夢見る決闘者、オビラ/Obyra, Dreaming Duelist
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+ | *[[アンコモン]]かつ低[[マナ]]域の[[伝説のクリーチャー]]としては珍しい瞬速持ち。頻発するケースではないが、1体目のオビラが[[大釜への給餌/Feed the Cauldron]]や[[ロークスワインの嘲笑/Locthwain Scorn]]といったおまけつきの[[除去]]の[[対象]]に取られた状態で2体目のオビラを[[戦場に出す]]と、いずれにせよ死にゆく運命の1体目を[[レジェンド・ルール]]で[[死亡]]させることで除去を[[立ち消え]]させて[[対戦相手]]の[[ライフゲイン]]を防ぐことができる。[[絆魂]]持ちとの[[戦闘]]でも同様なほか、[[出来事]]であれば進行中の出来事にならず[[墓地]]へ[[落ちる|落ちて]]しまうため当事者[[本体]]の利用を防ぐこともできる。覚えておくとリミテッドでも稀に役立つだろう。 | ||
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+ | *[[ゼンディカーの夜明け]]の[[空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thief]]は同じく青黒の2マナで瞬速と飛行を持つ、[[タイプ的]]の[[基柱カード]]であるアンコモン([[ならず者]])。 | ||
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==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
'''オビラ'''/''Obyra''は[[エルドレイン/Eldraine]]の[[フェアリー/Faerie#ハイフェイ|ハイフェイ/High Fae]]。女性({{Gatherer|id=631016}})。 | '''オビラ'''/''Obyra''は[[エルドレイン/Eldraine]]の[[フェアリー/Faerie#ハイフェイ|ハイフェイ/High Fae]]。女性({{Gatherer|id=631016}})。 | ||
− | 彼女は慈愛の王[[タリオン/Talion]] | + | 彼女は慈愛の王[[タリオン/Talion]]の娘にしてハイフェイの姫君である。他のフェイと同様に魔術も使えるが、彼女の真の才能は剣術に眠っていた。何千年にも渡る鍛錬により、彼女は超自然的な力とスピードを身に着けている。彼女の[[カード名百科事典#レイピア|レイピア]]は糸車のスピンドルに似ているが、実は糸車を[[人間/Human#エルドレイン|人間/Human]]の強力な兵器だと勘違いしていたことがあった。 |
[[忌まわしき眠り/Wicked Slumber]]がエルドレイン中に蔓延すると、オビラもそれに囚われてしまった。彼女は夢遊病のような状態で彷徨っており、起きている時に考えていることを無意識のうちに行っている――すなわち、価値ある相手を探し、決闘を申し込むことだ。誰か同等の力を持った戦士が彼女の武装を解除しなければならないが、それを成し遂げられたものは今のところ存在しない。 | [[忌まわしき眠り/Wicked Slumber]]がエルドレイン中に蔓延すると、オビラもそれに囚われてしまった。彼女は夢遊病のような状態で彷徨っており、起きている時に考えていることを無意識のうちに行っている――すなわち、価値ある相手を探し、決闘を申し込むことだ。誰か同等の力を持った戦士が彼女の武装を解除しなければならないが、それを成し遂げられたものは今のところ存在しない。 | ||
− | + | 彼女には、優れた王女が持つべき資質に基づいて名付けられた三人の下級フェイ――ビューティ/Beauty、ソング/Song、ブレッシング/Blessing――が侍女としてついている。普段、侍女たちは武芸を追求するのではなく宮廷で過ごす時間を増やして欲しいととやかく言う。だがオビラが眠りの呪いに落ちてからは、全力で彼女に付き従い、彼女の身の安全を守っている。 | |
*モチーフは童話『[[Wikipedia:ja:眠れる森の美女|眠れる森の美女]]』に登場する王女(原作では名前はない)。彼女の誕生を祝う宴には魔法使い(妖精とされることもある)が招待され、さまざまな祝福を与えた。だが1人だけ招待されなかった魔法使いが現れ、「15歳になると[[糸車/Spinning Wheel|糸車]]のスピンドルに指を刺して死ぬ」という呪いをかけてしまう。まだ贈り物をしてなかった魔法使いの力により、死の呪いは100年間眠り続ける呪いへと弱められるのだった。 | *モチーフは童話『[[Wikipedia:ja:眠れる森の美女|眠れる森の美女]]』に登場する王女(原作では名前はない)。彼女の誕生を祝う宴には魔法使い(妖精とされることもある)が招待され、さまざまな祝福を与えた。だが1人だけ招待されなかった魔法使いが現れ、「15歳になると[[糸車/Spinning Wheel|糸車]]のスピンドルに指を刺して死ぬ」という呪いをかけてしまう。まだ贈り物をしてなかった魔法使いの力により、死の呪いは100年間眠り続ける呪いへと弱められるのだった。 | ||
