ダンジョンの入口/Dungeon Descent
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+ | *[[Ben Bleiweiss]]が[[2022年]]に発表した記事[[The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time]]において、このカードが第19位に選ばれた。[[Wood Elemental]]などの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期のカードが上位を占める中で[[2021年]]発売のセットに含まれるこのカードの存在は明らかに異彩を放っており、いかにこのカードの[[カードパワー]]が時代錯誤的に低かったかを物語っている。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time]] 第19位 | ||
+ | *[[非マナ能力を持つ土地]] | ||
*[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[レア]] |
2024年6月21日 (金) 04:34時点における最新版
土地
ダンジョンの入口はタップ状態で戦場に出る。
(T):(◇)を加える。
(4),(T),あなたがコントロールしていてアンタップ状態である伝説のクリーチャーをタップする:ダンジョン探索をする。起動はソーサリーとしてのみ行う。(ダンジョン探索をするとは、最初の部屋へ入るか、次の部屋へ進むことである。)
土地のスロットで繰り返し探索ができる点はダンジョンを重視したデッキなら悪くはないが、問題はコスト。実質5マナに加えて探索する伝説のクリーチャーまでを自分のターンにタップさせなければならず、負担が大きい。またマナ基盤としての性能もタップインで無色マナしか出ないためかなり劣悪。それでいてレアであり、カスレアの誹りは免れないだろう。
リミテッドではただでさえ伝説のクリーチャーの確保が厳しいうえに、レンジャーの鷹/Ranger's Hawk、隠し扉/Secret Door、ダンジョンの地図/Dungeon Map、50フィートのロープ/Fifty Feet of Ropeと、起動型能力でダンジョン探索を行うカードは他にも(アンコモン以下で)多いうえに軒並みこのカードより効率が良く、伝説問題に目をつぶってもなおこれらに見劣りしかねない。
- 日本語のカードでは起動に必要な伝説のクリーチャーの数に指定がなく(画像)、アンタップ状態の伝説のクリーチャーをすべてタップするようにも読めてしまうが、タップするのは任意の1体のみ。オラクルでは「Tap an untapped legendary creature you control」と明確にされている。
- Ben Bleiweissが2022年に発表した記事The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Timeにおいて、このカードが第19位に選ばれた。Wood Elementalなどのマジック初期のカードが上位を占める中で2021年発売のセットに含まれるこのカードの存在は明らかに異彩を放っており、いかにこのカードのカードパワーが時代錯誤的に低かったかを物語っている。
[編集] MTGアリーナにおける再調整
MTGアリーナ専用カード
Dungeon Descent / ダンジョンの入口土地
(T):(◇)を加える。
(1),(T),あなたがコントロールしていてアンタップ状態である伝説のクリーチャーをタップする:ダンジョン探索をする。起動はソーサリーとしてのみ行う。
2022年1月27日、Magic: The Gathering Arenaにおいて、アルケミーとヒストリックで使用できるカードに再調整が行われた[1]。
ダンジョン探索を中心としたデッキからぎこちなさを減らし、よりゲームに勝てるようにするため、アンタップインになり探索の起動コストを(3)少なくする上方修正がなされた。
- 前述の「The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time」では、これほどの上方修正を受けながらも「それでも使用に堪えない」と酷評した上で、これを使うくらいならダンジョンの地図や50フィートのロープを使う方が良い、としている。そもそものカードデザインからして間違っていた、ということであろう。
- 元々問題は土地としての性能の低さ、起動コストの重さ以上に、伝説のクリーチャーが必要、かつソーサリー・タイミングでしか起動できないという制限の部分が大きい。確かにダンジョン探索は一部の例外を除いてインスタント・タイミングでは行えないようになっているとはいえ、この2つの要素のせめてどちらか1つが一緒に改善されていたならば評価も変わっていた可能性はある。
- ただし再調整後はダンジョンというテーマ自体が同時に補強されていることもあって、オルゾフ・ベンチャーがメタの一角にまで上り詰めており、神河チャンピオンシップで優勝を果たしたEli Kassisのデッキにはこれが1枚挿されていた。別にこれのカードパワーが予想よりも高かった訳ではなく、再調整で実質的に紙とは別のカードといっても過言ではないとはいえ、カスレアでありながら世界最高峰の大会で使用されたという奇妙な経歴を得ることになった。
- 元々問題は土地としての性能の低さ、起動コストの重さ以上に、伝説のクリーチャーが必要、かつソーサリー・タイミングでしか起動できないという制限の部分が大きい。確かにダンジョン探索は一部の例外を除いてインスタント・タイミングでは行えないようになっているとはいえ、この2つの要素のせめてどちらか1つが一緒に改善されていたならば評価も変わっていた可能性はある。