巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape
提供:MTG Wiki
(→ストーリー) |
|||
(4人の利用者による、間の5版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Kogla, the Titan Ape}} | {{#card:Kogla, the Titan Ape}} | ||
− | {{ | + | [[ETB]][[能力]]で[[格闘]]を行い、[[攻撃]]するたびに[[帰化/Naturalize]]が[[誘発]]する[[伝説の]][[類人猿]]。 |
+ | |||
+ | [[カード名]]の''Titan''で意識しているように、[[太陽のタイタン/Sun Titan|タイタン・サイクル]]のごとく[[戦場]]に出た時点で仕事をして[[攻撃]]を始めれば毎[[ターン]][[アドバンテージ]]をもたらす[[ファッティ]]。6[[マナ]]と[[重い]]ものの、同時期の[[スタンダード]]では[[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]という絶好の相方が存在している。 | ||
+ | |||
+ | [[起動型能力]]も、2マナと[[人間]]を用意すれば[[除去]]を回避できることから、生き残らせたい性質にマッチしている。もちろん[[フレイバー]]通りに重要な人間を除去から守ることも可能で、眷者と互いに身を預け合う姿を再現することができる。 | ||
+ | |||
+ | 同[[カード・セット]]では同じく帰化を[[内蔵]]したクリーチャーとして[[水晶壊し/Gemrazer]]も登場した。あちらと比べると重く、能力の即効性も無いのが難点だが、頭数の追加と帰化が同時に行える点や[[変容]]に寄せずとも複数回の[[誘発]]が狙える点では勝る。 | ||
+ | |||
+ | スタンダードでは[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]の[[禁止カード|禁止]]指定~[[カルドハイム]]発売までの間、[[ランプ]]戦術を取る[[食物 (デッキ)#緑単フード|緑単フード]]で活躍した。同時期の[[メタゲーム]]では[[アーティファクト]]や[[エンチャント]]を使用するデッキが多く、[[能力]]が[[腐る|腐り]]にくかった。 | ||
+ | |||
+ | ==関連カード== | ||
+ | {{同一の存在を表すカード/コグラ}} | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
'''コグラ'''/''Kogla''は[[イコリア/Ikoria]]に棲む[[類人猿]]の怪物({{Gatherer|id=479682}})。 | '''コグラ'''/''Kogla''は[[イコリア/Ikoria]]に棲む[[類人猿]]の怪物({{Gatherer|id=479682}})。 | ||
− | 空中聖域[[インダサ/Indatha#スカイセイル/Skysail|スカイセイル/Skysail]]を訪れた[[ビビアン・リード/Vivien Reid (ストーリー)|ビビアン/Vivien]]は、軍用気球船の小艦隊がこの巨大な霊長類から若い女性を「救出」しようとしているのを目撃した。その女性が[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]] | + | 空中聖域[[インダサ/Indatha#スカイセイル/Skysail|スカイセイル/Skysail]]を訪れた[[ビビアン・リード/Vivien Reid (ストーリー)|ビビアン/Vivien]]は、軍用気球船の小艦隊がこの巨大な霊長類から若い女性を「救出」しようとしているのを目撃した。その女性が[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]]であると気づいたあと、彼らの間には大きな気まずさだけが残った。 |
+ | |||
+ | *女性を片手に高所へとよじ登り、人間の操縦する航空兵器と戦う巨大類人猿というモチーフは映画「[[Wikipedia:ja:キングコング|キングコング]]」のオマージュと思われる。 | ||
− | + | [[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の侵攻時には、コグラはファイレクシアのゴライアスを[[さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster|イダーロ/Yidaro]]の棘だらけの背中に叩きつけて串刺しにした。 | |
− | == | + | ==登場作品・登場記事== |
− | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/ikoria-lair-behemoths-story-cards-2020-04-10 The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards](Feature [[2020年]]4月3日 [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|Wizards of the Coast]]著) | |
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legendary-team-ups-of-march-of-the-machine The Legendary Team-Ups of March of the Machine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036859/ 『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち]([[Daily MTG]] [[2023年]]4月13日) | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[トリプルシンボルカード]] | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
*[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#Showcase: March of the Machine Vol. 3|Secret Lair Drop Series: Showcase: March of the Machine Vol. 3]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2023年5月25日 (木) 20:10時点における最新版
伝説のクリーチャー — 類人猿(Ape)
巨大猿、コグラが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。これはそれと格闘を行う。
巨大猿、コグラが攻撃するたび、防御プレイヤーがコントロールしている、アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
(1)(緑):あなたがコントロールしている人間(Human)1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。ターン終了時まで、巨大猿、コグラは破壊不能を得る。
ETB能力で格闘を行い、攻撃するたびに帰化/Naturalizeが誘発する伝説の類人猿。
カード名のTitanで意識しているように、タイタン・サイクルのごとく戦場に出た時点で仕事をして攻撃を始めれば毎ターンアドバンテージをもたらすファッティ。6マナと重いものの、同時期のスタンダードではギャレンブリグ城/Castle Garenbrigという絶好の相方が存在している。
起動型能力も、2マナと人間を用意すれば除去を回避できることから、生き残らせたい性質にマッチしている。もちろんフレイバー通りに重要な人間を除去から守ることも可能で、眷者と互いに身を預け合う姿を再現することができる。
同カード・セットでは同じく帰化を内蔵したクリーチャーとして水晶壊し/Gemrazerも登場した。あちらと比べると重く、能力の即効性も無いのが難点だが、頭数の追加と帰化が同時に行える点や変容に寄せずとも複数回の誘発が狙える点では勝る。
スタンダードでは創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationの禁止指定~カルドハイム発売までの間、ランプ戦術を取る緑単フードで活躍した。同時期のメタゲームではアーティファクトやエンチャントを使用するデッキが多く、能力が腐りにくかった。
[編集] 関連カード
- 巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape
- コグラとイダーロ/Kogla and Yidaro
[編集] ストーリー
コグラ/Koglaはイコリア/Ikoriaに棲む類人猿の怪物(イラスト)。
空中聖域スカイセイル/Skysailを訪れたビビアン/Vivienは、軍用気球船の小艦隊がこの巨大な霊長類から若い女性を「救出」しようとしているのを目撃した。その女性が眷者/Bonderであると気づいたあと、彼らの間には大きな気まずさだけが残った。
- 女性を片手に高所へとよじ登り、人間の操縦する航空兵器と戦う巨大類人猿というモチーフは映画「キングコング」のオマージュと思われる。
新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵攻時には、コグラはファイレクシアのゴライアスをイダーロ/Yidaroの棘だらけの背中に叩きつけて串刺しにした。
[編集] 登場作品・登場記事
- The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards(Feature 2020年4月3日 Wizards of the Coast著)
- The Legendary Team-Ups of March of the Machine/『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち(Daily MTG 2023年4月13日)