召集

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|英名=Convoke
 
|英名=Convoke
 
|種別=[[常在型能力]]
 
|種別=[[常在型能力]]
|登場セット=[[ラヴニカ:ギルドの都]]<br />[[未来予知]]
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|登場セット=[[ラヴニカ:ギルドの都]]<br>[[未来予知]]<br>[[基本セット2015]]<br>[[ラヴニカのギルド]]<br>[[モダンホライゾン]]<br>[[ニューカペナの街角統率者デッキ]]<br>[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]<br>[[機械兵団の進軍]]<br>[[機械兵団の進軍統率者デッキ]]<br>[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]<br>[[ドクター・フー統率者デッキ]]<br>[[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]<br>[[サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ]]<br>[[モダンホライゾン3]]<br>[[ダスクモーン:戦慄の館]]
 
|リーガル=legal
 
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|CR=502.46
 
 
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'''召集'''/''Convoke''は、[[ラヴニカ・ブロック]]で[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave|セレズニア]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]([[緑]]と[[白]])に割り当てられた[[キーワード能力]]。[[未来予知]]で再登場した。これを持つ[[呪文]]が[[スタック]]上にあるときに機能する[[常在型能力]]。
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'''召集'''(しょうしゅう)/''Convoke''は、[[ラヴニカ・ブロック]]で[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave|セレズニア]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]([[緑]]と[[白]])に割り当てられた[[キーワード能力]]。これを持つ[[呪文]]が[[スタック]]上にあるときに機能する[[常在型能力]]。
  
 
{{#card:Chord of Calling}}
 
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{{#card:Venerated Loxodon}}
  
 
==定義==
 
==定義==
'''召集'''/''Convoke''は、「この呪文を[[プレイ]]する際の[[追加コスト]]として、[[あなた]]はあなたが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[アンタップ]]状態の[[クリーチャー]]を望む数だけ[[タップ]]してもよい。これによりタップされた各クリーチャーにつき、この呪文をプレイするための[[コスト]]は、(1)かそのクリーチャーの[[]][[マナ]]1点分少なくなる。」を意味する。
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'''召集'''/''Convoke''は、「この呪文の[[総コスト]]にある[[色マナ]]1点につき、[[あなた]]はその[[マナ]][[支払う]]のではなく、あなたが[[コントロール]]するその[[]][[アンタップ]]状態の[[クリーチャー]]1体を[[タップ]]してもよい。この呪文の総コストにある[[不特定マナ]]1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味する。
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この方法で呪文の総コストを支払うためにタップされたクリーチャーのことを、その呪文を「'''召集するためにタップした'''/''convoked''」と言う。
  
