見習い魔術師、ジョハン/Johann, Apprentice Sorcerer
提供:MTG Wiki
(→ストーリー) |
|||
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
5行: | 5行: | ||
[[エルドレインの森]][[リミテッド]]の[[青赤]]において、[[リソース]]源と[[壁 (俗語)|壁]]を兼ねる重要な[[カード]]。同[[アーキタイプ]]は「[[除去]]や[[打ち消し]]で攻勢を凌ぎつつ、[[物騒なカタパルト/Unruly Catapult]]や[[フライヤー]]で地道に[[ライフ]]を削っていく」という戦略を取ることが多い。基本的に除去や打ち消しだけでは1:1[[カード・アドバンテージ#交換|交換]]に過ぎないので、リソース差をつけられるこのカードの価値は高いのである。 | [[エルドレインの森]][[リミテッド]]の[[青赤]]において、[[リソース]]源と[[壁 (俗語)|壁]]を兼ねる重要な[[カード]]。同[[アーキタイプ]]は「[[除去]]や[[打ち消し]]で攻勢を凌ぎつつ、[[物騒なカタパルト/Unruly Catapult]]や[[フライヤー]]で地道に[[ライフ]]を削っていく」という戦略を取ることが多い。基本的に除去や打ち消しだけでは1:1[[カード・アドバンテージ#交換|交換]]に過ぎないので、リソース差をつけられるこのカードの価値は高いのである。 | ||
− | [[対戦相手]]の[[ターン]]中に[[インスタント]]を唱えることで、1ターンに1度という制約を和らげることが可能である。また、[[当事者カード]]の[[出来事]]を[[唱える|唱えられる]]という仕様(後述の[[#ルール]])を活かせば、[[クリーチャー]]の[[ | + | [[対戦相手]]の[[ターン]]中に[[インスタント]]を唱えることで、1ターンに1度という制約を和らげることが可能である。また、[[当事者カード]]の[[出来事]]を[[唱える|唱えられる]]という仕様(後述の[[#ルール]])を活かせば、[[クリーチャー]]の[[スロット]]を減らさずに対応[[カード]]を[[デッキ]]に増やしやすい。両方に該当する[[オビラの従者/Obyra's Attendants]]や[[遊び戯れの使い魔/Frolicking Familiar]]とは特に相性が良いと言える。 |
重いわりに1ターンに1度の制限があることが評価を下げたか、発売3週間後現在では[[構築]]で目立った採用例はない。 | 重いわりに1ターンに1度の制限があることが評価を下げたか、発売3週間後現在では[[構築]]で目立った採用例はない。 | ||
14行: | 14行: | ||
*[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[見る]]能力については[[ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルール]]を参照。 | *[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[見る]]能力については[[ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルール]]を参照。 | ||
*ライブラリーの一番上のカードを[[プレイ]]する能力については[[未来予知/Future Sight#カードのプレイについて]]を参照。 | *ライブラリーの一番上のカードを[[プレイ]]する能力については[[未来予知/Future Sight#カードのプレイについて]]を参照。 | ||
− | *ライブラリーの一番上が[[当事者カード]]である場合、それを[[出来事]] | + | *ライブラリーの一番上が[[当事者カード]]である場合、それを[[出来事]]としてなら唱えてもよい。[[唱える#代替の特性があるカードの扱い]]も参照({{CR|601.3e}})。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
48行: | 48行: | ||
===登場記事・登場作品=== | ===登場記事・登場作品=== | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/ten-stories-tall Ten Stories Tall]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037269/ | + | *[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/ten-stories-tall Ten Stories Tall]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037269/ 全高10話]([[Making Magic]] 2023年9月25日 [[Mark Rosewater]]著) |
*MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期) | *MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期) | ||
*『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) | *『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) |
2024年7月6日 (土) 18:56時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てもよい。
毎ターン1回、あなたはあなたのライブラリーの一番上からインスタントやソーサリーである呪文1つを唱えてもよい。(そのコストは支払う必要がある。タイミングのルールも適用される。)
