多色
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*プレイヤーが何らかの理由で色を選ぶ場合に、「多色」は選択できない。多色は色ではない。(→{{CR|105.4}}参照) | *プレイヤーが何らかの理由で色を選ぶ場合に、「多色」は選択できない。多色は色ではない。(→{{CR|105.4}}参照) | ||
*多色である[[カード]]は、通常[[マナ・コスト]]に2つ以上の色を含む。 | *多色である[[カード]]は、通常[[マナ・コスト]]に2つ以上の色を含む。 | ||
− | **[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]のように、マナ・コストに含まれる色が1つ以下であっても、[[ | + | **[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]のように、マナ・コストに含まれる色が1つ以下であっても、[[特性定義能力]]により多色であるカードも存在する。 |
− | *多色カードの内枠は基本的に[[金]] | + | *多色カードの内枠は基本的に[[金 (俗称)|金]]色で印刷される({{Gatherer|id=439007|カード画像}})。 |
− | ** | + | **ただし、多色カードの枠が必ずしも金色とは限らない(例:[[分割カード]]や[[混成カード]]。→{{CR|202.2c}}参照)。 |
− | **[[文章欄]] | + | **[[文章欄]]とピンラインは、2色の場合はそれぞれの色を縦に分割しグラデーションにしたもの、3色以上の場合は金で印刷される({{Gatherer|id=439007|2色}}/{{Gatherer|id=452364|3色}})。すなわち、[[多色土地]]と同様である。[[基本でない土地#文章欄等のデザイン]]も参照。 |
− | ***この様式になったのは[[ラヴニカ・ブロック]] | + | ***この様式になったのは[[ラヴニカ・ブロック]]以降。それ以前の唯一の[[新枠]]の多色カードである[[一なる否命/Iname as One]]は、2色であったが文章欄も金で印刷されていた({{Gatherer|id=74618|画像}})。 |
*多色は[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]における色5種類([[白]]、[[青]]、[[黒]]、[[赤]]、[[緑]])の組み合わせで合計26種ある(→詳細は[[色の組み合わせ]]参照)。 | *多色は[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]における色5種類([[白]]、[[青]]、[[黒]]、[[赤]]、[[緑]])の組み合わせで合計26種ある(→詳細は[[色の組み合わせ]]参照)。 | ||
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*複数の色で構成された[[デッキ]]や[[コンボ]]などを「多色デッキ」「多色コンボ」などという(→[[多色デッキ]]参照) | *複数の色で構成された[[デッキ]]や[[コンボ]]などを「多色デッキ」「多色コンボ」などという(→[[多色デッキ]]参照) | ||
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− | *カードの背景が金色であることから「金」「ゴールド」「Gold」とも呼ばれる(→[[金]]参照) | + | *カードの背景が金色であることから「金」「ゴールド」「Gold」とも呼ばれる(→[[金 (俗称)|金]]参照) |
*多色が推奨されたり、支配的である[[環境]]を「多色環境」。デッキや環境に多色が増えることを「デッキや環境の多色化」と表現することもある。 | *多色が推奨されたり、支配的である[[環境]]を「多色環境」。デッキや環境に多色が増えることを「デッキや環境の多色化」と表現することもある。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
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2021年2月19日 (金) 15:44時点における最新版
多色は複数の色に関するルール用語。あるいは複数の色に関する俗的な表現のこと。インベイジョン・ブロック、ラヴニカ・ブロック、アラーラの断片ブロック、タルキール覇王譚ブロックなど、様々なカード・セットで主テーマとして扱われている。以下では、多色についてルール用語と俗的表現に分けて解説する。
目次 |
[編集] ルール用語としての多色
多色/Multicoloredとは、オブジェクトが複数の色を持っていることを示す用語(→CR:105.2b参照)。
- 多色である場合、それは有色でもある。
- プレイヤーが何らかの理由で色を選ぶ場合に、「多色」は選択できない。多色は色ではない。(→CR:105.4参照)
- 多色であるカードは、通常マナ・コストに2つ以上の色を含む。
- ギルド渡りの急使/Transguild Courierのように、マナ・コストに含まれる色が1つ以下であっても、特性定義能力により多色であるカードも存在する。
- 多色カードの内枠は基本的に金色で印刷される(カード画像)。
- 多色はマジックにおける色5種類(白、青、黒、赤、緑)の組み合わせで合計26種ある(→詳細は色の組み合わせ参照)。
[編集] 俗的表現としての多色
多色という言葉は、ルール用語とは別に、俗に「複数の色に関連する」といった意味合いで用いられている。ルール用語は「多色/Multicolored」が正式であるが、俗的表現としては他に「Multicolor」「Multi-color」「マルチカラー」などとも表記・呼称される。
- 複数の色で構成されたデッキやコンボなどを「多色デッキ」「多色コンボ」などという(→多色デッキ参照)
- 複数の色を出す土地を「多色土地」という(→多色土地参照)
- カードの背景が金色であることから「金」「ゴールド」「Gold」とも呼ばれる(→金参照)
- 多色が推奨されたり、支配的である環境を「多色環境」。デッキや環境に多色が増えることを「デッキや環境の多色化」と表現することもある。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 105 色
- 105.1 マジックでいう色とは、「白/White」「青/Blue」「黒/Black」「赤/Red」「緑/Green」である。
- 105.2 オブジェクトは、上記の5つの色のうち1つ以上の色であることも、無色であることもありうる。オブジェクトの色は、カードの枠の色とは関係なく、マナ・コストに含まれるマナ・シンボルの色である。オブジェクトの色は、色指標や特性定義能力によって定義されることもある。rule 202.2 参照。
- 105.3 効果によってオブジェクトの色が変わったり、無色のオブジェクトが色を得たりすることがある。効果によってオブジェクトが新しい色を得る場合、(効果にそれ(またはこれ)の他の色「に加えて/in addition to」と書かれていない限り)新しい色でそれまでの色を置き換える。効果によって、色を持つオブジェクトが無色 になることもある。
- 105.4 プレイヤーが色を選ぶ場合、上記の5色の中から選ばなければならない。「多色/multicolored」や「無色/colorless」は色ではない。
- 105.5 効果が「色2色の組/color pair」を参照する場合、それは5色のうちちょうど2色を意味する。色の組み合わせは10組存在し、白青、白黒、青黒、青赤、黒赤、黒緑、赤緑、赤白、緑白、緑青である。
- 105 色
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |