イシュトヴァーンおじ/Uncle Istvan
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「クリーチャーによるダメージ」に依存する[[色]]と言えば[[緑]]と[[白]]なので、必然的にそれらに強い。この2色が[[黒]]の[[対抗色]]であるのは偶然ではないだろう。逆に単純な[[火力]]、例えば[[稲妻/Lightning Bolt]]には耐えられないので、そういう点で[[赤]]相手では不利。 | 「クリーチャーによるダメージ」に依存する[[色]]と言えば[[緑]]と[[白]]なので、必然的にそれらに強い。この2色が[[黒]]の[[対抗色]]であるのは偶然ではないだろう。逆に単純な[[火力]]、例えば[[稲妻/Lightning Bolt]]には耐えられないので、そういう点で[[赤]]相手では不利。 | ||
− | 後に作られたダメージが一切効かない[[革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary]] | + | 後に作られたダメージが一切効かない[[革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary]]、クリーチャーへの[[プロテクション]]を持つ[[司令官イーシャ/Commander Eesha]]、[[幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts]]、[[破壊不能]]を持つ[[ダークスティールのマイア/Darksteel Myr]]などの発展系に比べると範囲が狭く、中途半端な能力なのは確か。とはいえ、このおじは本来軽減を[[色の役割|得手としない]]黒の[[カード]]。チョー=マノやイーシャのような白のカードと単純比較するのはちょっとかわいそうか。 |
*[[第5版]]では「弱過ぎる。収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。 | *[[第5版]]では「弱過ぎる。収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。 | ||
− | *かつては[[カード名]]と[[クリーチャー・タイプ]]が同じカードの1つだった。その愛らしい名前からか、[[絶版]] | + | *かつては[[カード名]]と[[クリーチャー・タイプ]]が同じカードの1つだった。その愛らしい名前からか、[[絶版]]から長く経ってもクリーチャー・タイプは密かに人気で、[[標準化/Standardize]]ではよく選ばれたりしていた。 |
− | **[[時のらせん]]で[[タイムシフト]]として[[再録]]されたが、その際にただの[[人間]] | + | **[[時のらせん]]で[[タイムシフト]]として[[再録]]されたが、その際にただの[[人間]]になってしまい、インターネット上などで愛好者たちの嘆く声が聞かれた。 |
− | *愛らしい名前に反して、その{{Gatherer|id=108805}} | + | *愛らしい名前に反して、その{{Gatherer|id=108805}}と[[フレイバー・テキスト]]から把握できる設定は結構怖い。 |
+ | {{フレイバーテキスト|孤独が老いた隠者を狂気に追いやった。今、彼がつきあう相手といえば、この隠者に捕えられた者のみだ。}} | ||
*ちなみに、誰のおじなのかは特に設定されていない。これは、英語の"Uncle"は血縁関係に関わらない年長の男性(とくに、親しい間柄)を示す単語であるため(「タングステンおじさん/Uncle Tungsten」や、「ステラおばさん/Aunt Stella」に見られる用法)。ゆえに、日本語表現では「イシュトヴァーンおじさん」が適切と思われる。とは言え、この日本語名でなければここまで慕われるカードでなかっただろう。 | *ちなみに、誰のおじなのかは特に設定されていない。これは、英語の"Uncle"は血縁関係に関わらない年長の男性(とくに、親しい間柄)を示す単語であるため(「タングステンおじさん/Uncle Tungsten」や、「ステラおばさん/Aunt Stella」に見られる用法)。ゆえに、日本語表現では「イシュトヴァーンおじさん」が適切と思われる。とは言え、この日本語名でなければここまで慕われるカードでなかっただろう。 | ||
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+ | 受ける[[戦闘ダメージ]]を全て軽減するクリーチャー。 | ||
+ | *[[蒸気の壁/Wall of Vapor]] - (3)(青)0/1[[防衛]]。[[ブロック]]時にしか軽減できない。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]) | ||
+ | *[[影の壁/Wall of Shadows]] - (1)(黒)(黒)0/1防衛。ブロック時にしか軽減できない。[[壁]]のみを[[対象]]とする[[呪文]]や[[能力]]の対象にならない。(レジェンド) | ||
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+ | *[[濃霧の層/Fog Bank]] - (1)(青)0/2[[飛行]]防衛。濃霧の層が与える戦闘ダメージも軽減される。([[ウルザズ・サーガ]]) | ||
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+ | *[[熟達の刃の精鋭/Deftblade Elite]] - (白)1/1[[挑発]]。[[起動]]コスト(1)(白)を支払わないと軽減できない。自分が与えるダメージも軽減してしまう。([[スカージ]]) | ||
+ | *[[曙光の精霊/Dawn Elemental]] - (白)(白)(白)(白)3/3飛行。戦闘ダメージに限らず軽減。(スカージ) | ||
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+ | *[[草ハイドラ/Phytohydra]] - (2)(緑)(白)(白)1/1。戦闘ダメージに限らず軽減でなく置換。ダメージを同数の[[+1/+1カウンター]]に換えてしまう。([[ラヴニカ:ギルドの都]]) | ||
+ | **[[真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir]] - (赤)(緑)(白)3/3になったが、あなたが[[統治者]]である条件が付いた草ハイドラ。([[統率者レジェンズ]]) | ||
+ | *[[護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa]] - (2)(青)1/3飛行防衛。([[エルドラージ覚醒]]) | ||
+ | *[[剣の熾天使/Seraph of the Sword]] - (3)(白)3/3飛行。([[基本セット2014]]) | ||
+ | *[[永暁の勇者/Everdawn Champion]] - (1)(白)(白)2/2。([[イクサランの相克]]) | ||
+ | *[[時間変造者、セヴィン/Sevinne, the Chronoclasm]] - (2)(白)(青)(赤)2/2。戦闘ダメージに限らず軽減。[[墓地]]から[[呪文]]を[[唱える]]たびそれを[[コピー]]する。([[統率者2019]]) | ||
+ | *[[暖炉の少女/The Girl in the Fireplace]] - (2)(白)[[英雄譚]]エンチャントの第I[[章能力]]で[[生成]]される[[トークン]]。戦闘ダメージに限らず軽減。1/1[[消失]]3。([[ドクター・フー統率者デッキ]]) | ||
+ | それ自身でなく対象に与えられるダメージを全て軽減するカードは[[黒檀の馬/Ebony Horse]]や[[イス卿の迷路/Maze of Ith]]の項を参照。 | ||
==参考== | ==参考== |
2024年2月12日 (月) 05:42時点における最新版
クリーチャーから与えられるダメージをすべて軽減する能力を持ったクリーチャー。
「クリーチャーによるダメージ」に依存する色と言えば緑と白なので、必然的にそれらに強い。この2色が黒の対抗色であるのは偶然ではないだろう。逆に単純な火力、例えば稲妻/Lightning Boltには耐えられないので、そういう点で赤相手では不利。
後に作られたダメージが一切効かない革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary、クリーチャーへのプロテクションを持つ司令官イーシャ/Commander Eesha、幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts、破壊不能を持つダークスティールのマイア/Darksteel Myrなどの発展系に比べると範囲が狭く、中途半端な能力なのは確か。とはいえ、このおじは本来軽減を得手としない黒のカード。チョー=マノやイーシャのような白のカードと単純比較するのはちょっとかわいそうか。
- 第5版では「弱過ぎる。収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- かつてはカード名とクリーチャー・タイプが同じカードの1つだった。その愛らしい名前からか、絶版から長く経ってもクリーチャー・タイプは密かに人気で、標準化/Standardizeではよく選ばれたりしていた。
- 愛らしい名前に反して、そのイラストとフレイバー・テキストから把握できる設定は結構怖い。
孤独が老いた隠者を狂気に追いやった。今、彼がつきあう相手といえば、この隠者に捕えられた者のみだ。
- ちなみに、誰のおじなのかは特に設定されていない。これは、英語の"Uncle"は血縁関係に関わらない年長の男性(とくに、親しい間柄)を示す単語であるため(「タングステンおじさん/Uncle Tungsten」や、「ステラおばさん/Aunt Stella」に見られる用法)。ゆえに、日本語表現では「イシュトヴァーンおじさん」が適切と思われる。とは言え、この日本語名でなければここまで慕われるカードでなかっただろう。
[編集] 主な亜種
受ける戦闘ダメージを全て軽減するクリーチャー。
- 蒸気の壁/Wall of Vapor - (3)(青)0/1防衛。ブロック時にしか軽減できない。(レジェンド)
- 影の壁/Wall of Shadows - (1)(黒)(黒)0/1防衛。ブロック時にしか軽減できない。壁のみを対象とする呪文や能力の対象にならない。(レジェンド)
- ゴブリンの雪だるま/Goblin Snowman - (3)(赤)1/1。ブロック時にしか軽減できない。タップ能力でこれがブロックしたクリーチャーに1点ダメージ。(アイスエイジ)
- 濃霧の層/Fog Bank - (1)(青)0/2飛行防衛。濃霧の層が与える戦闘ダメージも軽減される。(ウルザズ・サーガ)
- 革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary - (2)(白)(白)2/2。戦闘ダメージに限らず軽減。(メルカディアン・マスクス)
- 熟達の刃の精鋭/Deftblade Elite - (白)1/1挑発。起動コスト(1)(白)を支払わないと軽減できない。自分が与えるダメージも軽減してしまう。(スカージ)
- 曙光の精霊/Dawn Elemental - (白)(白)(白)(白)3/3飛行。戦闘ダメージに限らず軽減。(スカージ)
- ファイレクシアの立証者/Phyrexian Vindicator - 曙光の精霊が5/5になり、さらに任意の対象にダメージを反射するようになった上位互換。(ファイレクシア:完全なる統一)
- 草ハイドラ/Phytohydra - (2)(緑)(白)(白)1/1。戦闘ダメージに限らず軽減でなく置換。ダメージを同数の+1/+1カウンターに換えてしまう。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir - (赤)(緑)(白)3/3になったが、あなたが統治者である条件が付いた草ハイドラ。(統率者レジェンズ)
- 護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa - (2)(青)1/3飛行防衛。(エルドラージ覚醒)
- 剣の熾天使/Seraph of the Sword - (3)(白)3/3飛行。(基本セット2014)
- 永暁の勇者/Everdawn Champion - (1)(白)(白)2/2。(イクサランの相克)
- 時間変造者、セヴィン/Sevinne, the Chronoclasm - (2)(白)(青)(赤)2/2。戦闘ダメージに限らず軽減。墓地から呪文を唱えるたびそれをコピーする。(統率者2019)
- 暖炉の少女/The Girl in the Fireplace - (2)(白)英雄譚エンチャントの第I章能力で生成されるトークン。戦闘ダメージに限らず軽減。1/1消失3。(ドクター・フー統率者デッキ)
それ自身でなく対象に与えられるダメージを全て軽減するカードは黒檀の馬/Ebony Horseやイス卿の迷路/Maze of Ithの項を参照。