秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets

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[[ディミーア家/House Dimir|ディミーア家]]の当主、[[吸血鬼]]ザデックを[[カード]]化したもの。出すまでに時間がかかるが、[[黒]]なので[[除去]]されにくく、[[飛行]]があるので[[攻撃]]も通りやすい。
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[[ディミーア家/House Dimir|ディミーア家]]の当主、[[吸血鬼/Vampire|吸血鬼]][[ザデック/Szadek]][[カード]]化したもの。[[戦闘ダメージ]]を与える代わりに[[ライブラリー破壊]]を行う。
  
これの目玉は攻撃によって[[ライフ]]を削る代わりに[[ライブラリー破壊]]を行うこと。攻撃が通るたびに削る[[ライブラリー]]の枚数は倍々に増えていき、5,10,20,40枚と削ったあたりで[[ライブラリーアウト]]となる。[[リミテッド]]なら3回通せば相手のライブラリーは空になるだろう。[[バベル]]など[[タワーデッキ]]が相手になるとやはり若干厳しいが、それでも6回の攻撃で315枚。倍々ゲームの前ではいずれにせよ時間の問題である。
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[[攻撃]]によって[[防御プレイヤー]]の[[ライフ]]ではなく[[ライブラリー]]を[[削る]]という変わった[[能力]]が特徴的。攻撃が[[通し|通る]]たびに[[サイズ]]が倍に[[強化]]され、それに伴って削る枚数も5,10,20,40と倍に増えていく。[[リミテッド]]ならば3回、[[構築]]でもほとんどの[[デッキ]]は4回通れば[[ライブラリーアウト]]だろう。[[バベル]]など[[タワーデッキ]]に対しては若干厳しいが、それでも6回で合計315枚も削ることができるので、他のライブラリー破壊手段と比べれば削りきれる可能性は十分にある。
  
単純に[[サイズ]]そのものが大きくなるため、1回でも攻撃を通してしまったが最後、[[致死ダメージ]]や弱体化によって除去することもまず不可能になる。[[パワー]]もクリーチャー戦ではしっかり役立ってくれるので、[[切除するもの/Scalpelexis]]のように低いままよりはよい。
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1度でも攻撃を通してしまえば[[ダメージ]]やマイナス[[修整]]によって除去することも難しくなる。[[飛行]]によって攻撃も通しやすいため、[[マナ・コスト]]は[[重い]]が、動き出せば強力な[[クリーチャー]]。
  
とはいえ、普通の[[デッキ]]なら普通の[[ファッティ]]で十分。ライブラリー60枚を相手の通常ドローとこれのみで削り切るには通常これに40〜50枚程度を負担して貰う必要があるため、最低4回の攻撃が必要だということになる。となると、パワー5程度のクリーチャーで攻撃しても必要な攻撃回数は同じなのだ。
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しかし、ザデックと[[対戦相手]]の[[引く|ドロー]]によってライブラリー60枚を削りきろうとすると、最低4回の攻撃が必要になるのがいまいち。4回の攻撃が必要ならば、結局[[パワー]]5の普通のクリーチャーでライフを攻めても同じなので、もう少し[[軽い]][[ファッティ]]で十分ということになってしまう。[[恐怖/Terror]]系[[除去]]のない[[ラヴニカ・ブロック]]においては[[黒]]であることがあまり[[除去耐性]]にならないのも逆風である。
  
瀕死の相手にとどめを刺せなかったり、相手の[[墓地]]を[[肥やす]]ことになってしまうといった点もマイナス。特に相手が[[スーサイド]]系カードを使う場合、ライフ減少のデメリットを帳消しにしてしまう点が痛い。また、[[ラヴニカ・ブロック]]においては黒であることがあまり除去耐性になっていないのも逆風である。
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[[墓地]]利用をするデッキには逆に助けになってしまったり、[[スーサイド]]系のデッキには[[ライフロス]]のデメリットを帳消しにしてしまったりという弱点もある。一方で防御手段としてライフ[[回復]]に頼るデッキに対しては他のファッティより有効になりやすいという利点はあるため、その点を評価できるようならば採用に値する。また、[[多人数戦]]で複数の[[対戦相手]]がいるならば、攻撃するたびにサイズが強化されるメリットがより際立つため、2人対戦よりも強力なクリーチャーとなる。
 
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逆に利点としてはライブラリー破壊それ自体のメリットを持ち、クリーチャーなので[[リアニメイト]]なども可能である。また攻撃を重ねるごとに強くなるため、[[多人数戦]]で複数の[[プレイヤー]]を相手にする場合は他の[[大型クリーチャー]]よりも強力な存在となるだろう。
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*きちんと[[トーナメント]]で使用する場合、大量の[[カウンター (目印)|カウンター]]を用意する必要がある。[[+1/+1カウンター]]をカードの上に何十という単位で置く必要があるため、置き方にも工夫が必要。例えば普通と色違いのカウンターを用意し、10個分として使用するなど。
 
*きちんと[[トーナメント]]で使用する場合、大量の[[カウンター (目印)|カウンター]]を用意する必要がある。[[+1/+1カウンター]]をカードの上に何十という単位で置く必要があるため、置き方にも工夫が必要。例えば普通と色違いのカウンターを用意し、10個分として使用するなど。
*[[戦闘ダメージ]][[スタック]]に積んだ状態で場を離れた場合、[[置換効果]]は(これが場にないので)適用されず、[[ダメージ]]は通常通り与えられる。
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*戦闘ダメージの[[割り振る|割り振り]][[スタック]]に積まれた頃は、割り振った後にザデックを[[戦場を離れる|戦場から離れ]]させて大ダメージを与えるというテクニックがあった。ザデックが[[戦場]]にいなければ[[置換効果]]が働かないため、戦闘ダメージが通常通り与えられた。
 