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:オビラの従者/Obyra's Attendants、[[フェアリーの剣技/Faerie Fencing]] | :オビラの従者/Obyra's Attendants、[[フェアリーの剣技/Faerie Fencing]] | ||
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;エルドレインの森 | ;エルドレインの森 | ||
:オビラの従者/Obyra's Attendants、フェアリーの剣技/Faerie Fencing | :オビラの従者/Obyra's Attendants、フェアリーの剣技/Faerie Fencing | ||
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===登場記事・登場作品=== | ===登場記事・登場作品=== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/ten-stories-tall Ten Stories Tall]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037269/ 全高10話]([[Making Magic]] 2023年9月25日 [[Mark Rosewater]]著) | ||
*『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) | *『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:エルドレインの森]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:エルドレインの森]] - [[アンコモン]] | ||
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2024年8月19日 (月) 09:22時点における最新版
伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) 戦士(Warrior)
瞬速
飛行
これでないフェアリー(Faerie)1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
マジック版『眠れる森の美女』でありながらフェアリー・戦士という大胆なキャラクター付けをなされた、エルドレインの森の青黒の指針アンコモンである伝説のクリーチャー。瞬速と飛行を持ち、他のフェアリーが出るたびにライフロスをもたらす。
インスタント・タイミングで唱えられるアタッカーという点では、呪文どもり/Spell Stutterなどのインスタントを有するフェアリーの性質と噛み合っている。しかしエルドレインの森のフェアリーは横展開がそこまで得意なわけではないので、ライフロスの誘発型能力は有効活用しにくい。登場時のスタンダードでは、フェアリーの黒幕/Faerie Mastermindという強力な対抗馬がいることも逆風。
一方、リミテッドでは素のスペックだけでも優秀なアタッカーとして活躍できる。瞬速フェアリーがこれと針刃の暗殺者/Stingblade Assassinしかいないこともあり独自性を発揮しやすい。タフネス3の到達や飛行持ちもそこそこいるため、役割で3/3にして突破したい。黒には「ひねくれ者」をはじめ、望み無き悪夢/Hopeless Nightmareや忌まわしき訪問者/Wicked Visitorや甘歯村の魔女/Sweettooth Witchといったライフロスの小テーマがあるので自身のクロックとともに積み重ねれば速やかに対戦相手を追い詰めることも可能。
- アンコモンかつ低マナ域の伝説のクリーチャーとしては珍しい瞬速持ち。頻発するケースではないが、1体目のオビラが大釜への給餌/Feed the Cauldronやロークスワインの嘲笑/Locthwain Scornといったおまけつきの除去の対象に取られた状態で2体目のオビラを戦場に出すと、いずれにせよ死にゆく運命の1体目をレジェンド・ルールで死亡させることで除去を立ち消えさせて対戦相手のライフゲインを防ぐことができる。絆魂持ちとの戦闘でも同様なほか、出来事であれば進行中の出来事にならず墓地へ落ちてしまうため当事者本体の利用を防ぐこともできる。覚えておくとリミテッドでも稀に役立つだろう。
