アグルス・コス/Agrus Kos
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ボロスの一部門、[[ボロス軍/Boros Legion#ウォジェク連盟/The League of Wojek|ウォジェク連盟/The League of Wojek]]のメンバー(いわば警察官)で、階級は中尉(副長)/Lieutenant。老齢(100歳を超えている)でありながら自ら現場に赴くことを好む。強い正義感を持ちボロス軍にも忠実だが、ギルドの策謀と政治活動の渦巻くこの世界には少々うんざりしている。 | ボロスの一部門、[[ボロス軍/Boros Legion#ウォジェク連盟/The League of Wojek|ウォジェク連盟/The League of Wojek]]のメンバー(いわば警察官)で、階級は中尉(副長)/Lieutenant。老齢(100歳を超えている)でありながら自ら現場に赴くことを好む。強い正義感を持ちボロス軍にも忠実だが、ギルドの策謀と政治活動の渦巻くこの世界には少々うんざりしている。 | ||
− | [[ラヴニカ・ブロック]]で起こった事件により死亡するも、[[スピリット/Spirit#ラヴニカ|霊魂/Spirit]] | + | [[ラヴニカ・ブロック]]で起こった事件により死亡するも、[[スピリット/Spirit#ラヴニカ|霊魂/Spirit]]として引き続きボロス軍に仕えている({{Gatherer|id=589810}})。 |
*[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の[[コス/Koth]]とは別人(日本語表記は同じだが、英語での発音は異なる)。 | *[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の[[コス/Koth]]とは別人(日本語表記は同じだが、英語での発音は異なる)。 | ||
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+ | 彼は真相を確かめるべく、単身[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos#リックス・マーディ/Rix Maadi|リックス・マーディ/Rix Maadi]]奥深くの大溶岩孔に向かう。生身の者では侵入困難なこの場所であっても、幽霊のコスならば[[ラクドス/Rakdos]]のすぐそばまで近づくことができた。かの大悪魔は長い間眠っている様子で、事件に関して明らかなアリバイがあった。この事実を探偵社に持ち帰ろうとするコスであったが、突如[[ジュディス/Judith]]が現れ、魔法で水晶玉に封じられてしまう。ジュディスはラクドスを事件の犯人として糾弾させ、空いたギルドマスターの座に自身が座るという野望を抱いていたのだ。そして彼女の思惑通り、コスからの定時連絡が絶たれたオレリアは、今すぐにでもラクドス教団へ攻撃を仕掛けようとしていた…… | ||
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+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/story-spotlight-cards-for-murders-at-karlov-manor Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037560/ 『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード](Card Preview [[2024年]]1月24日 [[Natalie Kreider]]、[[Harless Snyder]]著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-and-characters-of-murders-at-karlov-manor The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037609/ 『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち]([[Daily MTG]] 2024年2月6日 Emily Teng著) | ||
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==脚注== | ==脚注== | ||
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*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2024年3月5日 (火) 23:51時点における最新版
アグルス・コス/Agrus Kosは、ラヴニカ・ブロック初出のキャラクター。カードとしてはラヴニカ:ギルドの都のウォジェクの古参兵、アグルス・コス/Agrus Kos, Wojek Veteranが初出。