 
==解説==
 
==解説==
多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージ。自分のクリーチャーがすべて[[マナ・クリーチャー]]になるようなものだと思えばよいだろう。
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多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージ。[[あなた|自分]]のクリーチャーがすべて[[召喚酔い]]のない[[マナ・クリーチャー]]になるようなものだと思えばよいだろう。
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[[ラヴニカ:ギルドの都]]、未来予知、ラヴニカのギルドではセレズニアの色である[[緑]]と[[白]]に与えられているが、基本セット2015、モダンホライゾンでは他の[[色]]や[[アーティファクト]]も召集を持つ。機械兵団の進軍では[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の侵略に対抗する各[[次元/Plane]]の協力を表すメカニズムとして登場し、全色に存在するが特に[[青]]と[[赤]]に多い。機械兵団の進軍統率者デッキでは[[聖なる会合/Divine Convocation]]([[青赤白]])のテーマとして採用された。
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他の呪文に召集を与えるカードは多数存在する([https://whisper.wisdom-guild.net/search.php?oracle=%22have+convoke%22 「召集を持つ/have convoke」でWhisperを検索])。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
*[[マナ・コスト]]に含まれる[[X]]の分も減少させることができる。この場合、まずXの値を決め、そこから召集の能力で支払うコストを減らしていくことになる(クリーチャーのタップは追加コストであり、Xの決定の後であることに注意)。
+
*この能力は、唱えるためのコストに対して「別の支払い方」を定義するものである。
*この能力によりそのカードの追加コストのマナを減らすこともできる。
+
**タップ自体がコストの支払いとして扱われる。該当する色のマナを生み出したり、該当するコストを減らしたりしているわけではない。
*[[多色]]クリーチャーをタップしても、減らせるコストはマナ1つ分だけである。この場合は、そのクリーチャーの色のうちのいずれか1色か、[[不特定マナ・コスト]]を減らすか選ぶ。
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**タップで支払うのは義務ではないし、タップで支払った場合も[[追加コスト]][[代替コスト]]とはみなされない。
*[[タップ能力]]ではないため、いわゆる[[召喚酔い]]状態のクリーチャーをタップしてもよい。
+
**本来のマナ・コストのみに限らず、[[総コスト]]内のマナの支払いであればいずれにも使用できる。すなわち、召集を持つ呪文が追加コストや代替コストを持っていたり、[[コスト増加カード]]の影響を受けている場合でも、それらのコストも召集により支払うことができる([[大量の芽吹き/Sprout Swarm]]も参照)。
*この能力は[[起動型能力]]ではないので注意。
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**タップによって支払った分は実際にマナを支払っているわけではない。[[烈日]][[向上呪文]]、[[野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild]]など、支払ったマナを参照する能力との相互作用に注意。
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*召集は、呪文を唱える際に機能する常在型能力である。
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**唱えるのに[[対応して]]クリーチャーを[[除去]]して支払いを妨害することはできない。
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**[[起動型能力]]でも[[誘発型能力]]でもないため、[[もみ消し/Stifle]]などで妨害することはできない。
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**クリーチャーに[[タップ能力]]を与える能力でもない。[[召喚酔い]]しているクリーチャーをタップしてもよく、[[呪われたトーテム像/Cursed Totem]]など起動型能力を封じる効果では妨害されない(→[[タップ・アウトレット]])。
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*[[多色]]のクリーチャーをタップしても、支払わなくても済むマナは1点分だけである。この場合は、そのクリーチャーの色のうちのいずれか1色か、[[不特定マナ]]の支払いのどちらかに充てることとなる。
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*[[無色]]のクリーチャーをタップして[[無色マナ]]・[[マナ・シンボル|シンボル]]で指定されたコストを支払うことはできない。召集で支払えるのは色マナと不特定マナのみである。
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*コストの支払いは[[マナ能力]]を[[起動]]するタイミング({{CR|601.2g}})より後である。そのため、支払う前にマナ能力で[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げられた]]クリーチャーをタップすることはできない。
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*マナを任意の[[タイプ]]や[[色]]であるかのように支払える効果の影響下であっても、召集でタップするクリーチャーの色は守る必要がある。(それらの能力はコストそのものに含まれる色マナ・シンボルを変更していないため)
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**例)[[豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury]]で追放した[[かき集める勇気/Gather Courage]]を唱える場合、召集でクリーチャーをタップするならば緑のクリーチャーをタップしなければならない。
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===旧ルール===
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[[2013年]]7月13日の[[総合ルール]]更新で変更される前は、[[追加コスト]]として望む数のクリーチャーをタップし、タップしたクリーチャー1体につきコストを(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点分だけ軽減する、という能力であった。
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コストの分を超えてタップできる点が[[開発部]]で問題視されたことから、新たな概念(別の支払い方)が考案され、2013年7月13日の総合ルール更新で変更されることとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-2014-update-bulletin-2013-07-12 Magic 2014 Update Bulletin](Feature [[2013年]]7月12日 [[Matt Tabak]]著)</ref>。
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現在のルールとは以下の点で異なる。
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*コストを軽減するため、これによりコストが3マナ未満になった場合、[[三なる宝球/Trinisphere]]があると3マナに変更された。
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**現在はコスト決定に関与しないため、三なる宝球の影響を受けない。
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*タップするクリーチャーの数に制約がないため、コストの分を超える数のクリーチャーをタップすることができた。
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**現在はタップできるクリーチャーの数が総コスト分に限定されており、そのようなことは不可能である。
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*追加コストが決まるタイミングでクリーチャーをタップするため、タップしたクリーチャーが[[戦場を離れる]][[マナ能力]]を起動してコストに充てることができた。
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**現在はコスト支払い時にタップするため、そのようなクリーチャーをタップすることはできない。
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==その他==
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*[[Richard Garfield]]によってデザインされた[[メカニズム]]。元々は[[ボロス軍/Boros Legion]]のメカニズムだったが、より相応しい[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]に割り当てられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/designing-selesnya-2012-10-01 Designing for Selesnya]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004200/ セレズニアのデザイン]([[Making Magic]] [[2012年]]10月1日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*セレズニアの特色である[[トークン]][[展開]]と相性がよい。
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*[[アンタップ能力]]や[[神啓]]と[[シナジー]]を形成する。未来予知と基本セット2015での再登場時はそれらと[[スタンダード]]で共存している。
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*基本セット2015では、[[注釈文]]に(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。/''Your creatures can help cast this spell.'')という説明が新たに追加されている。その後2014年7月の[[オラクル]]変更により、既存のすべての召集持ちのカードの注釈文が同様の形式に変更された。
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*[[霊気紛争]]では[[アーティファクト]]版といえる[[即席]]が登場した。
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*日本語名は「'''招'''集」ではなく「'''召'''集」であるので、誤字に注意。意味合いとしてはほぼ同じだが、招集は「招き集める」、召集は「(立場が下の者を)呼び集める」というニュアンスがある。
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*『[[デュエル・マスターズ]]』のメカニズム「[https://dmwiki.net/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%BC ハイパーエナジー]」の元になっている<ref>[https://x.com/syaba3/status/1819335442611032399 @syaba3](X/Twitter [[2024年]]8月2日 [[射場本正巳]])</ref>。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
  
