神討ち/Deicide
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− | [[テーロス・ブロック]] | + | [[テーロス・ブロック]]の[[神 (テーロス・ブロック)|神サイクル]]はいずれも[[伝説の]][[カード]]だが、[[青単信心]]の[[海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea]]など4枚[[積む|積み]]されるケースもあり、そういった相手には[[キーカード]]1種類を完全に潰すことができるため強力。[[インスタント]]であるため[[クリーチャー・エンチャント]]や[[強化]][[オーラ]]に強い点、[[追放]]するため[[破壊不能]]や[[墓地]]からの[[回収]]に強い点も長所で、総じて優秀なエンチャント除去である。 |
− | [[スタンダード]]では[[存在の破棄/Revoke Existence]]との比較になるだろう。[[アーティファクト]]を除去できる点や[[払拭/Dispel]]で[[打ち消す|打ち消され]] | + | [[スタンダード]]では[[存在の破棄/Revoke Existence]]との比較になるだろう。[[アーティファクト]]を除去できる点や[[払拭/Dispel]]で[[打ち消す|打ち消され]]ない点ではあちらが上だが、インスタント性や神に効果的な点ではこちらが勝っている。また、[[タルキール覇王譚]]参入後は[[消去/Erase]]も比較対象になる。こちらは消去の方が1マナ軽いため、メタ上に神を複数枚採用するデッキがどれだけ存在するかによるだろう。 |
− | *{{Gatherer|id=381385}}には[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]が[[神送り/Godsend]]を用いて[[ゼナゴス/Xenagos]]を討つ、テーロス・ブロックのストーリーのクライマックスに当たる場面が描かれている。端的な[[フレイバー・テキスト]]も印象的。 | + | *[[カード名]]のdeicideは「神を殺すこと」を意味する言葉。「deus(神)」と「-cidium(殺害)」の合成語である中世ラテン語「deicidium」に由来する。 |
+ | *{{Gatherer|id=381385}}には[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]が[[神送り/Godsend#ストーリー|神送り/Godsend]]を用いて[[ゼナゴス/Xenagos]]を討つ、テーロス・ブロックのストーリーのクライマックスに当たる場面が描かれている。端的な[[フレイバー・テキスト]]も印象的。 | ||
− | {{フレイバーテキスト|「これで終わりです。」|エルズペス}} | + | {{フレイバーテキスト|「これで終わりです。」|エルズペス}} |
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− | *追放したカードが神であるかどうかは、追放[[領域]]での[[特性]] | + | *追放したカードが神であるかどうかは、追放[[領域]]での[[特性]]で判断される。 |
− | ** | + | **例1:テーロス・ブロックの神サイクルは[[戦場]]以外の領域では常に[[クリーチャー]]の[[カード・タイプ]]と神の[[クリーチャー・タイプ]]を持つため、それを追放した場合は[[信心]]の値によらず、同名カードを追放する効果が発生する。 |
− | + | **例2:[[魔法の夜/Enchanted Evening]]の影響下で[[信義の神オケチラ/Oketra the True]]や[[多相]]クリーチャーを追放した場合、同名カードを追放できる。 | |
− | ** | + | **例3:魔法の夜の影響下で、自身の能力によって[[クリーチャー化]]した[[変わり谷/Mutavault]]を追放した場合、同名カードは追放できない。 |
*よく似た一掃と異なり「望む枚数」なので、[[公開領域]]である墓地に置かれている同名カードについても、「追放しない」ことを選択できる。 | *よく似た一掃と異なり「望む枚数」なので、[[公開領域]]である墓地に置かれている同名カードについても、「追放しない」ことを選択できる。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1158 壁紙](ページ下部)([[Daily MTG]]) | ||
+ | *[[手札破壊カード]] | ||
*[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[レア]] |
2020年1月10日 (金) 06:52時点における最新版
Deicide / 神討ち (1)(白)
インスタント
インスタント
エンチャント1つを対象とし、それを追放する。その追放されたカードが神(God)カードであるなら、そのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前を持つカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
トップダウン・デザインのエンチャント除去呪文。通常は1マナ重い消去/Eraseだが、神に対しては一掃/Scourのような効果を発揮する。
テーロス・ブロックの神サイクルはいずれも伝説のカードだが、青単信心の海の神、タッサ/Thassa, God of the Seaなど4枚積みされるケースもあり、そういった相手にはキーカード1種類を完全に潰すことができるため強力。インスタントであるためクリーチャー・エンチャントや強化オーラに強い点、追放するため破壊不能や墓地からの回収に強い点も長所で、総じて優秀なエンチャント除去である。
スタンダードでは存在の破棄/Revoke Existenceとの比較になるだろう。アーティファクトを除去できる点や払拭/Dispelで打ち消されない点ではあちらが上だが、インスタント性や神に効果的な点ではこちらが勝っている。また、タルキール覇王譚参入後は消去/Eraseも比較対象になる。こちらは消去の方が1マナ軽いため、メタ上に神を複数枚採用するデッキがどれだけ存在するかによるだろう。
- カード名のdeicideは「神を殺すこと」を意味する言葉。「deus(神)」と「-cidium(殺害)」の合成語である中世ラテン語「deicidium」に由来する。
- イラストにはエルズペス/Elspethが神送り/Godsendを用いてゼナゴス/Xenagosを討つ、テーロス・ブロックのストーリーのクライマックスに当たる場面が描かれている。端的なフレイバー・テキストも印象的。
「これで終わりです。」― エルズペス
[編集] ルール
- 追放したカードが神であるかどうかは、追放領域での特性で判断される。
- 例1:テーロス・ブロックの神サイクルは戦場以外の領域では常にクリーチャーのカード・タイプと神のクリーチャー・タイプを持つため、それを追放した場合は信心の値によらず、同名カードを追放する効果が発生する。
- 例2:魔法の夜/Enchanted Eveningの影響下で信義の神オケチラ/Oketra the Trueや多相クリーチャーを追放した場合、同名カードを追放できる。
- 例3:魔法の夜の影響下で、自身の能力によってクリーチャー化した変わり谷/Mutavaultを追放した場合、同名カードは追放できない。
- よく似た一掃と異なり「望む枚数」なので、公開領域である墓地に置かれている同名カードについても、「追放しない」ことを選択できる。
[編集] 参考
- 壁紙(ページ下部)(Daily MTG)
- 手札破壊カード
- カード個別評価:ニクスへの旅 - レア