目次 |
[編集] 解説
ラヴニカ/Ravnicaのギルド/Guildの1つ、ボロス軍/Boros Legionに所属する人間/Human。男性。ラヴニカ・ブロックのストーリーの主人公である(イラスト)。
ボロスの一部門、ウォジェク連盟/The League of Wojekのメンバー(いわば警察官)で、階級は中尉(副長)/Lieutenant。老齢(100歳を超えている)でありながら自ら現場に赴くことを好む。強い正義感を持ちボロス軍にも忠実だが、ギルドの策謀と政治活動の渦巻くこの世界には少々うんざりしている。
ラヴニカ・ブロックで起こった事件により死亡するも、霊魂/Spiritとして引き続きボロス軍に仕えている(イラスト)。
- プレインズウォーカー/Planeswalkerのコス/Kothとは別人(日本語表記は同じだが、英語での発音は異なる)。
[編集] 経歴
[編集] Ravnica
ギルドパクト/Guildpact締結1万周年を祝う万年紀祭が間近に迫る中、いつものように警察の仕事をしていたコスは、かつての上官であり相棒であったミクジル・ズニク/Myczil Zunichの幽霊と出会う。コスは彼に導かれるままについていくが、突如響いた少女の悲鳴に振り返っている間に幽霊は姿を消してしまった。少女を殺害したラクドス教団/The Cult of Rakdos所属のゴブリン/Goblinの後を追い、最終的にミクジルの娘・フォン・ズニク/Fonn Zunichらと共にゴブリンの自爆テロに遭い、意識を失う。
治療院で目を覚ましたコスは同僚の天使/Angel・フェザー/Featherと共に事件の捜索に乗り出す。情報屋のインプの友人・ピヴリック/Pivlicを訪れ、情報の対価として闘技場で戦うこととなり、ジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savoと共闘し勝利を得る。だがその時セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの沈黙者/Quietmenたちがその場を襲撃し、コスらはピヴリックのゼッペリド/Zeppelidに乗り込んで脱出する。一行はサンホーム/Sunhomeで起こるはずのないギルド間の戦争を目の当たりにし、続けてヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghaziへと向かう。
ヴィトゥ=ガジーで一行はすべての黒幕・ザデック/Szadekと出会う。ザデックの手によりギルドパクトの根源・マトセレズニア/Mat'Selesnyaが絶体絶命の危機を迎えたところで、ジャラドが虫を操ってザデックを攻撃し、フォンが聖バユル/Saint Bayulの宝石を使ってすべてを吹き飛ばす。全員が呆然とする中、ただ一人立ち上がったコスはザデックへと相対し、その腕に手錠をかけた。
こうしてコスは、ラヴニカ史上最大の犯罪者を逮捕した。戦いは終わり、ギルドパクトの破壊という大計画は未然に阻止された…はずであった。
[編集] Guildpact
あの騒動から12年後、再開発地域ウトヴァラ/Utvaraでピヴリックの宿の用心棒をしていたコスは、テイサ・カルロフ/Teysa Karlovの依頼を受け、グルール一族/The Gruul Clansの盗賊団に攫われたクリックス/Crixの救出に乗り出す。グルールに送り届けられようとしていたクリックスと合流したコスは、そのままクリックスの本来の行き先である大釜/Cauldronへと向かう。
大釜ではイゼット団/The Izzetの魔道士卿/Magelord・ゾマジ・ホーク/Zomaj Haucがドラゴンの卵を孵化させ、世界を支配しようとしていた。コスらは彼を止めようとするが、生まれたドラゴンに乗ってホークは飛び去ってしまい、コスはホークの飛行調査球に乗り込んで後を追う。ドラゴンとの空中戦の末、彼は損壊した調査球の金属片に胸を貫かれ、重傷を負ってしまう。
コスが最後に見たのは、裂口/The Schismから現れたフェザーの姿だった。フェザーは彼の名を呼んだが、その声が耳へと届く前に、コスは息を引き取った。
[編集] Dissension
幽霊となったコスは、アウグスティン四世/Augustin IVの手でアゾリウス評議会/The Azorius Senateの法官に憑依させられていた。アウグスティンはコスへと告げる。ザデックがコスに自身を逮捕させたのは彼の計画のうちであったと。そしてザデックはこれを達成するためにコスに対して無防備になる必要があり、コスこそが、今もザデックに害をなすことのできる唯一の存在なのだと。ザデックを殺すべしという任務をコスは了承し、ピヴリックのロック鳥に乗ってノヴィジェン/Novijenへと向かう。
ノヴィジェンでは彼はまず、実験台のウィルス体に憑依してモミール・ヴィグ/Momir Vigへと近づく。しかしうっかり喋ってしまったことから正体がばれ、手術台に縛り付けられて解体されてしまう。捨てられる直前、彼はウィルス体の身体を離れ、サヴラ・フォド・サーヴォ/Savra vod Savoの死体に憑依し、その杖を突き刺してモミールを倒すことに成功する。
