村八分/Ostracize
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2014年6月5日 (木) 07:39時点における版
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開する。あなたはその中からクリーチャー・カードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを捨てる。
強迫/Duressに続くウルザ・ブロックの黒1マナの手札破壊ソーサリー。
強迫で落とせないクリーチャーに対応しているが、黒には良質なクリーチャー除去が豊富なため、これが採用されることは稀である。
ブラストダーム/Blastodermのように被覆を持っているクリーチャーやプロテクションを持っているクリーチャーへの対策としては悪くない。
- のちの新たなるファイレクシアで、プレインズウォーカー・カードも捨てられる上位互換の蔑み/Despiseが登場した。
訳語
「Ostracize」は、一般的に「追放する・排斥する」の意を持つ動詞で、古代ギリシアの「陶片追放」に由来する言葉。日本語版では「村八分」としているが、「追放、排除」という上位概念を「村八分(社会的追放)」という下位概念に訳したことから、あるいは、「陶片追放」と「村八分」の内容の違いから、適切な翻訳ではないとする見方がある。
ただし、このカードは歴史上の「村八分」や「陶片追放」を表現したものではなく、更にストーリー上でも違う意味合いが持たされていて、実際に「(人を)追放、排斥」しているわけでもない。
ストーリー
ウルザズ・レガシーのこのカードは、3307AR、トレイリア/Tolariaの時間旅行実験の爆発事故の結果、不幸にも通常より時間が早く流れる領域に閉じ込められたケリック/Kerrickの姿を描いている(イラスト)。この領域は外の世界で最初の10年が経つ間に1世紀も過ぎ去っていたほどで、ぼろを着こんだケリックの身体は人間離れしたファイレクシア/Phyrexia人の姿に変容している。
第7版はメカニズムをより反映させたフレイバー・テキストとイラストに変わり、魔術師が相手の頭から強制的にクリーチャー魔法を引き抜いている。
- ウルザ・ブロックの黒1マナの手札破壊カードは、各エキスパンションにおいてウルザ/Urzaと敵対したファイレクシア/Phyrexiaの主要キャラクターに対応している。ウルザズ・サーガの強迫/Duressはギックス/Gix、ウルザズ・レガシーの村八分はケリック、そしてウルザズ・デスティニーの侵食/Encroachはダヴォール/Davvolである。