クリーチャー・エンチャント

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クリーチャーかつエンチャントである[[カード]]の初出は[[2007年]]の[[未来予知]]の[[輝く透光/Lucent Liminid]]。それ以降しばらく作られることはなかったが、[[2013年]]の[[テーロス・ブロック]]では主要メカニズムとして大々的に取り上げられ、[[統率者2018]]、[[テーロス還魂記]]、[[モダンホライゾン2]]でも再登場した。
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クリーチャーかつエンチャントである[[カード]]の初出は[[2007年]]の[[未来予知]]の[[輝く透光/Lucent Liminid]]。それ以降しばらく作られることはなかったが、[[2013年]]の[[テーロス・ブロック]]では主要メカニズムとして大々的に取り上げられ再登場。その後も[[統率者2018]]、[[テーロス還魂記]]、[[モダンホライゾン2]]、[[Secret Lair Drop Series/2021年#Secret Lair x Stranger Things|Secret Lair x Stranger Things]]、[[神河:輝ける世界]]、[[神河:輝ける世界統率者デッキ]]、[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]]、[[機械兵団の進軍]]、[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]、[[統率者マスターズ]]、[[ダスクモーン:戦慄の館]]、[[ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ]]でも再登場した。
  
テーロス・ブロック以降は[[授与]]を持つカードや[[伝説の]][[神 (テーロス・ブロック)|神々]]の[[サイクル]]を筆頭に、様々な種類のクリーチャー・エンチャントが登場している。生けるエンチャントである神々、またはその神格の力であるエンチャントの力を注入された存在であるクリーチャー・エンチャントは、[[ニクス/Nyx]]の星空を描いた特別なカード枠を持つ(詳細は後述。伝説の[[アーティファクト・エンチャント]]サイクルも同様のカード枠を持つ)。
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テーロス・ブロック以降は[[授与]]を持つカードや[[伝説の]][[神 (テーロス・ブロック)|神々]]の[[サイクル]]を筆頭に、様々な種類のクリーチャー・エンチャントが登場している。生けるエンチャントである神々、またはその神格の力であるエンチャントの力を注入された存在であるクリーチャー・エンチャントは、[[ニクス/Nyx]]の星空を描いた特別なカード枠を持つ(詳細は[[#カード枠|後述]]。伝説の[[アーティファクト・エンチャント]]サイクルも同様のカード枠を持つ)。神河:輝ける世界では[[神/Kami]]と繋がった定命([[祭殿]]を除く)を表し、科学技術で[[アーティファクト・クリーチャー]]化した定命と対する勢力としてカード化された。ダスクモーン:戦慄の館では[[ダスクモーン/Duskmourn]]の館が生み出す怪異を表し、[[ナイトメア]]、[[ホラー]]、[[光霊]]のいずれかの[[クリーチャー・タイプ]]を持つ。
  
 
クリーチャーとエンチャントの二つのカード・タイプを持つため、それぞれを参照する[[効果]]の影響を両方とも受ける。そのため一般的にはどちらか一方のカード・タイプしか持たない[[パーマネント]]よりも[[除去]]に弱くなるが、[[サーチ]]手段の選択肢が増えるなどの利点もある。
 
クリーチャーとエンチャントの二つのカード・タイプを持つため、それぞれを参照する[[効果]]の影響を両方とも受ける。そのため一般的にはどちらか一方のカード・タイプしか持たない[[パーマネント]]よりも[[除去]]に弱くなるが、[[サーチ]]手段の選択肢が増えるなどの利点もある。
  
 
*英語表記では''Enchantment Creature''とエンチャントの方が先だが、日本語版では[[テーロス]]以降は「[[エンチャント(クリーチャー)]]」との混同を避けるためかクリーチャー・エンチャントの順になっている。
 