プラーフ/Prahvに戻った彼はアウグスティンを問い詰め、ザデックはすでにアゾリウスの手で殺されていることを知る。コスらはプラーフに墜落したボロスの空中要塞・パルヘリオン/Parhelionの内部に入り、ザデックの幽霊を見つけ出す。パルヘリオンのエンジンを爆発させる工作をした上で、かつての同僚の身体に憑依し、彼女から借りた幽霊捕獲装置・ゴロ/Grounderによってザデックを捕らえ、一行はパルヘリオンを脱出した。
2年後、コスは幽霊街アギレム/Agyremにおけるボロス軍司令官の地位を与えられた。ザデックの幽霊は今もまだアギレムに潜んでいる。まだやるべき仕事があることを、コスはどこか嬉しく感じていた。
[編集] カルロフ邸殺人事件
各ギルドの重鎮達が暗殺された事件を解決するため、ボロス軍の要請を受けてラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsの捜査に協力することとなった。彼はケイヤ/Kaya、ケラン/Kellanとチームを組み、共に事件の調査にあたった。
捜査を進める中、上官のオレリア/Aureliaは虐殺少女/Massacre Girlに襲われたことから事件の黒幕がラクドス教団であると断定し、24時間以内に真犯人を見つけられなければ教団との全面戦争を起こすと宣言する。しかし虐殺少女は他の容疑者と同様に犯行の記憶が無く、コスはどこか引っかかりを感じていた。
彼は真相を確かめるべく、単身リックス・マーディ/Rix Maadi奥深くの大溶岩孔に向かう。生身の者では侵入困難なこの場所であっても、幽霊のコスならばラクドス/Rakdosのすぐそばまで近づくことができた。かの大悪魔は長い間眠っている様子で、事件に関して明らかなアリバイがあった。この事実を探偵社に持ち帰ろうとするコスであったが、突如ジュディス/Judithが現れ、魔法で水晶玉に封じられてしまう。ジュディスはラクドスを事件の犯人として糾弾させ、空いたギルドマスターの座に自身が座るという野望を抱いていたのだ。そして彼女の思惑通り、コスからの定時連絡が絶たれたオレリアは、今すぐにでもラクドス教団へ攻撃を仕掛けようとしていた……
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- ウォジェクの古参兵、アグルス・コス/Agrus Kos, Wojek Veteran
- 永遠の兵士、アグルス・コス/Agrus Kos, Eternal Soldier
- 正義の幽霊、アグルス・コス/Agrus Kos, Spirit of Justice
[編集] フレイバー・テキストに登場
- カルロフ邸殺人事件
- 遂行中/On the Job(通常版のみ)
[編集] イラストに登場
- ディセンション
- 隠匿+探求/Hide+Seek
- ギルド門侵犯
- 演劇の舞台/Thespian's Stage(役者[1])
- ラヴニカ・リマスター
- 安らかなる眠り/Rest in Peace
- カルロフ邸殺人事件
- 遂行中/On the Job、魂の弱体化/Soul Enervation
[編集] 登場作品・登場記事
- Life in the Big City/大都市での生活(Internet Archive)(2005年9月5日 Rei Nakazawa著)
- Ravnica, Then and Now/ラヴニカ、その過去と現在(Feature Article 2012年8月29日 Adam Lee著 若月繭子 訳)
- Ravnica(小説)
- Guildpact(小説)
- Dissension(小説)
- The Absolution of the Guildpact/ギルドパクトの赦し(Feature 2013年1月16日 Adam Lee著 劇の題材として)
- Murders at Karlov Manor | Episode 4: Justice Before Mercy/第4話 慈悲の前に正義を(Magic Story 2024年1月10日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 6: Explosions of Genius/第6話 天才炸裂(Magic Story 2024年1月12日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 7: Rot before Recovery/第7話 復活の前に腐敗あり(Magic Story 2024年1月15日 Seanan McGuire著)
- Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード(Card Preview 2024年1月24日 Natalie Kreider、Harless Snyder著)
- The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち(Daily MTG 2024年2月6日 Emily Teng著)
[編集] 脚注
- ↑ Who's on the Stage?(Internet Archive)(Daily MTG 2013年1月31日)