**例として、3回目の攻撃時に上記手順を踏むと20ダメージ。[[投げ飛ばし/Fling]]を使えば、2回目の攻撃(10/10)時に相手を即死させることも可能。
 
**例として、3回目の攻撃時に上記手順を踏むと20ダメージ。[[投げ飛ばし/Fling]]を使えば、2回目の攻撃(10/10)時に相手を即死させることも可能。
 
*[[倍増の季節/Doubling Season]]を使えば5,15,45,135。どう見ても[[オーバーキル]]。
 
*[[倍増の季節/Doubling Season]]を使えば5,15,45,135。どう見ても[[オーバーキル]]。
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*[[ラヴニカ:ギルドの都]]の他の指導者[[サイクル]]は8[[マナ]]であるが、これだけ7マナである。
 
*[[ラヴニカ:ギルドの都]]の他の指導者[[サイクル]]は8[[マナ]]であるが、これだけ7マナである。
 
*ディミーアの創始者(=[[パルンズ/Paruns|パルンズ]])であるとされている。ただし、[[人間]]の[[屍術師/Necromancer]]がパルンズであるという説もある。
 
*ディミーアの創始者(=[[パルンズ/Paruns|パルンズ]])であるとされている。ただし、[[人間]]の[[屍術師/Necromancer]]がパルンズであるという説もある。
*{{日本語画像|Szadek, Lord of Secrets|顔付き}}が非常に怪しい。白目?
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*{{Gatherer|id=247390|顔付き}}が非常に怪しい。白目?
  
 
==関連カード==
 
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==参考==
 
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*[[ディミーア家/House Dimir]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ディミーア家/House Dimir]]([[背景世界/ストーリー用語]])
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*[[ザデック/Szadek]](背景世界/ストーリー用語)
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*[[ライブラリー破壊カード]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]]

2022年6月15日 (水) 13:38時点における最新版


Szadek, Lord of Secrets / 秘密の王、ザデック (3)(青)(青)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

飛行
秘密の王、ザデックがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるなら、代わりに同じ数の+1/+1カウンターを秘密の王、ザデックの上に置くとともに、そのプレイヤーはカードを同じ枚数だけ切削する。

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ディミーア家の当主、吸血鬼ザデック/Szadekカード化したもの。戦闘ダメージを与える代わりにライブラリー破壊を行う。

攻撃によって防御プレイヤーライフではなくライブラリー削るという変わった能力が特徴的。攻撃が通るたびにサイズが倍に強化され、それに伴って削る枚数も5,10,20,40と倍に増えていく。リミテッドならば3回、構築でもほとんどのデッキは4回通ればライブラリーアウトだろう。バベルなどタワーデッキに対しては若干厳しいが、それでも6回で合計315枚も削ることができるので、他のライブラリー破壊手段と比べれば削りきれる可能性は十分にある。

1度でも攻撃を通してしまえばダメージやマイナス修整によって除去することも難しくなる。飛行によって攻撃も通しやすいため、マナ・コスト重いが、動き出せば強力なクリーチャー

しかし、ザデックと対戦相手ドローによってライブラリー60枚を削りきろうとすると、最低4回の攻撃が必要になるのがいまいち。4回の攻撃が必要ならば、結局パワー5の普通のクリーチャーでライフを攻めても同じなので、もう少し軽いファッティで十分ということになってしまう。恐怖/Terror除去のないラヴニカ・ブロックにおいてはであることがあまり除去耐性にならないのも逆風である。

墓地利用をするデッキには逆に助けになってしまったり、スーサイド系のデッキにはライフロスのデメリットを帳消しにしてしまったりという弱点もある。一方で防御手段としてライフ回復に頼るデッキに対しては他のファッティより有効になりやすいという利点はあるため、その点を評価できるようならば採用に値する。また、多人数戦で複数の対戦相手がいるならば、攻撃するたびにサイズが強化されるメリットがより際立つため、2人対戦よりも強力なクリーチャーとなる。

  • きちんとトーナメントで使用する場合、大量のカウンターを用意する必要がある。+1/+1カウンターをカードの上に何十という単位で置く必要があるため、置き方にも工夫が必要。例えば普通と色違いのカウンターを用意し、10個分として使用するなど。
  • 戦闘ダメージの割り振りスタックに積まれた頃は、割り振った後にザデックを戦場から離れさせて大ダメージを与えるというテクニックがあった。ザデックが戦場にいなければ置換効果が働かないため、戦闘ダメージが通常通り与えられた。
    • 例として、3回目の攻撃時に上記手順を踏むと20ダメージ。投げ飛ばし/Flingを使えば、2回目の攻撃(10/10)時に相手を即死させることも可能。
  • 倍増の季節/Doubling Seasonを使えば5,15,45,135。どう見てもオーバーキル
    • 環境的に難しいが、二段攻撃を与えてもかなり速い(15(5+10),60(20+40),240(80+160),960(320+640))。二段どころか順に4倍されていき、言うなれば通常のザデックの4倍以上の速さである。
  • ラヴニカ:ギルドの都の他の指導者サイクルは8マナであるが、これだけ7マナである。
  • ディミーアの創始者(=パルンズ)であるとされている。ただし、人間屍術師/Necromancerがパルンズであるという説もある。
  • 顔付きが非常に怪しい。白目?

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ラヴニカ・ブロックの、ギルドマナを2つずつ含む伝説のクリーチャーサイクル。ギルド指導者(Guild Leader)サイクルとも呼ばれ、その多くはギルドで指導者的な役割を担っている。

[編集] 参考

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