*英語表記では''Enchantment Creature''とエンチャントの方が先だが、日本語版では[[テーロス]]以降は「[[エンチャント(クリーチャー)]]」との混同を避けるためかクリーチャー・エンチャントの順になっている。
*テーロス以降の各クリーチャー・エンチャントの[[枠#カード内の見た目|カード枠]]は、カードの背景部分([[色]]枠部分)の一部あるいは全体に[[ニクス/Nyx]]の星空が描かれた特別な枠で印刷されている。テーロス~[[統率者2018]]までのものと[[テーロス還魂記]]以降のものとで様式に差異がある。
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*テーロス・ブロックのクリーチャー・エンチャントは「エンチャントらしい」と感じる要素を持たせるために自身以外に働きかける[[能力]]を持つようデザインされていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/theros-any-other-name-part-2-2013-09-09 A Theros By Any Other Name, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004243/ 他ならぬ『テーロス』 その2]([[Making Magic]] [[2013年]]9月9日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。テーロス還魂記ではその規則は厳しすぎたとし、[[バニラ]]のクリーチャー・エンチャントも登場している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/deaths-door-part-2-2020-01-06 At Death's Door, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033613/ 死の扉にて その2]([[Making Magic]] [[2020年]]1月6日 Mark Rosewater著)</ref>(→[[ニクス生まれの狩猟者/Nyxborn Courser]])。
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==カード枠==
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*テーロス以降の各クリーチャー・エンチャントの[[枠#カード内の見た目|カード枠]]は、カードの背景部分([[色]]枠部分)の一部あるいは全体に[[ニクス/Nyx]]の星空が描かれた特別な枠で印刷されている。テーロス~[[統率者2018]]までのものと[[テーロス還魂記]]以降のものとで様式に差異がある。[[テーロス/Theros]][[次元/Plane]]以外が舞台のセットでも引き続きこの星空枠が使われている。[[ファウンデーションズ]]以降エンチャント・カードすべてにこの枠が使われるようになった。
 
**テーロス~統率者2018のものは上半分が星空枠、下半分が通常枠となっている({{Gatherer|id=375083|カード画像}})。また、[[新枠#ドミナリア以降のカード枠|ドミナリア枠]]における[[伝説のカード]]の[[カード名]]を囲う装飾は、通常のものと同じ様式となっている({{Gatherer|id=450938|カード画像}})。
 
**テーロス~統率者2018のものは上半分が星空枠、下半分が通常枠となっている({{Gatherer|id=375083|カード画像}})。また、[[新枠#ドミナリア以降のカード枠|ドミナリア枠]]における[[伝説のカード]]の[[カード名]]を囲う装飾は、通常のものと同じ様式となっている({{Gatherer|id=450938|カード画像}})。
 
**テーロス還魂記以降のものは、枠全体が星空枠となっているほか、伝説のカードのカード名を囲う装飾の一部も星空になっている({{Gatherer|id=477614|カード画像}})。
 
**テーロス還魂記以降のものは、枠全体が星空枠となっているほか、伝説のカードのカード名を囲う装飾の一部も星空になっている({{Gatherer|id=477614|カード画像}})。
***下半分も星空枠になった理由としては、[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠]]を考慮してのものと思われる。それらは[[絵|イラスト]]が枠部分まで印刷されるため、従来の様式では星空枠が隠れてしまう。
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***下半分も星空枠になった理由としては、[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠]]を考慮してのものと思われる。それらは[[絵|イラスト]]が枠部分まで印刷されるため、従来の様式では星空枠がほぼ隠れてしまうが、この新様式ではその心配がない({{Gatherer|id=552009|カード画像}})。
*テーロス・ブロックのクリーチャー・エンチャントは「エンチャントらしい」と感じる要素を持たせるために自身以外に働きかける[[能力]]を持つようデザインされていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/theros-any-other-name-part-2-2013-09-09 A Theros By Any Other Name, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004243/ 他ならぬ『テーロス』 その2]([[Making Magic]] [[2013年]]9月9日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。テーロス還魂記ではその規則は厳しすぎたとし、[[バニラ]]のクリーチャー・エンチャントも登場している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/deaths-door-part-2-2020-01-06 At Death's Door, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033613/ 死の扉にて その2]([[Making Magic]] [[2020年]]1月6日 Mark Rosewater著)</ref>(→[[ニクス生まれの狩猟者/Nyxborn Courser]])。
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==脚注==
 
==脚注==

2024年9月15日 (日) 23:36時点における最新版

クリーチャー・エンチャント/Enchantment Creatureは、クリーチャーであり、かつエンチャントでもあるオブジェクト


Lucent Liminid / 輝く透光 (3)(白)(白)
クリーチャー エンチャント — エレメンタル(Elemental)

飛行

3/3


Nimbus Naiad / 雨雲のナイアード (2)(青)
クリーチャー エンチャント — ニンフ(Nymph)