[編集] 関連カード
- ゼンディカーの夜明けの空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thiefは同じく青黒の2マナで瞬速と飛行を持つ、タイプ的の基柱カードであるアンコモン(ならず者)。
[編集] サイクル
エルドレインの森の2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はアンコモン。リミテッドの指針アンコモンでもあり、それぞれの2色のアーキタイプと童話に対応している。
- 麻痺海溝のシャレー/Sharae of Numbing Depths(白青、相手クリーチャーのタップ、雪の女王)
- 悪夢に追われる者、ネヴァ/Neva, Stalked by Nightmares(白黒、協約、白雪姫)
- 夢見る決闘者、オビラ/Obyra, Dreaming Duelist(青黒、フェアリー、眠れる森の美女)
- 見習い魔術師、ジョハン/Johann, Apprentice Sorcerer(青赤、スペル、魔法使いの弟子)
- 大群の笛吹き、トーテンタンズ/Totentanz, Swarm Piper(黒赤、ネズミ、ハーメルンの笛吹き男)
- 甘歯村の断罪人、グレタ/Greta, Sweettooth Scourge(黒緑、食物、ヘンゼルとグレーテル)
- 勇敢な追跡者、ルビー/Ruby, Daring Tracker(赤緑、パワー4以上、赤ずきん)
- パーティー破り、アッシュ/Ash, Party Crasher(赤白、祝祭、シンデレラ)
- 救世主、アーモント卿/Syr Armont, the Redeemer(緑白、オーラ、美女と野獣)
- 度胸ある冒険者、トロヤン/Troyan, Gutsy Explorer(緑青、マナ総量5以上、ジャックと豆の木)
[編集] ストーリー
オビラ/Obyraはエルドレイン/Eldraineのハイフェイ/High Fae。女性(イラスト)。
彼女は慈愛の王タリオン/Talionの娘にしてハイフェイの姫君である。他のフェイと同様に魔術も使えるが、彼女の真の才能は剣術に眠っていた。何千年にも渡る鍛錬により、彼女は超自然的な力とスピードを身に着けている。彼女のレイピアは糸車のスピンドルに似ているが、実は糸車を人間/Humanの強力な兵器だと勘違いしていたことがあった。
忌まわしき眠り/Wicked Slumberがエルドレイン中に蔓延すると、オビラもそれに囚われてしまった。彼女は夢遊病のような状態で彷徨っており、起きている時に考えていることを無意識のうちに行っている――すなわち、価値ある相手を探し、決闘を申し込むことだ。誰か同等の力を持った戦士が彼女の武装を解除しなければならないが、それを成し遂げられたものは今のところ存在しない。
彼女には、優れた王女が持つべき資質に基づいて名付けられた三人の下級フェイ――ビューティ/Beauty、ソング/Song、ブレッシング/Blessing――が侍女としてついている。普段、侍女たちは武芸を追求するのではなく宮廷で過ごす時間を増やして欲しいととやかく言う。だがオビラが眠りの呪いに落ちてからは、全力で彼女に付き従い、彼女の身の安全を守っている。
- モチーフは童話『眠れる森の美女』に登場する王女(原作では名前はない)。彼女の誕生を祝う宴には魔法使い(妖精とされることもある)が招待され、さまざまな祝福を与えた。だが1人だけ招待されなかった魔法使いが現れ、「15歳になると糸車のスピンドルに指を刺して死ぬ」という呪いをかけてしまう。まだ贈り物をしてなかった魔法使いの力により、死の呪いは100年間眠り続ける呪いへと弱められるのだった。
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
- エルドレインの森
- オビラの従者/Obyra's Attendants、フェアリーの剣技/Faerie Fencing
[編集] イラストに登場
- エルドレインの森
- オビラの従者/Obyra's Attendants、フェアリーの剣技/Faerie Fencing
[編集] 登場記事・登場作品
- Ten Stories Tall/全高10話(Making Magic 2023年9月25日 Mark Rosewater著)
- 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)