盲従/Blind Obedience
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2018年4月18日 (水) 17:40時点における版
エンチャント
強請(あなたが呪文を1つ唱えるたび、あなたは(白/黒)を支払ってもよい。そうした場合、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたはその点数分のライフを得る。)
あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーは、タップ状態で戦場に出る。
強請を持った軽いエンチャント。土地に影響しない宿命/Kismet系タップイン強制能力も持っている。ラヴニカへの回帰ブロック中唯一の、強請を持つ非クリーチャーのカードである。
タップイン能力は土地を縛れないため、宿命に比べると対戦相手の行動を妨害する能力はだいぶ下がっている。しかしそれでも2ターン目と早い段階から速攻クリーチャーを押し留め、マナ・アーティファクトを1ターン封じることができるのは決して悪い能力ではない。前のめりなデッキではブロッカーを1ターン寝かせる役目も担える。修復の天使/Restoration Angelなどの瞬速持ちブロッカー対策としても有効。
強請の方は、この手のエンチャントにありがちな効かない相手に対してや2枚目以降が腐るという欠点を緩和してくれている。単純に強請のタネとして考えても、2マナシングルシンボルのエンチャントであるこれは場持ちが良く、なるべく長く維持したいという強請の性質とかみ合っており優秀。
強請によるドレインと相手の攻撃速度を抑える能力が非常にかみ合っており、コントロールが速攻クリーチャーを擁するビートダウンの猛攻に耐えることに適したカード。登場時のスタンダードには灰の盲信者/Ash Zealotや地獄乗り/Hellrider、ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat、雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteなどの強力な速攻クリーチャーや魔鍵がかなりの幅をきかせており、有効に働くことも多い。ローテーションでイニストラード・ブロックが落ちた後も霊異種/AEtherlingやエレボスの鞭/Whip of Erebosなどを手軽に弱体化させることができる点が評価されている。どちらかといえばサイドボード向けのカードだが、強請のおかげで完全に腐ることがなく、環境的にも恵まれているので、メタゲーム次第ではメインデッキからの採用も十分検討できる。
リミテッドでもブロッカーの展開を邪魔しながらダメージレースを有利にできる有力なカード。
統率者戦では、環境柄マナ・アーティファクトやマナ・クリーチャーへの依存度が大きい上に、戦闘を介する無限トークン系のコンボを封じることが出来るため採用に値する。強請による自分の無限マナ系コンボにサクり台があれば、フィニッシュになれる点も無駄が無くて良い。