ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(10人の利用者による、間の16版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Teferi, Mage of Zhalfir}} | {{#card:Teferi, Mage of Zhalfir}} | ||
− | [[ | + | [[ミラージュ・ブロック]]からのキャラクターであり、[[時のらせんブロック]]の主人公の1人、[[テフェリー/Teferi]]が遂に[[カード]]化。あなたの[[クリーチャー]]・[[カード]]には[[瞬速]]を与え、逆に[[対戦相手]]は[[インスタント・タイミング]]での呪文を唱えることをできなくする[[伝説の]][[人間]]・[[ウィザード]]。 |
まさに[[パーミッション]][[デッキ]]のために用意されたような能力を持っており、一度[[戦場]]に出れば[[対戦相手]]の動きを大きく封じることができる。特にパーミッションの[[ミラーマッチ]]では、これを先に戦場に出した者が[[勝利]]と言っても過言ではない。 | まさに[[パーミッション]][[デッキ]]のために用意されたような能力を持っており、一度[[戦場]]に出れば[[対戦相手]]の動きを大きく封じることができる。特にパーミッションの[[ミラーマッチ]]では、これを先に戦場に出した者が[[勝利]]と言っても過言ではない。 | ||
− | 一方、[[ビートダウン (デッキ)| | + | 一方、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]や[[ソーサリー]]を軸とする[[コントロールデッキ]]に対しては価値が半減してしまう。しかしそれでも[[パーミッション]]にとって、[[マナ]]的な隙を最小限にできる[[瞬速]][[クリーチャー]]である点はかなり重要。 |
[[セプターチャント]]との組み合わせは強烈。相手[[ターン]]の[[アップキープ]]に[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]を[[唱える|唱え]]続けることで、ほぼ外れない[[ロック]]を形成する。 | [[セプターチャント]]との組み合わせは強烈。相手[[ターン]]の[[アップキープ]]に[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]を[[唱える|唱え]]続けることで、ほぼ外れない[[ロック]]を形成する。 | ||
+ | *インスタントプレイ制限は時間の減速を、クリーチャー・カードへの瞬速付与は時間の加速を表しており、テフェリーの時間魔術の両面を見事に表現している。 | ||
+ | **このデザインは後の[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]にも受け継がれている。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
*自分が[[オーナー]]で、戦場以外にあるクリーチャー・カードが[[瞬速]]を持つ。[[ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge]]や[[精神の願望/Mind's Desire]]の効果で[[墓地]]や[[追放|追放領域]]から唱える場合も[[インスタント・タイミング]]で唱えることが可能であり、[[神秘の指導/Mystical Teachings]]ではあらゆるクリーチャー・カードを[[サーチ]]できる。 | *自分が[[オーナー]]で、戦場以外にあるクリーチャー・カードが[[瞬速]]を持つ。[[ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge]]や[[精神の願望/Mind's Desire]]の効果で[[墓地]]や[[追放|追放領域]]から唱える場合も[[インスタント・タイミング]]で唱えることが可能であり、[[神秘の指導/Mystical Teachings]]ではあらゆるクリーチャー・カードを[[サーチ]]できる。 | ||
− | **なお、カードを「瞬速を持っている[[かのように]] | + | **なお、カードを「瞬速を持っている[[かのように]]唱える」ことを可能にするカードはいくつか存在するが、実際に他のカードへ瞬速を与えるカードはこれのみ。前述の神秘の指導と[[コンボ]]になるのも、これのみとなっている。 |
− | * | + | *[[土地・クリーチャー]]である[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]も、瞬速を持てばインスタント・タイミングでプレイすることが可能になる。ただし土地のプレイ権を使用する必要があることと自分のターン中にしかプレイできないことは変わらない。 |
− | *[[対戦相手]] | + | **「瞬速を持っているかのように唱える」の場合は唱えることができるだけで土地のプレイには対応していない。この点が大きな違いとなっている。 |
− | + | *[[対戦相手]]が呪文を唱える事が可能なタイミングは、[[優先権]]を持っており、その[[プレイヤー]]の[[ターン]]の[[メイン・フェイズ]]中で、[[スタック]]が空である間のみである。[[待機]]、[[マッドネス]]や[[嵐の目/Eye of the Storm]]などの「[[解決中に呪文を唱える]]」[[効果]]でも呪文を唱えることはできなくなる。 | |
==その他== | ==その他== | ||
*[[嵐の目/Eye of the Storm]]もあれば、相手の[[インスタント]]と[[ソーサリー]]を封殺した上で、こちらは一方的に[[アドバンテージ]]を稼げる。[[パーミッション]]対策として、パーミッションや[[コンボ]]デッキの[[サイドボード]]、場合によっては[[メインデッキ]]に採用されたコンボである。 | *[[嵐の目/Eye of the Storm]]もあれば、相手の[[インスタント]]と[[ソーサリー]]を封殺した上で、こちらは一方的に[[アドバンテージ]]を稼げる。[[パーミッション]]対策として、パーミッションや[[コンボ]]デッキの[[サイドボード]]、場合によっては[[メインデッキ]]に採用されたコンボである。 | ||
*公式サイトのコラムでは、[[Timmy, Johnny, and Spike|"Spike"]]のイメージキャラクターとして採用されている。 | *公式サイトのコラムでは、[[Timmy, Johnny, and Spike|"Spike"]]のイメージキャラクターとして採用されている。 | ||