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[[Category:キーワード能力|しようしゆう]]
 
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2024年9月16日 (月) 22:33時点における最新版

召集/Convoke
種別 常在型能力
登場セット ラヴニカ:ギルドの都
未来予知
基本セット2015
ラヴニカのギルド
モダンホライゾン
ニューカペナの街角統率者デッキ
ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ
機械兵団の進軍
機械兵団の進軍統率者デッキ
機械兵団の進軍:決戦の後に
ドクター・フー統率者デッキ
イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ
サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ
モダンホライゾン3
ダスクモーン:戦慄の館
CR CR:702.51

召集(しょうしゅう)/Convokeは、ラヴニカ・ブロックセレズニアギルド)に割り当てられたキーワード能力。これを持つ呪文スタック上にあるときに機能する常在型能力


Chord of Calling / 召喚の調べ (X)(緑)(緑)(緑)
インスタント

召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱えるに際しあなたがタップしたクリーチャー1体で、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
あなたのライブラリーからマナ総量がX以下であるクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。



Venerated Loxodon / 敬慕されるロクソドン (4)(白)
クリーチャー — 象(Elephant) クレリック(Cleric)

召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱える段階であなたがタップした各クリーチャーは、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
敬慕されるロクソドンが戦場に出たとき、これを召集するためにタップした各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。

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[編集] 定義

召集/Convokeは、「この呪文の総コストにある色マナ1点につき、あなたはそのマナ支払うのではなく、あなたがコントロールするそのアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。この呪文の総コストにある不特定マナ1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味する。

