霊気灯/The Aetherspark
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前例のない[[カード・タイプ]]の組み合わせであるが、ゲーム中の挙動的には[[除去]]手段が増えた[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]系の装備品と見ることが出来る。装備したクリーチャーが除去された場合、[[ブロッカー]]がいなければそのまま[[攻撃]]されて[[破壊]]され易いのは装備品として見ると残念な点。 | 前例のない[[カード・タイプ]]の組み合わせであるが、ゲーム中の挙動的には[[除去]]手段が増えた[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]系の装備品と見ることが出来る。装備したクリーチャーが除去された場合、[[ブロッカー]]がいなければそのまま[[攻撃]]されて[[破壊]]され易いのは装備品として見ると残念な点。 | ||
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*装備品であるプレインズウォーカーは[[R&D Playtest cards]]の[[Luxior, Ignited (Playtest)]]で先んじて登場していた。 | *装備品であるプレインズウォーカーは[[R&D Playtest cards]]の[[Luxior, Ignited (Playtest)]]で先んじて登場していた。 | ||
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*+1能力で既に霊気灯がついているクリーチャーを[[対象]]にしてもよい。つける効果は無視され、+1/+1カウンターが置かれる。 | *+1能力で既に霊気灯がついているクリーチャーを[[対象]]にしてもよい。つける効果は無視され、+1/+1カウンターが置かれる。 | ||
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2025年2月13日 (木) 18:29時点における最新版
伝説のアーティファクト プレインズウォーカー — 装備品(Equipment)
霊気灯がクリーチャーについているかぎり、これを攻撃することはできず、これは「あなたのターンの間、装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい個数の忠誠(loyalty)カウンターを霊気灯の上に置く。」を持つ。
[+1]:あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。霊気灯をそれにつける。そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。
[-5]:カード2枚を引く。
[-10]:好きな色1色のマナ10点を加える。
装備品・アーティファクトでもあるという前代未聞のプレインズウォーカー。クリーチャーについている限りこれは攻撃されず戦闘ダメージで忠誠カウンターを得る能力を持つ常在型能力を持ち、忠誠度能力はクリーチャーに霊気灯をつけて強化する、ドロー、マナ加速。
- 常在型能力
- クリーチャーについているかぎり攻撃されない効果と、装備しているクリーチャーがあなたのターンに戦闘ダメージを与えるとその点数だけ忠誠度が増える効果。
- 対戦相手の攻撃によって落とされるというプレインズウォーカーの弱点をカバーし、さらに忠誠カウンターを大幅に増加できる機会を得る。
- +1能力
- あなたがコントロールしているクリーチャー1体に霊気灯をつけ、さらに+1/+1カウンター1個を置く。
- 「最大1体」なので、自分のクリーチャーがいなくても忠誠カウンターを稼ぐために起動可能。装備コスト不要で装備できるが、1ターンに1回しか起動できないので同じターンの付け替えができないことに注意。
- -5能力
- カード2枚を引く。
- 明確にカード・アドバンテージを得られるが、霊気灯単独で起動できるのは戦場に出した次のターンで、しかも忠誠カウンターを使い切ってしまう。常在型能力によって忠誠カウンターを稼ぐことが前提の性能といえる。
- -10能力
- 好きな色1色のマナ10点を加える。
- 極端な例としてはパワー10以上のクリーチャーと追い討ち/Aggravated Assaultを組み合わせれば無限戦闘フェイズになる。
前例のないカード・タイプの組み合わせであるが、ゲーム中の挙動的には除去手段が増えた梅澤の十手/Umezawa's Jitte系の装備品と見ることが出来る。装備したクリーチャーが除去された場合、ブロッカーがいなければそのまま攻撃されて破壊され易いのは装備品として見ると残念な点。
一方、「石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticでサーチできる」「シガルダの助け/Sigarda's Aidでつけられる」など、装備品シナジーを受けられるメリットも大きい。
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- 装備品であるプレインズウォーカーはR&D Playtest cardsのLuxior, Ignited (Playtest)で先んじて登場していた。
- プレインズウォーカーであるため、ブロールの統率者にも指定可能。
[編集] ルール
- 霊気灯がクリーチャーについている状態でも、攻撃されない以外は霊気灯がプレインズウォーカーである事に変わりは無い。プレインズウォーカーにダメージを与える効果を受けるし、忠誠カウンターが0になったら状況起因処理で墓地に置かれる。
- 常在型能力の「霊気灯を攻撃できない」という効果は、「攻撃クリーチャー指定ステップで霊気灯を攻撃先として選べない」という効果である。クリーチャーについている霊気灯がなんらかの効果によりクリーチャーに攻撃されている状態になることはありうる。
- クリーチャーを攻撃している状態で戦場に出す場合、霊気灯をそのクリーチャーの攻撃先として選べる。
- 霊気灯を攻撃している攻撃クリーチャーが存在するときに霊気灯が何らかの効果でクリーチャーにつけられても、そのクリーチャーは引き続き霊気灯を攻撃している状態であり続ける。
- +1能力で既に霊気灯がついているクリーチャーを対象にしてもよい。つける効果は無視され、+1/+1カウンターが置かれる。
- +1能力の解決前に霊気灯が戦場を離れた場合も+1/+1カウンターは置かれる。
[編集] ストーリー
霊気灯/The Aethersparkはアヴィシュカー/Avishkar(カラデシュ/Kaladesh)で制作されたアーティファクト。第2回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixの優勝賞品である。
プレインズウォーカー/Planeswalkerのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを分離し、保存しておく事が出来るとされている。それによってプレインズウォーカーでは無いものでもプレインズウォークすることが出来ると推測されるが、実際の所この装置は一度も作動させた事は無く、設計図も失われたため霊気灯は使用者と共に次元間移動できるのか、灯は消費されず保たれるのか、そもそも望む通りに機能するかすら不明である。領界路/Omenpathが開いた現在の多元宇宙/Multiverseでは無用な危険を冒す価値の無い代物であり、それゆえレースのトロフィーにふさわしい。
発明家イシュカーリ/Ishikariの作品であり、ファイレクシア戦争の際に文字通り彼女の命を掛けて制作された。
[編集] 登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Aetherdrift, Part 1/プレインズウォーカーのための『霊気走破』案内 その1(Daily MTG 2024年12月10日 Miguel Lopez著)
- 第1話 威勢と切望(Daily MTG 2024年1月13日)
- 第6話 無血革命(Daily MTG 2024年1月20日)