狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolves

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過去の[[ラヴニカ・ブロック]]から長い時を経て出た2枚目のトルシミール。味方の[[狼]]を出すたびに3点[[回復]]しつつ[[格闘]]させる。[[伝説の]][[]][[クリーチャー]][[トークン]]を[[ETB]]で引き連れてくるため、一度は回復/格闘が行える。
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過去の[[ラヴニカ・ブロック]]から長い時を経て出た2枚目のトルシミール。[[狼]][[クリーチャー]][[戦場に出る]]たびに[[ライフ]][[回復]][[格闘]]が行える。この[[カード]]自体が[[ETB]]で狼[[トークン]]を[[生成]]するため、一度は回復/格闘を[[誘発]]させることができる。
  
5[[マナ]]で3/3が2体並び、優位交換ができる場面も多いが、ゲームが決まる性能を求められやすい5マナ圏での[[色拘束]]が濃いカードとしてはやや地味。[[対象]]を取らないと回復もしないので[[ファッティ]]しかいなければ誤算になる事もある。また出すトークンが伝説というのも2枚目以降の扱いづらさに関わる。狼の[[部族 (俗称)|部族]]シナジーも現行[[スタンダード]]では[[群れの声、アーリン/Arlinn, Voice of the Pack]]などささやかなものだが、この点が注視されれば評価が変わる可能性は秘める。特に[[土地]]や[[エンチャント]]で継続的に狼を出せる能力が待望される。
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[[対戦相手]]の[[小型クリーチャー]]を潰しつつ、こちら側は盤面を強化できる[[ボードコントロール]]力に長けた性能を持つ。更地の状態で[[唱える|唱えて]]も3/3クリーチャーが2体出るだけだし、[[タフネス]]4以上のクリーチャーは単体では[[除去]]できないため5[[マナ]][[多色カード]]としてはパフォーマンスにムラがあるものの、横並べ中心の[[ビートダウン (デッキ)|アグロ]][[デッキ]]や大量の[[マナ・クリーチャー]]を用いる[[ランプ]]デッキ、強力な[[システムクリーチャー]]が存在するデッキに対しては非常に効果的な[[カード]]である。そのため[[スタンダード]]では主に[[緑白青コントロール#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|バント・ランプ]]や[[ケシス・コンボ]]、[[食物 (デッキ)|バント・フード]]などの[[サイドボード]]に採用されることが多い。特に[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|赤単アグロ]]に高い耐性を誇り、ライフ回復も含め1枚で劣勢を取り返せることもしばしば。
  
他方、[[リミテッド]]では伝説の扱いづらさもなく大抵[[小型クリーチャー]][[戦場]]にいるものであり、色さえ合致すれば往年の[[スラーグ牙/Thragtusk]]並みの堅実な[[アドバンテージ]][[カード]]として活躍できる。
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[[セット]]の追加のたびに優秀な狼が登場しているのも追い風で、[[基本セット2020]]では[[夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher]][[エルドレインの王権]]では[[意地悪な狼/Wicked Wolf]][[呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsman]]が加わり、デッキ内で[[シナジー]]が生まれることも多くなった。少数だが狼デッキも成立している([https://www.mtggoldfish.com/deck/2432433#arena 参考])。
  
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[[リミテッド]]では[[小型クリーチャー]]の使用率も増えるため、色さえ合致すれば往年の[[スラーグ牙/Thragtusk]]並みの堅実な[[アドバンテージ]][[カード]]として活躍できる。
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*狼が[[戦場に出る|戦場に出た]]時に誘発する格闘[[能力]]は[[対象]]を選ばずに[[解決]]することで回復だけすることが可能。格闘が[[不正な対象]]となって解決できなかった場合は回復することもできない。
 
*当然ながら《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》は[[トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood|《ヴォジャ/Voja》]]ではないので一緒に並べる事もできる。素の[[P/T]]もちょっぴり強くなっている。
 
*当然ながら《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》は[[トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood|《ヴォジャ/Voja》]]ではないので一緒に並べる事もできる。素の[[P/T]]もちょっぴり強くなっている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
{{キャラクターを表すカード/トルシミール・ウルフブラッド}}
 
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===サイクル===
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{{サイクル/灯争大戦のレアの多色カード}}
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[レア]]

2020年6月7日 (日) 23:00時点における最新版


Tolsimir, Friend to Wolves / 狼の友、トルシミール (2)(緑)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)

狼の友、トルシミールが戦場に出たとき、《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》という名前の緑であり白である3/3の伝説の狼(Wolf)クリーチャー・トークンを1体生成する。
狼が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。あなたは3点のライフを得る。その戦場に出たクリーチャーはその対象としたクリーチャーと格闘を行う。

3/3

過去のラヴニカ・ブロックから長い時を経て出た2枚目のトルシミール。クリーチャー戦場に出るたびにライフ回復格闘が行える。このカード自体がETBで狼トークン生成するため、一度は回復/格闘を誘発させることができる。

対戦相手小型クリーチャーを潰しつつ、こちら側は盤面を強化できるボードコントロール力に長けた性能を持つ。更地の状態で唱えても3/3クリーチャーが2体出るだけだし、タフネス4以上のクリーチャーは単体では除去できないため5マナ多色カードとしてはパフォーマンスにムラがあるものの、横並べ中心のアグロデッキや大量のマナ・クリーチャーを用いるランプデッキ、強力なシステムクリーチャーが存在するデッキに対しては非常に効果的なカードである。そのためスタンダードでは主にバント・ランプケシス・コンボバント・フードなどのサイドボードに採用されることが多い。特に赤単アグロに高い耐性を誇り、ライフ回復も含め1枚で劣勢を取り返せることもしばしば。

セットの追加のたびに優秀な狼が登場しているのも追い風で、基本セット2020では夜群れの伏兵/Nightpack Ambusherエルドレインの王権では意地悪な狼/Wicked Wolf呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsmanが加わり、デッキ内でシナジーが生まれることも多くなった。少数だが狼デッキも成立している(参考)。

リミテッドでは小型クリーチャーの使用率も増えるため、色さえ合致すれば往年のスラーグ牙/Thragtusk並みの堅実なアドバンテージカードとして活躍できる。

  • 狼が戦場に出た時に誘発する格闘能力対象を選ばずに解決することで回復だけすることが可能。格闘が不正な対象となって解決できなかった場合は回復することもできない。
  • 当然ながら《エルフの友、ヴォジャ/Voja, Friend to Elves》は《ヴォジャ/Voja》ではないので一緒に並べる事もできる。素のP/Tもちょっぴり強くなっている。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

灯争大戦の、異なる色の色マナ1点と2点の組み合わせをマナ・コストに含む多色レア神話レアからなるサイクル白黒を除く各色の組み合わせにつき1枚ずつ存在し、緑青のみが神話レアとなっている。

[編集] 参考

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