1ターンに1度の制限がついた前知の場/Precognition Fieldを内蔵している伝説の人間・ウィザード。
エルドレインの森リミテッドの青赤において、リソース源と壁を兼ねる重要なカード。同アーキタイプは「除去や打ち消しで攻勢を凌ぎつつ、物騒なカタパルト/Unruly Catapultやフライヤーで地道にライフを削っていく」という戦略を取ることが多い。基本的に除去や打ち消しだけでは1:1交換に過ぎないので、リソース差をつけられるこのカードの価値は高いのである。
対戦相手のターン中にインスタントを唱えることで、1ターンに1度という制約を和らげることが可能である。また、当事者カードの出来事を唱えられるという仕様(後述の#ルール)を活かせば、クリーチャーのスロットを減らさずに対応カードをデッキに増やしやすい。両方に該当するオビラの従者/Obyra's Attendantsや遊び戯れの使い魔/Frolicking Familiarとは特に相性が良いと言える。
重いわりに1ターンに1度の制限があることが評価を下げたか、発売3週間後現在では構築で目立った採用例はない。
- 見習い魔術師の少年というわりにはタフネスが高い。
[編集] ルール
- ライブラリーの一番上のカードを見る能力についてはジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルールを参照。
- ライブラリーの一番上のカードをプレイする能力については未来予知/Future Sight#カードのプレイについてを参照。
- ライブラリーの一番上が当事者カードである場合、それを出来事としてなら唱えてもよい。唱える#代替の特性があるカードの扱いも参照(CR:601.3e)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
エルドレインの森の2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はアンコモン。リミテッドの指針アンコモンでもあり、それぞれの2色のアーキタイプと童話に対応している。
- 麻痺海溝のシャレー/Sharae of Numbing Depths(白青、相手クリーチャーのタップ、雪の女王)
- 悪夢に追われる者、ネヴァ/Neva, Stalked by Nightmares(白黒、協約、白雪姫)
- 夢見る決闘者、オビラ/Obyra, Dreaming Duelist(青黒、フェアリー、眠れる森の美女)
- 見習い魔術師、ジョハン/Johann, Apprentice Sorcerer(青赤、スペル、魔法使いの弟子)
- 大群の笛吹き、トーテンタンズ/Totentanz, Swarm Piper(黒赤、ネズミ、ハーメルンの笛吹き男)
- 甘歯村の断罪人、グレタ/Greta, Sweettooth Scourge(黒緑、食物、ヘンゼルとグレーテル)
- 勇敢な追跡者、ルビー/Ruby, Daring Tracker(赤緑、パワー4以上、赤ずきん)
- パーティー破り、アッシュ/Ash, Party Crasher(赤白、祝祭、シンデレラ)
- 救世主、アーモント卿/Syr Armont, the Redeemer(緑白、オーラ、美女と野獣)
- 度胸ある冒険者、トロヤン/Troyan, Gutsy Explorer(緑青、マナ総量5以上、ジャックと豆の木)
[編集] ストーリー
ジョハン/Johannはエルドレイン/Eldraineの人間/Human。男性(イラスト)。
かつての彼はちんけな魔法しか使えない、境界地/The Boundary Landsのさえない少年だった。しかし一年前、ちょうど新ファイレクシア/New Phyrexia侵攻の直前に彼は古代の塔カーヴェリン/Caervelinに住む魔道士の弟子として選ばれたのだ。
ジョハンは塔に閉じこもっていたので、昨年から外の世界で何が起こっていたかを知らない。彼が今探求すべきことは、突然眠ってしまった師匠を起こす手段と、自分が起こしてしまったエレメンタルによる大騒動を解決する方法だ。
- 上記はMTGアリーナの豆知識とワールドガイド展示資料を元にした内容である。後に公式サイトで公開された設定紹介記事「Ten Stories Tall」では、ジョハンの師匠はガドウィック/Gadwickであり、眠りに落ちたのではなく仕事のためカーヴェリンを離れたとされている。
- モチーフは、デュカスの交響詩『魔法使いの弟子』の主人公である魔法使いの弟子。師匠の留守の間に工房を任されたが、楽をしようとして魔法をマスターしていないのにほうきに魔法をかけ、大騒動を起こしてしまう。
- マジック:ザ・ギャザリングは、かつて同名の魔法使いの弟子という映画とコラボしたこともある。
- ヨハン/Johanは別人。そちらはレジェンドのキャラクター。
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
- エルドレインの森
- ジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgap、速足の学び/Quick Study、水の翼/Water Wings、荒ぶる炎の稲妻/Frantic Firebolt
- おとぎ話
- 衝撃の震え/Impact Tremors(彼として)
[編集] イラストに登場
- エルドレインの森
- ジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgap、水の翼/Water Wings、荒ぶる炎の稲妻/Frantic Firebolt
[編集] 登場記事・登場作品
- Ten Stories Tall/全高10話(Making Magic 2023年9月25日 Mark Rosewater著)
- MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期)
- 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)