)中の「Mechanic #7(メカニズム第7案)」も参照。
- 現在のルールでは印刷時のテキストであっても、戦場に該当するキーワード能力を持ったクリーチャーがいないなら、どちらの逃亡した多相の戦士もその能力を得る事は無い。
関連カード
他のカードのキーワード能力を参照してそのキーワード能力を得る(あるいは与える)カード。
- ファイレクシアの接続具/Phyrexian Splicer - アーティファクト。飛行、先制攻撃、シャドー、トランプルのどれかをクリーチャーから別のクリーチャーへ移す。(テンペスト)
- 死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant - アーティファクト・クリーチャー。 墓地のクリーチャー・カードを刻印し、それのキーワード能力を持つ。(ダークスティール)
- 一枚岩の努力/Concerted Effort - エンチャント。自軍クリーチャー1体のキーワード能力を自軍全体に共有。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 石塚の放浪者/Cairn Wanderer - クリーチャー。墓地のすべてのクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。(ローウィン)
- 魂剥ぎ/Soulflayer - クリーチャー。探査で追放したクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。(運命再編)
- 月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal - クリーチャー。自軍クリーチャー1体のキーワード能力を自軍全体に共有。(イニストラードを覆う影)
- 捕食の欲動/Animus of Predation - クリーチャー。ドラフト能力で追放したクリーチャー・カードのキーワード能力を持つ。(コンスピラシー:王位争奪)