この方法で呪文の総コストを支払うためにタップされたクリーチャーのことを、その呪文を「召集するためにタップした/convoked」と言う。

[編集] 解説

多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージ。自分のクリーチャーがすべて召喚酔いのないマナ・クリーチャーになるようなものだと思えばよいだろう。

ラヴニカ:ギルドの都、未来予知、ラヴニカのギルドではセレズニアの色であるに与えられているが、基本セット2015、モダンホライゾンでは他のアーティファクトも召集を持つ。機械兵団の進軍では新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵略に対抗する各次元/Planeの協力を表すメカニズムとして登場し、全色に存在するが特にに多い。機械兵団の進軍統率者デッキでは聖なる会合/Divine Convocation(青赤白)のテーマとして採用された。

他の呪文に召集を与えるカードは多数存在する(「召集を持つ/have convoke」でWhisperを検索)。

[編集] ルール

  • この能力は、唱えるためのコストに対して「別の支払い方」を定義するものである。
    • タップ自体がコストの支払いとして扱われる。該当する色のマナを生み出したり、該当するコストを減らしたりしているわけではない。
    • タップで支払うのは義務ではないし、タップで支払った場合も追加コスト代替コストとはみなされない。
    • 本来のマナ・コストのみに限らず、総コスト内のマナの支払いであればいずれにも使用できる。すなわち、召集を持つ呪文が追加コストや代替コストを持っていたり、コスト増加カードの影響を受けている場合でも、それらのコストも召集により支払うことができる(大量の芽吹き/Sprout Swarmも参照)。
    • タップによって支払った分は実際にマナを支払っているわけではない。烈日向上呪文野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wildなど、支払ったマナを参照する能力との相互作用に注意。
  • 召集は、呪文を唱える際に機能する常在型能力である。
  • 多色のクリーチャーをタップしても、支払わなくても済むマナは1点分だけである。この場合は、そのクリーチャーの色のうちのいずれか1色か、不特定マナの支払いのどちらかに充てることとなる。
  • 無色のクリーチャーをタップして無色マナシンボルで指定されたコストを支払うことはできない。召集で支払えるのは色マナと不特定マナのみである。
  • コストの支払いはマナ能力起動するタイミング(CR:601.2g)より後である。そのため、支払う前にマナ能力で生け贄に捧げられたクリーチャーをタップすることはできない。
  • マナを任意のタイプであるかのように支払える効果の影響下であっても、召集でタップするクリーチャーの色は守る必要がある。(それらの能力はコストそのものに含まれる色マナ・シンボルを変更していないため)

[編集] 旧ルール

2013年7月13日の総合ルール更新で変更される前は、追加コストとして望む数のクリーチャーをタップし、タップしたクリーチャー1体につきコストを(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点分だけ軽減する、という能力であった。

コストの分を超えてタップできる点が開発部で問題視されたことから、新たな概念(別の支払い方)が考案され、2013年7月13日の総合ルール更新で変更されることとなった[1]

現在のルールとは以下の点で異なる。

  • コストを軽減するため、これによりコストが3マナ未満になった場合、三なる宝球/Trinisphereがあると3マナに変更された。
    • 現在はコスト決定に関与しないため、三なる宝球の影響を受けない。
  • タップするクリーチャーの数に制約がないため、コストの分を超える数のクリーチャーをタップすることができた。
    • 現在はタップできるクリーチャーの数が総コスト分に限定されており、そのようなことは不可能である。
  • 追加コストが決まるタイミングでクリーチャーをタップするため、タップしたクリーチャーが戦場を離れるマナ能力を起動してコストに充てることができた。
    • 現在はコスト支払い時にタップするため、そのようなクリーチャーをタップすることはできない。

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. Magic 2014 Update Bulletin(Feature 2013年7月12日 Matt Tabak著)
  2. Designing for Selesnya/セレズニアのデザインMaking Magic 2012年10月1日 Mark Rosewater著)
  3. @syaba3(X/Twitter 2024年8月2日 射場本正巳)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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