時空錨/The Temporal Anchor
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[[打ち消す|打ち消し]]など[[対戦相手]]のターンで使いたいカードは[[ライブラリーの一番上]]に残し、そうでない[[カード]]はライブラリーの一番下に送ることでプレイ制限の影響を弱めながら[[カード・アドバンテージ]]を稼いでいくことができる。6[[マナ]]が出る局面なら[[土地]]を[[手札]]に複数抱えたいことは稀なので、毎ターン手札を失わず土地をプレイ+αのアーティファクトとも見なせるだろう。 | [[打ち消す|打ち消し]]など[[対戦相手]]のターンで使いたいカードは[[ライブラリーの一番上]]に残し、そうでない[[カード]]はライブラリーの一番下に送ることでプレイ制限の影響を弱めながら[[カード・アドバンテージ]]を稼いでいくことができる。6[[マナ]]が出る局面なら[[土地]]を[[手札]]に複数抱えたいことは稀なので、毎ターン手札を失わず土地をプレイ+αのアーティファクトとも見なせるだろう。 | ||
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6マナ払って盤面に直接影響を及ぼさない、中盤以降に占術で下に送るのは元々不要札であることも多い、[[インスタント・タイミング]]の動きを重視する[[青]]の低速とは噛み合いが悪い、[[シナジー]]が占術限定で[[スタンダード]]におけるトーナメントレベルの占術がアグロ向けの[[新ベナリアの守護者/Guardian of New Benalia]]などごくわずか、と[[構築]]においては不遇の[[環境]]。[[リミテッド]]なら[[パワーストーン]]から[[唱える|唱えられる]]が、[[トリプルシンボル]]である点やこのカード自体は決定力を持たない点などは勘案したい。 | 6マナ払って盤面に直接影響を及ぼさない、中盤以降に占術で下に送るのは元々不要札であることも多い、[[インスタント・タイミング]]の動きを重視する[[青]]の低速とは噛み合いが悪い、[[シナジー]]が占術限定で[[スタンダード]]におけるトーナメントレベルの占術がアグロ向けの[[新ベナリアの守護者/Guardian of New Benalia]]などごくわずか、と[[構築]]においては不遇の[[環境]]。[[リミテッド]]なら[[パワーストーン]]から[[唱える|唱えられる]]が、[[トリプルシンボル]]である点やこのカード自体は決定力を持たない点などは勘案したい。 | ||
− | *[[兄弟戦争]]で唯一の[[有色アーティファクト]]。 | + | *[[兄弟戦争]]で唯一の[[有色アーティファクト]]。[[Mark Rosewater]]は兄弟戦争のデザイン時に「アーティファクトの[[マナ・コスト]]に[[色マナ]]が含まれないように注意した」<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036565/ こぼれ話:『兄弟戦争』]([[Making Magic -マジック開発秘話-]]2022年1月12日[[Mark Rosewater]]著)</ref>と述べており、これが例外であるのは[[兄弟戦争/Brothers' War]]とは異なる時代のアーティファクトであることを表現していると思われる。 |
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*[[追放]]した[[カード]]をプレイするタイミングは通常の[[ルール]]の許諾に従う。[[インスタント]]や[[瞬速]]を持たない[[呪文]]は[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空のとき[[唱える]]ことができる。[[土地]]はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、メイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。 | *[[追放]]した[[カード]]をプレイするタイミングは通常の[[ルール]]の許諾に従う。[[インスタント]]や[[瞬速]]を持たない[[呪文]]は[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空のとき[[唱える]]ことができる。[[土地]]はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、メイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。 | ||
*2つめの能力と3つめの能力は[[関連している能力]]である。このカードが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たあと、これにより追放されていたカードはプレイできなくなる。別の時空錨を出しても、それは以前の時空錨とは関連を持たない[[オブジェクト]]である。 | *2つめの能力と3つめの能力は[[関連している能力]]である。このカードが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たあと、これにより追放されていたカードはプレイできなくなる。別の時空錨を出しても、それは以前の時空錨とは関連を持たない[[オブジェクト]]である。 | ||
+ | *2つめの能力は占術で下に送られたカードを追放する[[置換]]ではなく、占術で下に送る事を条件とする[[遅延誘発型能力]]であり、[[能力]]の[[解決]]時にライブラリーの一番下にあるカードを追放する。 | ||
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'''時空錨'''/''The Temporal Anchor''は[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]が[[錨の鍛錬/Forging the Anchor|作り出した]]時間遡行機械({{Gatherer|id=585940}})。 | '''時空錨'''/''The Temporal Anchor''は[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]が[[錨の鍛錬/Forging the Anchor|作り出した]]時間遡行機械({{Gatherer|id=585940}})。 | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-episode-5-as-cruel-as-necessary The Brothers' War | Episode 5: As Cruel, As Necessary]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036494/ メインストーリー第5話:冷酷に、必然の運命に](Magic Story 2022年10月26日 Miguel Lopez、[[Jeff Grubb]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-episode-5-as-cruel-as-necessary The Brothers' War | Episode 5: As Cruel, As Necessary]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036494/ メインストーリー第5話:冷酷に、必然の運命に](Magic Story 2022年10月26日 Miguel Lopez、[[Jeff Grubb]]著) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-chapter-5-exodus The Brothers' War | Chapter 5: Exodus]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036528/ サイドストーリー第5話:出発(エクソダス)](Magic Story 2022年10月26日 Reinhardt Suarez著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-chapter-5-exodus The Brothers' War | Chapter 5: Exodus]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036528/ サイドストーリー第5話:出発(エクソダス)](Magic Story 2022年10月26日 Reinhardt Suarez著) | ||
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==参考== | ==参考== |
2023年1月19日 (木) 11:28時点における最新版
伝説のアーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、占術2を行う。
占術をしている間にあなたが1枚以上のカードをあなたのライブラリーの一番下に置くことを選ぶたび、あなたのライブラリーの一番下にあるその枚数に等しい枚数のカードを追放する。
あなたのターンの間、時空錨によって追放されているカードをプレイしてもよい。
占術でライブラリーの一番下に送ったカードと同じ枚数分のライブラリーの一番下にあるカードを追放し、自分のターンのみそれらをプレイできるようにする伝説のアーティファクト。
打ち消しなど対戦相手のターンで使いたいカードはライブラリーの一番上に残し、そうでないカードはライブラリーの一番下に送ることでプレイ制限の影響を弱めながらカード・アドバンテージを稼いでいくことができる。6マナが出る局面なら土地を手札に複数抱えたいことは稀なので、毎ターン手札を失わず土地をプレイ+αのアーティファクトとも見なせるだろう。
6マナ払って盤面に直接影響を及ぼさない、中盤以降に占術で下に送るのは元々不要札であることも多い、インスタント・タイミングの動きを重視する青の低速とは噛み合いが悪い、シナジーが占術限定でスタンダードにおけるトーナメントレベルの占術がアグロ向けの新ベナリアの守護者/Guardian of New Benaliaなどごくわずか、と構築においては不遇の環境。リミテッドならパワーストーンから唱えられるが、トリプルシンボルである点やこのカード自体は決定力を持たない点などは勘案したい。
- 兄弟戦争で唯一の有色アーティファクト。Mark Rosewaterは兄弟戦争のデザイン時に「アーティファクトのマナ・コストに色マナが含まれないように注意した」[1]と述べており、これが例外であるのは兄弟戦争/Brothers' Warとは異なる時代のアーティファクトであることを表現していると思われる。
[編集] ルール
- 追放したカードをプレイするタイミングは通常のルールの許諾に従う。インスタントや瞬速を持たない呪文はメイン・フェイズでスタックが空のとき唱えることができる。土地はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、メイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。
- 2つめの能力と3つめの能力は関連している能力である。このカードが戦場を離れたあと、これにより追放されていたカードはプレイできなくなる。別の時空錨を出しても、それは以前の時空錨とは関連を持たないオブジェクトである。
- 2つめの能力は占術で下に送られたカードを追放する置換ではなく、占術で下に送る事を条件とする遅延誘発型能力であり、能力の解決時にライブラリーの一番下にあるカードを追放する。
[編集] ストーリー
時空錨/The Temporal Anchorはサヒーリ・ライ/Saheeli Raiが作り出した時間遡行機械(イラスト)。
ジョダー/Jodahより渡された「テフェリー/Teferiの古い友人の工匠」作の設計図を基に作られており、物質ではなく魂を過去に送ることができる。
ウェザーライト/Weatherlightに使われていたパワーストーン/Powerstoneを動力源にしている。集めた時間エネルギーを月銀の鍵/Moonsilver Key経由で「棺」と呼ばれる生命維持装置に照射する仕組みとなっている。
- ストーリー中で明言はされていないが、時間遡行に関する知識を持つテフェリーの友人の工匠という点から、元はウルザ/Urzaの設計によるものと思われる。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] イラストに登場
- 兄弟戦争
- 錨の鍛錬/Forging the Anchor、金線使い、サヒーリ/Saheeli, Filigree Master(ボーダーレス版、アンテナ部分の設計図のみ)
[編集] 登場記事・登場作品
- The Brothers' War | Episode 2: The Beginning/メインストーリー第2話:始まり(Magic Story 2022年10月20日 Miguel Lopez著)
- The Brothers' War | Episode 4: The Ink of Empires/メインストーリー第4話:帝国のインク(Magic Story 2022年10月24日 Miguel Lopez著)
- The Brothers' War | Chapter 1: Stronghold/サイドストーリー第1話:拠点(ストロングホールド)(Magic Story 2022年10月21日 Reinhardt Suarez著)
- The Brothers' War | Chapter 2: Antiquities/サイドストーリー第2話:遺物(アンティキティー)(Magic Story 2022年10月24日 Reinhardt Suarez著)
- The Brothers' War | Chapter 4: The Dark/サイドストーリー第4話:暗闇(ザ・ダーク)(Magic Story 2022年10月25日 Reinhardt Suarez著)
- The Brothers' War | Episode 5: As Cruel, As Necessary/メインストーリー第5話:冷酷に、必然の運命に(Magic Story 2022年10月26日 Miguel Lopez、Jeff Grubb著)
- The Brothers' War | Chapter 5: Exodus/サイドストーリー第5話:出発(エクソダス)(Magic Story 2022年10月26日 Reinhardt Suarez著)
[編集] 脚注
- ↑ こぼれ話:『兄弟戦争』(Making Magic -マジック開発秘話-2022年1月12日Mark Rosewater著)