− | *[[From the Vault:Legends]]に{{Gatherer|id=244667|新規イラスト}}で収録された。 | + | *[[From the Vault:Legends]]に{{Gatherer|id=244667|新規イラスト}}で収録された。[[アイコニックマスターズ]]でもこの[[イラスト]]で[[再録]]されている。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | + | {{キャラクターを表すカード/テフェリー}} | |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://mjmj.info/data/obsolete/faq/pri_tsp_j2.html 時のらせんルール入門解説「ルールを超えて」](MJMJ.info) |
+ | *[[インスタントプレイ#他のカードのインスタントプレイを可能にするカード|他のカードのインスタントプレイを可能にするカード]] | ||
*[[テフェリー/Teferi]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[テフェリー/Teferi]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
+ | *[[ザルファー/Zhalfir]](背景世界/ストーリー用語) | ||
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]] | ||
*[[From the Vault:Legends]] | *[[From the Vault:Legends]] | ||
__NOTOC__ | __NOTOC__ |
2022年4月17日 (日) 03:05時点における最新版
Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
ミラージュ・ブロックからのキャラクターであり、時のらせんブロックの主人公の1人、テフェリー/Teferiが遂にカード化。あなたのクリーチャー・カードには瞬速を与え、逆に対戦相手はインスタント・タイミングでの呪文を唱えることをできなくする伝説の人間・ウィザード。
まさにパーミッションデッキのために用意されたような能力を持っており、一度戦場に出れば対戦相手の動きを大きく封じることができる。特にパーミッションのミラーマッチでは、これを先に戦場に出した者が勝利と言っても過言ではない。
一方、ビートダウンデッキやソーサリーを軸とするコントロールデッキに対しては価値が半減してしまう。しかしそれでもパーミッションにとって、マナ的な隙を最小限にできる瞬速クリーチャーである点はかなり重要。
セプターチャントとの組み合わせは強烈。相手ターンのアップキープにオアリムの詠唱/Orim's Chantを唱え続けることで、ほぼ外れないロックを形成する。
- インスタントプレイ制限は時間の減速を、クリーチャー・カードへの瞬速付与は時間の加速を表しており、テフェリーの時間魔術の両面を見事に表現している。
- このデザインは後の時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerにも受け継がれている。
[編集] ルール
- 自分がオーナーで、戦場以外にあるクリーチャー・カードが瞬速を持つ。ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeや精神の願望/Mind's Desireの効果で墓地や追放領域から唱える場合もインスタント・タイミングで唱えることが可能であり、神秘の指導/Mystical Teachingsではあらゆるクリーチャー・カードをサーチできる。
- 土地・クリーチャーであるドライアドの東屋/Dryad Arborも、瞬速を持てばインスタント・タイミングでプレイすることが可能になる。ただし土地のプレイ権を使用する必要があることと自分のターン中にしかプレイできないことは変わらない。
- 「瞬速を持っているかのように唱える」の場合は唱えることができるだけで土地のプレイには対応していない。この点が大きな違いとなっている。
- 対戦相手が呪文を唱える事が可能なタイミングは、優先権を持っており、そのプレイヤーのターンのメイン・フェイズ中で、スタックが空である間のみである。待機、マッドネスや嵐の目/Eye of the Stormなどの「解決中に呪文を唱える」効果でも呪文を唱えることはできなくなる。
[編集] その他
- 嵐の目/Eye of the Stormもあれば、相手のインスタントとソーサリーを封殺した上で、こちらは一方的にアドバンテージを稼げる。パーミッション対策として、パーミッションやコンボデッキのサイドボード、場合によってはメインデッキに採用されたコンボである。
- 公式サイトのコラムでは、"Spike"のイメージキャラクターとして採用されている。
- From the Vault:Legendsに新規イラストで収録された。アイコニックマスターズでもこのイラストで再録されている。
[編集] 関連カード
- ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
- 時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage
- ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria
- 時を曲げる者、テフェリー/Teferi, Timebender
- 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
- 時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time
- 時を超える旅行者、テフェリー/Teferi, Timeless Voyager
- 日没を遅らせる者、テフェリー/Teferi, Who Slows the Sunset
- 時間の旅人、テフェリー/Teferi, Temporal Pilgrim
- ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir
[編集] 参考
- 時のらせんルール入門解説「ルールを超えて」(MJMJ.info)
- 他のカードのインスタントプレイを可能にするカード
- テフェリー/Teferi(背景世界/ストーリー用語)
- ザルファー/Zhalfir(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:時のらせん - レア
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 神話レア
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - レア
- From the Vault:Legends