もみ消し/Stifle

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*誘発型能力を無条件に直接打ち消せる初めての[[カード]]であり、その後いくつか亜種が登場している。[[#関連カード]]を参照。
 
*誘発型能力を無条件に直接打ち消せる初めての[[カード]]であり、その後いくつか亜種が登場している。[[#関連カード]]を参照。
 
*このカードで[[プロテクション]]([[青]])を持つ[[クリーチャー]]の能力を打ち消すことは可能である(→[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]])。[[対象]]がクリーチャーではなく、能力そのものであるため。同じ理屈で[[被覆]]や[[呪禁]]を持つカードの能力も打ち消せる。
 
*このカードで[[プロテクション]]([[青]])を持つ[[クリーチャー]]の能力を打ち消すことは可能である(→[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]])。[[対象]]がクリーチャーではなく、能力そのものであるため。同じ理屈で[[被覆]]や[[呪禁]]を持つカードの能力も打ち消せる。
*[[オンスロート・ブロック]]に[[サイクリング誘発型能力]]や[[変異誘発型能力]]など、通常の打ち消しでは対処しづらいカードが多かったことを踏まえて作成されたカードと思われる。
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*[[オンスロート・ブロック]]に[[サイクリング誘発型能力]]や[[表向きになったとき]]に[[誘発]]する[[誘発型能力]]など、通常の打ち消しでは対処しづらいカードが多かったことを踏まえて作成されたカードと思われる。
 
*[[プロツアーホノルル09]]で[[ジャッジ褒賞]]として{{Gatherer|id=382797|新規イラスト}}のもみ消しが配布された。[[コンスピラシー]]版にもこの[[絵|イラスト]]が使用されている。
 
*[[プロツアーホノルル09]]で[[ジャッジ褒賞]]として{{Gatherer|id=382797|新規イラスト}}のもみ消しが配布された。[[コンスピラシー]]版にもこの[[絵|イラスト]]が使用されている。
  
 
==利用法==
 
==利用法==
様々な能力が[[対象]]となりえるが、繰り返し使える能力を打ち消してもうまみが少ない。例えば[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]の[[ティム]]能力を打ち消したところで、次の[[ターン]]にはまた[[起動]]されてしまうのであまり意味がない。よって、主に「単発」である能力を狙っていくのが基本となる。
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様々な能力が[[対象]]となりえるが、繰り返し使える能力を打ち消してもうまみが少ない。例えば[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]の[[ティム]]能力を打ち消したところで、次の[[ターン]]にはまた[[起動]]されてしまうので一時しのぎにしかならない。よって、主に「単発」である能力を狙っていくのが基本となる。
  
 
特に[[パーマネント]]の、それ自身を[[生け贄に捧げる]]ことを必要とする能力を打ち消すのは効果的である。[[精神隷属器/Mindslaver]]や[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]のような[[起動コスト]]がかなりかさむものを打ち消したときや、[[フェッチランド]]や[[不毛の大地/Wasteland]]などの[[土地]]の能力を打ち消したときの[[テンポ・アドバンテージ]]は非常に大きい。
 
特に[[パーマネント]]の、それ自身を[[生け贄に捧げる]]ことを必要とする能力を打ち消すのは効果的である。[[精神隷属器/Mindslaver]]や[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]のような[[起動コスト]]がかなりかさむものを打ち消したときや、[[フェッチランド]]や[[不毛の大地/Wasteland]]などの[[土地]]の能力を打ち消したときの[[テンポ・アドバンテージ]]は非常に大きい。
*ただし[[行き詰まり/Standstill]]のように打ち消しようがないものや、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]などのように打ち消してしまうと生け贄部分もなくなってしまうものもあるので、よく吟味して使いたい。
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*ただし[[行き詰まり/Standstill]]のように打ち消しようがないものや、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]などのように打ち消してしまうと生け贄部分もなくなってしまうものなどもあるため、よく吟味して使いたい。
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**[[暗黒の深部/Dark Depths]]などの[[状況誘発]]は、条件を満たす限り直ちに何度でも誘発するため、これで打ち消す意味はない。[[状況誘発]]も参照。
  
