パワー
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
− | '''パワー'''(Power)とは、[[クリーチャー]]が1回の[[戦闘ダメージ・ステップ]]で[[割り振る]] [[戦闘ダメージ]]の値。[[オブジェクト]]が持つ[[特性]]の1つ。 | + | '''パワー'''(''Power'')とは、[[クリーチャー]]が1回の[[戦闘ダメージ・ステップ]]で[[割り振る]] [[戦闘ダメージ]]の値。[[オブジェクト]]が持つ[[特性]]の1つ。 |
そのクリーチャーの攻撃力ということ。 | そのクリーチャーの攻撃力ということ。 | ||
8行: | 8行: | ||
*2/3とあれば、そのオブジェクトが2のパワーと3のタフネスを持つことを示す。 | *2/3とあれば、そのオブジェクトが2のパワーと3のタフネスを持つことを示す。 | ||
これらの値は、[[効果]]によって[[修整]]されたり、ある値に変更されたりすることもある。 | これらの値は、[[効果]]によって[[修整]]されたり、ある値に変更されたりすることもある。 | ||
− | *クリーチャーのパワーが数字でなく記号「* | + | *クリーチャーのパワーが数字でなく記号「*(カードでは★)」で表わされていることがある。この場合、そのクリーチャーの[[特性定義能力]]によって値が定められる。何らかの理由でその値が定められない場合、その値は0とする。 |
− | + | *[[ポータル]]系列のカードでは、パワーの値の横に剣のイラストが描かれている。→ {{日本語画像|Raging Goblin~POR|参考:Raging Goblinのイラスト}} | |
− | + | ||
− | *[[ポータル]]系列のカードでは、パワーの値の横に剣のイラストが描かれている。→ | + | |
戦闘ダメージ・ステップにおいて、[[攻撃クリーチャー]]、[[ブロック・クリーチャー]]の双方は、自身のパワーに等しい戦闘ダメージを割り振る。 | 戦闘ダメージ・ステップにおいて、[[攻撃クリーチャー]]、[[ブロック・クリーチャー]]の双方は、自身のパワーに等しい戦闘ダメージを割り振る。 | ||
− | * | + | *パワーが0以下のクリーチャーは、戦闘ダメージを割り振ることができない(戦闘ダメージを与えない)。負の数のパワーは、[[修整]]などによって数字が変化するとき以外は0として扱う。 |
− | **例:3/3クリーチャーに-5/- | + | **例:3/3クリーチャーに-5/-0の修整がついた場合、そのクリーチャーは戦闘ダメージを与えることができない。またこの場合パワーを1にするのに、+1/+0の修整では不十分。+3/+0の修整が必要である。 |
− | + | ||
*割り振りが決まった後でパワーの値が修整されたとしても、戦闘ダメージは割り振り通りに与えられる。 | *割り振りが決まった後でパワーの値が修整されたとしても、戦闘ダメージは割り振り通りに与えられる。 | ||
− | * | + | *パワーの大きさは基本的に攻撃的な能力であるが、ブロックの際にも当然役に立つ。よって[[頭でっかち]]=アタック要員と短絡的に考えるのは間違い。 |
**例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]を[[コントロール]]しているところに、[[対戦相手]]が[[大喰らいのワーム/Craw Wurm]]で攻撃してきたとしよう。<br />双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとすると、尻でっかちな歩兵部隊でブロックしても一方的に負けてしまう。<br />これに対し、頭でっかちな巨大ゴキブリでブロックすれば相討ちになり、巨大ゴキブリのほうが[[コスト]]が小さいので[[アドバンテージ]]を得られる。<br />大型の[[アタッカー]]を仕留められるパワーの大きさが生きるケースである。 | **例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]を[[コントロール]]しているところに、[[対戦相手]]が[[大喰らいのワーム/Craw Wurm]]で攻撃してきたとしよう。<br />双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとすると、尻でっかちな歩兵部隊でブロックしても一方的に負けてしまう。<br />これに対し、頭でっかちな巨大ゴキブリでブロックすれば相討ちになり、巨大ゴキブリのほうが[[コスト]]が小さいので[[アドバンテージ]]を得られる。<br />大型の[[アタッカー]]を仕留められるパワーの大きさが生きるケースである。 | ||
2008年3月4日 (火) 15:28時点における版
パワー(Power)とは、クリーチャーが1回の戦闘ダメージ・ステップで割り振る 戦闘ダメージの値。オブジェクトが持つ特性の1つ。 そのクリーチャーの攻撃力ということ。
テキストにおいては、A/Bの形で数字が並んだとき、スラッシュ( / )の左側に書かれている数字Aがパワーを表す。 クリーチャー・カードには、この形式で右下に「パワー/タフネス」(P/T)が書かれている。
- たとえカードに印刷されていたとしても、クリーチャーでないパーマネントがパワーを持つことは無い。
- 2/3とあれば、そのオブジェクトが2のパワーと3のタフネスを持つことを示す。
これらの値は、効果によって修整されたり、ある値に変更されたりすることもある。
- クリーチャーのパワーが数字でなく記号「*(カードでは★)」で表わされていることがある。この場合、そのクリーチャーの特性定義能力によって値が定められる。何らかの理由でその値が定められない場合、その値は0とする。
- ポータル系列のカードでは、パワーの値の横に剣のイラストが描かれている。→ 参考:Raging Goblinのイラスト
戦闘ダメージ・ステップにおいて、攻撃クリーチャー、ブロック・クリーチャーの双方は、自身のパワーに等しい戦闘ダメージを割り振る。
- パワーが0以下のクリーチャーは、戦闘ダメージを割り振ることができない(戦闘ダメージを与えない)。負の数のパワーは、修整などによって数字が変化するとき以外は0として扱う。
- 例:3/3クリーチャーに-5/-0の修整がついた場合、そのクリーチャーは戦闘ダメージを与えることができない。またこの場合パワーを1にするのに、+1/+0の修整では不十分。+3/+0の修整が必要である。
- 割り振りが決まった後でパワーの値が修整されたとしても、戦闘ダメージは割り振り通りに与えられる。
- パワーの大きさは基本的に攻撃的な能力であるが、ブロックの際にも当然役に立つ。よって頭でっかち=アタック要員と短絡的に考えるのは間違い。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiersをコントロールしているところに、対戦相手が大喰らいのワーム/Craw Wurmで攻撃してきたとしよう。
双方とも巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックはないものとすると、尻でっかちな歩兵部隊でブロックしても一方的に負けてしまう。
これに対し、頭でっかちな巨大ゴキブリでブロックすれば相討ちになり、巨大ゴキブリのほうがコストが小さいのでアドバンテージを得られる。
大型のアタッカーを仕留められるパワーの大きさが生きるケースである。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiersをコントロールしているところに、対戦相手が大喰らいのワーム/Craw Wurmで攻撃してきたとしよう。