授与(4)(青)(このカードを授与コストで唱えた場合、これはエンチャント(クリーチャー)を持つオーラ(Aura)呪文である。クリーチャーにつけられていない場合、これは再びクリーチャーになる。)
飛行
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。

2/2


Erebos, God of the Dead / 死者の神、エレボス (3)(黒)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)

破壊不能
あなたの黒への信心が5未満であるかぎり、死者の神、エレボスはクリーチャーではない。(あなたの黒への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の数に等しい。)
あなたの対戦相手はライフを得られない。
(1)(黒),ライフを2点支払う:カードを1枚引く。

5/7

クリーチャーかつエンチャントであるカードの初出は2007年未来予知輝く透光/Lucent Liminid。それ以降しばらく作られることはなかったが、2013年テーロス・ブロックでは主要メカニズムとして大々的に取り上げられ再登場。その後も統率者2018テーロス還魂記モダンホライゾン2Secret Lair x Stranger Things神河:輝ける世界神河:輝ける世界統率者デッキ統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い機械兵団の進軍機械兵団の進軍:決戦の後に統率者マスターズダスクモーン:戦慄の館ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキでも再登場した。

テーロス・ブロック以降は授与を持つカードや伝説の神々サイクルを筆頭に、様々な種類のクリーチャー・エンチャントが登場している。生けるエンチャントである神々、またはその神格の力であるエンチャントの力を注入された存在であるクリーチャー・エンチャントは、ニクス/Nyxの星空を描いた特別なカード枠を持つ(詳細は後述。伝説のアーティファクト・エンチャントサイクルも同様のカード枠を持つ)。神河:輝ける世界では神/Kamiと繋がった定命(祭殿を除く)を表し、科学技術でアーティファクト・クリーチャー化した定命と対する勢力としてカード化された。ダスクモーン:戦慄の館ではダスクモーン/Duskmournの館が生み出す怪異を表し、ナイトメアホラー光霊のいずれかのクリーチャー・タイプを持つ。

クリーチャーとエンチャントの二つのカード・タイプを持つため、それぞれを参照する効果の影響を両方とも受ける。そのため一般的にはどちらか一方のカード・タイプしか持たないパーマネントよりも除去に弱くなるが、サーチ手段の選択肢が増えるなどの利点もある。

  • 英語表記ではEnchantment Creatureとエンチャントの方が先だが、日本語版ではテーロス以降は「エンチャント(クリーチャー)」との混同を避けるためかクリーチャー・エンチャントの順になっている。
  • テーロス・ブロックのクリーチャー・エンチャントは「エンチャントらしい」と感じる要素を持たせるために自身以外に働きかける能力を持つようデザインされていた[1]。テーロス還魂記ではその規則は厳しすぎたとし、バニラのクリーチャー・エンチャントも登場している[2](→ニクス生まれの狩猟者/Nyxborn Courser)。

[編集] カード枠

  • テーロス以降の各クリーチャー・エンチャントのカード枠は、カードの背景部分(枠部分)の一部あるいは全体にニクス/Nyxの星空が描かれた特別な枠で印刷されている。テーロス~統率者2018までのものとテーロス還魂記以降のものとで様式に差異がある。テーロス/Theros次元/Plane以外が舞台のセットでも引き続きこの星空枠が使われている。ファウンデーションズ以降エンチャント・カードすべてにこの枠が使われるようになった。
    • テーロス~統率者2018のものは上半分が星空枠、下半分が通常枠となっている(カード画像)。また、ドミナリア枠における伝説のカードカード名を囲う装飾は、通常のものと同じ様式となっている(カード画像)。
    • テーロス還魂記以降のものは、枠全体が星空枠となっているほか、伝説のカードのカード名を囲う装飾の一部も星空になっている(カード画像)。
      • 下半分も星空枠になった理由としては、拡張アート枠を考慮してのものと思われる。それらはイラストが枠部分まで印刷されるため、従来の様式では星空枠がほぼ隠れてしまうが、この新様式ではその心配がない(カード画像)。

[編集] 脚注

  1. A Theros By Any Other Name, Part 2/他ならぬ『テーロス』 その2Making Magic 2013年9月9日 Mark Rosewater著)
  2. At Death's Door, Part 2/死の扉にて その2Making Magic 2020年1月6日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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