狡知/Guile
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(5人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
+ | {{Otheruses|[[ローウィン]]初出の[[クリーチャー]]・[[カード]]|同じ日本語名の[[構築済みデッキ]]|迅速vs狡知}} | ||
{{#card:Guile}} | {{#card:Guile}} | ||
− | [[ローウィン]]の[[青]]の[[エレメンタル]]・[[インカーネーション]]。 | + | [[ローウィン]]の[[青]]の[[エレメンタル]]・[[インカーネーション]]。[[打ち消す|打ち消された]][[呪文]]を奪い取ることができる。 |
− | [[サイクル#カード群|サイクル]]共通の[[ライブラリー]]に[[戻す|戻る]][[能力]]は[[リアニメイト]] | + | [[サイクル#カード群|サイクル]]共通の[[ライブラリー]]に[[戻す|戻る]][[能力]]は[[リアニメイト]]しづらいためマイナスになることが多いが、登場時の[[スタンダード]][[環境]]には[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]と[[神秘の指導/Mystical Teachings]]が存在するので、[[サーチ]]して再利用しやすいというメリットにもなり得る。とりわけこれは、上記の2枚と[[色]]があっているので、メリットとしての面が目立っている。 |
− | [[青単コントロール | + | [[青単コントロール/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|青単コントロール]]において[[メインデッキ]]から起用されることがあり、同[[デッキ]]はこれの[[カード名|英語名]]から「青単ガイル」などとも呼ばれている。 |
− | * | + | *[[鳩散らし/Dovescape]]を[[コントロール]]していれば、誰かが非[[クリーチャー]]呪文を[[唱える|唱えた]]時に[[無限トークン]]が可能。 |
− | ** | + | *ローウィン収録版の日本語版[[カード]]では[[カード名]]が「狡'''猾'''」と印刷されている({{Gatherer|id=156074|画像}})が、過去に同名カードの[[狡猾/Cunning]]が存在していたため変更された。正しくは「狡'''知'''」である。紛らわしいため英語名の「ガイル」で呼ばれることもある。 |
− | *2番目の能力は「[[打ち消す]]」ことそのものを[[置換効果|置換]] | + | **変更後に発売された[[ジェイスvsチャンドラ]]や[[モダンマスターズ2015]]に収録された物は正しく印刷されている。 |
− | **例えば[[差し戻し/Remand]] | + | *この手のサイクルで青が持つのは[[飛行]]と相場が決まっているのだが、これの場合は「3体以上のクリーチャーによってしか[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されない」という強化版[[威迫]]のような能力を持つ。飛行は代わりに、[[白]]の[[清純/Purity]]に与えられている。 |
− | ** | + | ==ルール== |
+ | *2番目の能力は「[[打ち消す]]」ことそのものを[[置換効果|置換]]するため、打ち消しは実行されたことにならない。打ち消す以外の部分はそのまま実行されるが、[[ルール文章]]によってはその部分も実行不能となり無視される場合がある。 | ||
+ | **例えば[[差し戻し/Remand]]を使った場合、[[キャントリップ]]で[[カード]]を1枚[[引く]]部分はそのまま実行される。しかし手札に戻す部分は「それをオーナーの墓地に置く」という[[イベント]]が(実際には[[追放]]されているため)存在しなくなっており無視される。 | ||
+ | **「[[打ち消されない]]」呪文は「打ち消す」ことができないため、この置換自体行われない。 | ||
*挙動は[[呪文乗っ取り/Spelljack]]に近いが、打ち消した呪文を任意のタイミングで[[唱える]]ことはできない。「打ち消した呪文を追放したままにする」か、「打ち消した呪文をこの[[解決]]中に唱える」という2択になる。 | *挙動は[[呪文乗っ取り/Spelljack]]に近いが、打ち消した呪文を任意のタイミングで[[唱える]]ことはできない。「打ち消した呪文を追放したままにする」か、「打ち消した呪文をこの[[解決]]中に唱える」という2択になる。 | ||
− | ** | + | **唱える時に[[マナ・コスト]]を[[支払う|支払え]]ないので、マナ・コストに[[X]]を含む呪文はX=0となる。打ち消した呪文がXを何にしていたかは参照できない。 |
− | + | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
21行: | 24行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2022年4月3日 (日) 20:28時点における最新版
Guile / 狡知 (3)(青)(青)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) インカーネーション(Incarnation)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) インカーネーション(Incarnation)
狡知は、3体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
あなたがコントロールする呪文や能力が呪文を打ち消す場合、代わりにその呪文を追放し、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
狡知がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、これをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
ローウィンの青のエレメンタル・インカーネーション。打ち消された呪文を奪い取ることができる。
サイクル共通のライブラリーに戻る能力はリアニメイトしづらいためマイナスになることが多いが、登場時のスタンダード環境にはザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirと神秘の指導/Mystical Teachingsが存在するので、サーチして再利用しやすいというメリットにもなり得る。とりわけこれは、上記の2枚と色があっているので、メリットとしての面が目立っている。
青単コントロールにおいてメインデッキから起用されることがあり、同デッキはこれの英語名から「青単ガイル」などとも呼ばれている。
- 鳩散らし/Dovescapeをコントロールしていれば、誰かが非クリーチャー呪文を唱えた時に無限トークンが可能。
- ローウィン収録版の日本語版カードではカード名が「狡猾」と印刷されている(画像)が、過去に同名カードの狡猾/Cunningが存在していたため変更された。正しくは「狡知」である。紛らわしいため英語名の「ガイル」で呼ばれることもある。
- 変更後に発売されたジェイスvsチャンドラやモダンマスターズ2015に収録された物は正しく印刷されている。
- この手のサイクルで青が持つのは飛行と相場が決まっているのだが、これの場合は「3体以上のクリーチャーによってしかブロックされない」という強化版威迫のような能力を持つ。飛行は代わりに、白の清純/Purityに与えられている。
[編集] ルール
- 2番目の能力は「打ち消す」ことそのものを置換するため、打ち消しは実行されたことにならない。打ち消す以外の部分はそのまま実行されるが、ルール文章によってはその部分も実行不能となり無視される場合がある。
- 挙動は呪文乗っ取り/Spelljackに近いが、打ち消した呪文を任意のタイミングで唱えることはできない。「打ち消した呪文を追放したままにする」か、「打ち消した呪文をこの解決中に唱える」という2択になる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ローウィンのエレメンタル・インカーネーションサイクル。トリプルシンボルの6マナ6/6クリーチャーで、墓地に置かれるとライブラリーに戻る。
- 清純/Purity
- 狡知/Guile
- 戦慄/Dread
- 敵愾/Hostility
- 活力/Vigor