メガハンデス
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[[Category:コールドスナップを含むスタンダードデッキ]] | [[Category:コールドスナップを含むスタンダードデッキ]] | ||
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2024年6月14日 (金) 22:49時点における最新版
メガハンデスは、時のらせんブロック入りのスタンダードで登場した手札破壊デッキ。
目次 |
[編集] 概要
大量の軽量手札破壊で対戦相手を妨害し、拷問台/The Rackなどでダメージを与える。
アーティファクト
拷問台が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、拷問台はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、3引くそのプレイヤーの手札の枚数である。
[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
闇の腹心/Dark Confidant・悔恨の泣き声/Cry of Contritionの退場により弱体化が騒がれていたが、ローウィンの参入により強力な手札破壊である思考囲い/Thoughtseizeや「ネームレス・ハーコン(Nameless-Haakon)」と呼ばれるエンジンを得たことで依然人気の高いデッキタイプである。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
あなたはあなたの墓地にあるストロームガルドの災い魔、ハーコンを唱えてもよいが、それ以外からは唱えられない。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが戦場に出ているかぎり、あなたはあなたの墓地から騎士(Knight)呪文を唱えてもよい。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが死亡したとき、あなたは2点のライフを失う。
同族 インスタント — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/-3の修整を受けるとともにすべてのクリーチャー・タイプを失う。
手札破壊の質は若干落ちたが、ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeと名も無き転置/Nameless Inversionのコンボにより、クリーチャー・コントロール力が強化された。また、同族、プレインズウォーカー・カードの登場によりタルモゴイフ/Tarmogoyfのサイズ上限も上昇し、ハーコンを捨てる手段にもなるウーナのうろつく者/Oona's Prowlerという強力なアタッカーを得た。前環境では4枚採用されることの多かった拷問台/The Rackは、対戦相手の手札の枚数を0に保つことが難しくなったため、3枚程度に抑えたり、リリアナ・ヴェス/Liliana Vessによってサーチしたりといった工夫も見られる。
攻撃的な黒緑のものが中心。手札破壊と相性のよいタルモゴイフ始め、クリーチャーの薄さをカバーする樹上の村/Treetop Village、小悪疫/Smallpoxで捨てるカードにも充てられる獣群の呼び声/Call of the Herdなどの存在が大きい。
黒単色のものは小悪疫を減らし、占術の岩床/Scrying Sheetsや精神石/Mind Stoneといったマナ基盤を背景に無残な収穫/Grim Harvestで黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackbladeや髑髏の占い師/Augur of Skullsを使いまわす。単色デッキゆえに安定性が高く、堕落の触手/Tendrils of Corruptionをフル投入できるのが強み。
ビッグ・マナやドラゴンストーム、青単コントロールといったデッキにはめっぽう強い。十二足獣/Dodecapodやクァーグノス/Quagnothといったカードによる対策が容易であるという弱点を抱えていたが、思考囲いにより手札の確認が容易になったためこれらの対策カードにひっかかりにくくなった。
[編集] ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
未来予知前は、小悪疫/Smallpoxを有効に使える白黒のものが主流であった。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/12マナ域の黒カードに選択肢が少なく酷評/Castigateや手札破壊と相性のよいヨツンの兵卒/Jotun Gruntを扱えるのが大きい。ただし、黒単色のものも少なからず存在した。当時はファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totemが投入されることがしばしばあった。
未来予知参入後はタルモゴイフ/Tarmogoyfをフィニッシャーに据えた黒緑ビートダウンデッキが台頭している。このタイプのものは「タルモポックス(Tarmo Pox)」「タルモラック(Tarmo Lack)」などと呼ばれることもある。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*闇の腹心/Dark Confidantで息切れを防ぎ、化膿/Putrefyでタルモゴイフの攻撃をサポートする。コンセプトはブリッツそのものであるが、フィニッシャーがやられても本家と違いデメリットが無い点は大きな違いだろう。
手札破壊には1マナで2枚捨てさせる悔恨の泣き声/Cry of Contritionや、同カードと相性のよい髑髏の占い師/Augur of Skulls等が採用される。質よりも量が優先され、困窮/Distressなどは避けられる傾向にある。手札破壊により手札が減り墓地が増えるので、拷問台/The Rackやタルモゴイフは相性がよく、墓忍び/Tombstalkerまで採用しているものもある。
活躍が目立つようになると警戒され、未来予知参入前にはあまり見掛けなかった十二足獣/Dodecapodが対策としてよく見られるようになった。
[編集] サンプルレシピ
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (12) | 1 | 滅び/Damnation | |
4 | 髑髏の占い師/Augur of Skulls | 3 | 暗黒破/Darkblast |
4 | 闇の腹心/Dark Confidant | 4 | 根絶/Extirpate |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf | 3 | 墓忍び/Tombstalker |
呪文 (26) | 2 | 裂け目掃き/Riftsweeper | |
4 | 悔恨の泣き声/Cry of Contrition | 2 | 化膿/Putrefy |
2 | 滅び/Damnation | ||
4 | 小悪疫/Smallpox | ||
4 | 呆然/Stupor | ||
4 | 恐怖/Terror | ||
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd | ||
4 | 拷問台/The Rack | ||
土地 (22) | |||
2 | ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm | ||
4 | ラノワールの荒原/Llanowar Wastes | ||
4 | 草むした墓/Overgrown Tomb | ||
4 | 樹上の村/Treetop Village | ||
1 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth | ||
7 | 沼/Swamp |
[編集] モダン
モダンでも少数ではあるが存在する。
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
[+1]:各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-6]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは一方の束を選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
エンチャント
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーの手札にあるカードが1枚以下の場合、そのプレイヤーは3点のライフを失う。
金切り声の苦悶/Shrieking Afflictionが登場したことで、いわゆる「8 Rack」が可能になったため、一旦手札を空にできれば一気にライフを削れるようになった。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリプラハ14 第87位
- 使用者:Jan Miller
- フォーマット
8 Rack (Modern) [1] | |||||||||||||||
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