 
[[キーワード能力]]も、その定義が起動型能力か誘発型能力ならば打ち消すことができる(具体的にどのキーワード能力が該当するかは、[[起動型能力]]や[[誘発型能力]]の項を参照)。特に[[待機]]・[[マッドネス]]・[[ストーム]]に対して強いアンチ性能を持つ。また[[呪文]]のように使えるが呪文ではない[[サイクリング誘発型能力]]に対処できるのも心強い。
 
[[キーワード能力]]も、その定義が起動型能力か誘発型能力ならば打ち消すことができる(具体的にどのキーワード能力が該当するかは、[[起動型能力]]や[[誘発型能力]]の項を参照)。特に[[待機]]・[[マッドネス]]・[[ストーム]]に対して強いアンチ性能を持つ。また[[呪文]]のように使えるが呪文ではない[[サイクリング誘発型能力]]に対処できるのも心強い。
 
*[[サイクリング]]とサイクリング誘発型能力はそれぞれ別個の能力である点と、サイクリングを起動した時点ですでに誘発型能力は[[誘発]]してしまっている点に注意。サイクリングを打ち消しても、「[[カード]]を1枚[[引く]]」のを防げるだけで、誘発型能力は[[解決]]されてしまう。
 
*[[サイクリング]]とサイクリング誘発型能力はそれぞれ別個の能力である点と、サイクリングを起動した時点ですでに誘発型能力は[[誘発]]してしまっている点に注意。サイクリングを打ち消しても、「[[カード]]を1枚[[引く]]」のを防げるだけで、誘発型能力は[[解決]]されてしまう。
*[[変異]]と[[変異誘発型能力]]にも同じようなことが言える。ただしこちらの例の場合、[[表向き]]にするのは[[特別な処理]]なのでもみ消しで打ち消すことはできない。
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*[[変異]]と[[表向きになったとき]]に[[誘発]]する[[誘発型能力]]にも同じようなことが言える。ただしこちらの例の場合、[[表向き]]にすること自体は[[特別な処理]]なのでもみ消しで打ち消すことはできない。
  
 
また[[あなた|自分]]が使うカードの[[ペナルティ能力]]を踏み倒すことにも使われる。[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]や[[狩り立てられた恐怖/Hunted Horror|狩り立てられたサイクル]]がその一例であり、実際にそうした[[シナジー]]を活用した[[スタイフルノート]]などの[[デッキ]]がエターナルで活躍している。
 
また[[あなた|自分]]が使うカードの[[ペナルティ能力]]を踏み倒すことにも使われる。[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]や[[狩り立てられた恐怖/Hunted Horror|狩り立てられたサイクル]]がその一例であり、実際にそうした[[シナジー]]を活用した[[スタイフルノート]]などの[[デッキ]]がエターナルで活躍している。
 
*メリット・デメリットが結びついているカードに対し、デメリット能力だけを打ち消すために使われることも。特に[[パララクスの波/Parallax Wave]]との[[ギミック]]が有名(→[[テンポラリーソリューション]])。
 
*メリット・デメリットが結びついているカードに対し、デメリット能力だけを打ち消すために使われることも。特に[[パララクスの波/Parallax Wave]]との[[ギミック]]が有名(→[[テンポラリーソリューション]])。
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*「[[生け贄に捧げる]]」タイプのデメリットには、相性が悪いものもあるので注意。「'''次の'''~の開始時に/終了時に」という書式([[騙し討ち/Sneak Attack]]など)は指定されたタイミングに1度しか誘発しないが、「~の開始時に/終了時に」という書式([[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]など)は指定の[[ステップ]]/[[フェイズ]]が訪れるたびに何度も誘発するため一時しのぎにしかならない。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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*'''[[虚空魔道士の沈黙者/Voidmage Husher]]''' - 瞬速を持つ4マナのクリーチャーのETB能力。(時のらせん)
 
