神秘の反射/Mystic Reflection
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− | + | [[クローン/Clone]]系や一般的な[[打ち消す|打ち消し]]に比べて[[カード・アドバンテージ]]上の損失が生じる場合が多く、またコピー元として有効なクリーチャーが必要であるため、若干[[唱える]]タイミングが制限される欠点こそあるものの、大量[[リアニメイト]]や[[トークン]]生成などによって同時に複数体のクリーチャーが湧き出る場合にそれら全てをコピーにして弱体化してしまうなど、[[青]]の主な妨害手段となる[[バウンス]]や打ち消しとは異なった独自の使い方も可能となっている。 | |
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+ | 自分のクリーチャーに対して使う場合は、[[ETB]]で[[トークン]]を[[生成]]するクリーチャーや[[ロード (俗称)|ロード]]と組み合わせると、一挙に頭数を増やしたり[[全体強化]]を行うことで[[カード・アドバンテージ]]の損失を抑えることができる。例えば[[波使い/Master of Waves]]はコピーも[[信心]]を増加させられる上に強化能力も重複することから、総打点の底上げに繋がる。登場時の[[スタンダード]]であれば[[恭しき重装歩兵/Reverent Hoplite]]をコピーすることで信心の増加を絡めて大量のトークンを並べられる。 | ||
+ | 他にも、5体以上のトークンが同時に生成される時に[[盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcer]]や[[正義の戦乙女/Righteous Valkyrie]]などを対象にとれば、そのままゲームが決まる事もある。対戦相手がコントロールしていてもかまわないので、使う前に最善の選択かどうか確認したいところ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0035080/ 今週のCool Deck:ファイラス大反射(スタンダード)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2021年]]5月28日 [[岩SHOW]]著)</ref>。 | ||
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− | *[[戦場に出る]]ことを[[置換]]する[[継続的効果]]が複数あった場合、それらはまずどの[[プレイヤー]]の[[ | + | 戦場のクリーチャーのコピーとして戦場に出る効果についての基本的なルールは[[クローン/Clone]]を参照。 |
+ | *[[戦場に出る]]ことを[[置換]]する[[継続的効果]]が複数あった場合、それらはまずどの[[プレイヤー]]の[[コントロール]]下で戦場に出るかを変更する[[効果]]が適用され、次にコピーとして戦場に出る効果が適用される。その後、その他の戦場に出ることを置換する効果が適用される({{CR|616.1}})。戦場に出るクリーチャーやプレインズウォーカーが自身が戦場に出ることを置換する[[常在型能力]]を持っていたとしても、その前に神秘の反射によるコピー効果が適用されてしまうため機能しない。 | ||
**[[霜のモーリット/Moritte of the Frost]]のような元からコピーになる能力を持ったカードも、先に神秘の反射を適用すれば元のコピー能力を失うため適用する効果が無くなり、先にモーリット自身の能力を適用してもその次に適用される神秘の反射の効果で追加の[[+1/+1カウンター]]を含みすべて上書きされてしまうため機能しない。 | **[[霜のモーリット/Moritte of the Frost]]のような元からコピーになる能力を持ったカードも、先に神秘の反射を適用すれば元のコピー能力を失うため適用する効果が無くなり、先にモーリット自身の能力を適用してもその次に適用される神秘の反射の効果で追加の[[+1/+1カウンター]]を含みすべて上書きされてしまうため機能しない。 | ||
− | * | + | *[[マナ・コスト]]に[[X]]を持つクリーチャーやプレインズウォーカーを唱え、それがコピー効果によって[[キヅタの精霊/Ivy Elemental]]のように唱えたときのXを参照するタイプの能力を得ても、唱えたときに決めたXの値は参照されず0として扱われる({{CR|107.3j}})。 |
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*神秘の反射が[[解決]]された後にコピー元として選んだクリーチャーが[[戦場]]を離れても、[[最後の情報]]を元にコピーされる。 | *神秘の反射が[[解決]]された後にコピー元として選んだクリーチャーが[[戦場]]を離れても、[[最後の情報]]を元にコピーされる。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[レア]] |
2023年1月29日 (日) 20:50時点における最新版
次に戦場に出るクリーチャーかプレインズウォーカーを、先に選んだクリーチャーのコピーとして戦場に出してしまう予顕付きインスタント。
コピー元もコピー先もプレイヤーの制限が無いため、コピー対象さえ戦場に存在するなら、自分のコントロールの下に出るクリーチャーを強力なクリーチャーのコピーに変えたり、逆に対戦相手のフィニッシャー級クリーチャーやプレインズウォーカーを取るに足らないウィニーに変えてしまったりと攻防双方において用いることができ、汎用性が高い。打ち消されないクリーチャーや統率者を1/1兵士トークンに変えてしまう等、疑似カウンターとしても機能する。
クローン/Clone系や一般的な打ち消しに比べてカード・アドバンテージ上の損失が生じる場合が多く、またコピー元として有効なクリーチャーが必要であるため、若干唱えるタイミングが制限される欠点こそあるものの、大量リアニメイトやトークン生成などによって同時に複数体のクリーチャーが湧き出る場合にそれら全てをコピーにして弱体化してしまうなど、青の主な妨害手段となるバウンスや打ち消しとは異なった独自の使い方も可能となっている。
自分のクリーチャーに対して使う場合は、ETBでトークンを生成するクリーチャーやロードと組み合わせると、一挙に頭数を増やしたり全体強化を行うことでカード・アドバンテージの損失を抑えることができる。例えば波使い/Master of Wavesはコピーも信心を増加させられる上に強化能力も重複することから、総打点の底上げに繋がる。登場時のスタンダードであれば恭しき重装歩兵/Reverent Hopliteをコピーすることで信心の増加を絡めて大量のトークンを並べられる。 他にも、5体以上のトークンが同時に生成される時に盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcerや正義の戦乙女/Righteous Valkyrieなどを対象にとれば、そのままゲームが決まる事もある。対戦相手がコントロールしていてもかまわないので、使う前に最善の選択かどうか確認したいところ[1]。
[編集] ルール
戦場のクリーチャーのコピーとして戦場に出る効果についての基本的なルールはクローン/Cloneを参照。
- 戦場に出ることを置換する継続的効果が複数あった場合、それらはまずどのプレイヤーのコントロール下で戦場に出るかを変更する効果が適用され、次にコピーとして戦場に出る効果が適用される。その後、その他の戦場に出ることを置換する効果が適用される(CR:616.1)。戦場に出るクリーチャーやプレインズウォーカーが自身が戦場に出ることを置換する常在型能力を持っていたとしても、その前に神秘の反射によるコピー効果が適用されてしまうため機能しない。
- 霜のモーリット/Moritte of the Frostのような元からコピーになる能力を持ったカードも、先に神秘の反射を適用すれば元のコピー能力を失うため適用する効果が無くなり、先にモーリット自身の能力を適用してもその次に適用される神秘の反射の効果で追加の+1/+1カウンターを含みすべて上書きされてしまうため機能しない。
- マナ・コストにXを持つクリーチャーやプレインズウォーカーを唱え、それがコピー効果によってキヅタの精霊/Ivy Elementalのように唱えたときのXを参照するタイプの能力を得ても、唱えたときに決めたXの値は参照されず0として扱われる(CR:107.3j)。
- 神秘の反射が解決された後にコピー元として選んだクリーチャーが戦場を離れても、最後の情報を元にコピーされる。
[編集] 脚注
- ↑ 今週のCool Deck:ファイラス大反射(スタンダード)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2021年5月28日 岩SHOW著)