ゲインランド
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+ | 将来の再録の可能性を考えて、どの[[次元/Plane]]でも使える[[カード名]]が付けられたという経緯があり([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/prose-and-khans-part-2-2014-09-22 Prose and Khans, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011213/# カン否両論 その2])、目論見通りといったところ。 | ||
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− | *さらに、[[隠れ家/Safe Haven]]は日本語名が「隠れ家」だが、こちらもこのサイクルとは関係無い。 | + | **同じく土地サイクルの[[棲み家]]の英語名「Lair」も「隠れ家」という意味。 |
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/developing-khans-2014-09-08 Developing Khans]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0011176/ カンのデベロップ](Feature [[2014年]]9月8日 [[Erik Lauer]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/developing-khans-2014-09-08 Developing Khans]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0011176/ カンのデベロップ](Feature [[2014年]]9月8日 [[Erik Lauer]]著) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/fire-it-2019-06-21 Fire it Up](Card Preview [[2019年]]6月21日 [[Andrew Brown]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/fire-it-2019-06-21 Fire it Up](Card Preview [[2019年]]6月21日 [[Andrew Brown]]著) | ||
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2023年12月31日 (日) 17:12時点における最新版
ゲインランドとは、ゼンディカー初出の2色土地のサイクル。ライフを得る(gain)ことと、同じくライフにまつわる特性を持ったペインランドに準えてこう呼ばれる。初出時のカード名から隠れ家(Refuge)とも。
タルキール覇王譚では対抗色版が作られるとともに、ゼンディカーの隠れ家(友好色5種)の同型再版も収録された。
土地
ジャングルのうろ穴はタップ状態で戦場に出る。
ジャングルのうろ穴が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る。
(T):(黒)か(緑)を加える。
[編集] 解説
タップインデュアルランドの上位互換の一つで、端的に言うなら「1点ライフ回復のETB能力がついたタップインデュアルランド」である。
ライフ1点というと些細なものに感じるが、土地に付属した効果としては悪くなく、対戦相手のデッキタイプによってはゲームへ与える影響も少なくない(→回復)。例えばライフを20点きっかり削り切ることを前提としたデッキなら、そのゲームプランを大きく狂わせることができるし、別の例として悪斬の天使/Baneslayer Angel(パワー5)が唯一のダメージソースであるデッキならば1ターンの猶予を得られることになるなど、決して侮れない。
[編集] 利用
基本的にリミテッド向けマナ基盤という意味合いが強く、構築では他の選択肢が優先されることが多い。この辺りはカードプールとの兼ね合いであり、ローテーション直後で他の選択肢が乏しい場合や、3種類以上の2色土地を採用したい時など、必要に応じて採用されることがある。
スタンダードではチェックランドや神殿といった競合相手の存在により多用はされないものの、お守りがてら1~2枚挿されるケースも多かった。また青黒コントロールなどに代表されるライフ回復手段に乏しい低速デッキや、回復により誘発する能力を搭載したデッキの場合は4枚積みされることもある。
コモンの2色土地は少なく、門シナジーを利用するデッキ以外ではギルド門の上位互換であるため、登場直後はパウパーや職工の多色デッキで重宝されていた。その後、コモンの多色土地の選択肢が増えていったこともあり、現在では各デッキの特徴に合わせて需要は分散気味である。
[編集] 再録
タルキール覇王譚版のゲインランドは運命再編、エターナルマスターズ、基本セット2020、イコリア:巨獣の棲処、基本セット2021、神河:輝ける世界、機械兵団の進軍と定期的に再録されている。
将来の再録の可能性を考えて、どの次元/Planeでも使えるカード名が付けられたという経緯があり(Prose and Khans, Part 2/カン否両論 その2)、目論見通りといったところ。
いくつかのカード・セットでは、ブースターパックの基本土地枠に一定の確率でタルキール覇王譚版のゲインランドサイクルが封入されていることがある。詳細は変則的な稀少度#アラーラの断片以降の基本土地枠の項を参照。
タルキール覇王譚版と運命再編版は、一見すると同じイラストに見えるが細部が異なっており、それぞれ時代の異なるタルキール/Tarkirの風景が描かれている(平穏な入り江/Tranquil Coveのタルキール覇王譚版イラスト/運命再編版イラスト)。
[編集] その他
- Refugeは「避難所」という意味合いが強い。
- ペガサスの隠れ家/Pegasus Refugeはカード名に「隠れ家/Refuge」とつくが、このサイクルとの関係は無い。
- さらに、隠れ家/Safe Havenは日本語名が「隠れ家」だが、こちらもこのサイクルとは関係無い。
- 同じく土地サイクルの棲み家の英語名「Lair」も「隠れ家」という意味。
[編集] 該当カード
[編集] ゼンディカー
- セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge
- ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge
- アクームの隠れ家/Akoum Refuge
- カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge
- 灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge
[編集] タルキール覇王譚
- 友好色
- 平穏な入り江/Tranquil Cove
- 陰鬱な僻地/Dismal Backwater
- 血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves
- 岩だらけの高地/Rugged Highlands
- 花咲く砂地/Blossoming Sands
- 対抗色
- 磨かれたやせ地/Scoured Barrens
- 急流の崖/Swiftwater Cliffs
- ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow
- 風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag
- 茨森の滝/Thornwood Falls
[編集] 参考
- Little Things Matter(Building on a Budget 2009年9月16日 Jacob Van Lunen著)
- Developing Khans/カンのデベロップ(Feature 2014年9月8日 Erik Lauer著)
- Fire it Up(Card Preview 2019年6月21日 Andrew Brown著)
- 2色土地
- 土地
- カードの俗称