*'''[[虚空魔道士の沈黙者/Voidmage Husher]]''' - 瞬速を持つ4マナのクリーチャーのETB能力。(時のらせん)
 
*[[即時却下/Summary Dismissal]] - 4マナ。[[スタック]]上にある全ての能力に加え、全ての呪文も打ち消す。([[異界月]])
 
*[[即時却下/Summary Dismissal]] - 4マナ。[[スタック]]上にある全ての能力に加え、全ての呪文も打ち消す。([[異界月]])
**[[カディーナの口封じ/Kadena's Silencer]] - [[変異]][[コスト]]2マナクリーチャーの[[変異誘発型能力]]。対戦相手がコントロールする能力だけを全て打ち消す。([[統率者2019]])
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**[[カディーナの口封じ/Kadena's Silencer]] - [[大変異]](1)(青)のクリーチャーの[[表向きになったとき]][[誘発型能力]]。対戦相手がコントロールする能力だけを全て打ち消す。([[統率者2019]])
 
**[[旋風のごとき否定/Whirlwind Denial]] - 3マナ。対戦相手の能力と呪文限定で(4)マナずつ支払わせる即時却下の[[不確定カウンター]]版。([[テーロス還魂記]])
 
**[[旋風のごとき否定/Whirlwind Denial]] - 3マナ。対戦相手の能力と呪文限定で(4)マナずつ支払わせる即時却下の[[不確定カウンター]]版。([[テーロス還魂記]])
 
*[[敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist]] - 3マナ。[[サイクリング誘発型能力]]。他[[プレイヤー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する能力限定。([[破滅の刻]])
 
*[[敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist]] - 3マナ。[[サイクリング誘発型能力]]。他[[プレイヤー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する能力限定。([[破滅の刻]])
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*[[Amonkhet Invocations]]
 
*[[Amonkhet Invocations]]
 
*[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー5]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー5]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Dungeons & Dragons®: Death is the Eyes of Beholder I|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Dungeons & Dragons®: Death is the Eyes of Beholder I]]

2024年8月28日 (水) 14:17時点における最新版


Stifle / もみ消し (青)
インスタント

起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)


ちょっと変わった打ち消し呪文。呪文ではなく、起動型能力誘発型能力打ち消す

用途は広く、見た目よりずっと腐りづらい(下記#利用法参照)。カード・プールが広がるにつれ汎用性が増すカードであり、エターナルではメインデッキ投入も非常に多い。

[編集] 利用法

様々な能力が対象となりえるが、繰り返し使える能力を打ち消してもうまみが少ない。例えば放蕩魔術師/Prodigal Sorcererティム能力を打ち消したところで、次のターンにはまた起動されてしまうので一時しのぎにしかならない。よって、主に「単発」である能力を狙っていくのが基本となる。

特にパーマネントの、それ自身を生け贄に捧げることを必要とする能力を打ち消すのは効果的である。精神隷属器/Mindslaver破滅的な行為/Pernicious Deedのような起動コストがかなりかさむものを打ち消したときや、フェッチランド不毛の大地/Wastelandなどの土地の能力を打ち消したときのテンポ・アドバンテージは非常に大きい。

キーワード能力も、その定義が起動型能力か誘発型能力ならば打ち消すことができる(具体的にどのキーワード能力が該当するかは、起動型能力誘発型能力の項を参照)。特に待機マッドネスストームに対して強いアンチ性能を持つ。また呪文のように使えるが呪文ではないサイクリング誘発型能力に対処できるのも心強い。

また自分が使うカードのペナルティ能力を踏み倒すことにも使われる。ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought狩り立てられたサイクルがその一例であり、実際にそうしたシナジーを活用したスタイフルノートなどのデッキがエターナルで活躍している。

[編集] 関連カード

起動型能力か誘発型能力を打ち消すカード。特記なければインスタントで、太字は起動型能力のみ打ち消せる。起動自体を禁止するカードは呪われたトーテム像/Cursed Totemを、ETB能力の誘発を禁止するカードは倦怠の宝珠/Torpor Orbを参照。

[編集] 参考

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