イクシドロン/Ixidron
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2008年7月19日 (土) 08:19時点における版
Ixidron / イクシドロン (3)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
イクシドロンが戦場に出るに際し、他のトークンでないすべてのクリーチャーを裏向きにする。(それらは2/2のクリーチャーである。)
イクシドロンのパワーとタフネスはそれぞれ、戦場に出ている裏向きのクリーチャーの数に等しい。
現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorに似た名前のクリーチャーであり、能力も似通っている(IxidronのIxid-はIxidorに由来。Eat Your Words参照)。
似通っているとはいっても、イクシドールが裏向きのクリーチャーに修整を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーにP/Tを左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。
変異を持っているクリーチャーが裏向きとなった場合、自身の能力で表向きになることが可能。一方、変異を持たないクリーチャーを裏向きにした場合、それらは自力で表向きになれないので、擬似的なクリーチャー除去にもなる。この能力は対象を取らないので、シミックの空呑み/Simic Sky Swallowerなどのアンタッチャブル相手にも有効。能力の性質上、相手がコントロールするクリーチャーは2/2になるため、1体につき+1/+1となるこれ自身の大きさでは攻撃に参加できなくなる事も考えられる。
- イメージ的には少々不自然ではあるが、トークンは裏返らなくなっている。これを逆手にとって、回避能力持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
- この能力の「2/2のクリーチャーである」とは、裏向きである間のみ継続する第6b種と第4種の継続的効果である。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なっている。通常は裏向きになった場合に「2/2のクリーチャーである」ことはルールに定められた特性であり、種類別の第1種よりあと、第2種より前に適用される。
- 例:巨大化/Giant Growthで3/8になっている詐欺の壁/Wall of Deceitがいるとする。これを詐欺の壁自身の能力で裏向きした場合は5/5になる。これをイクシドロンの能力で裏向きにした場合は2/2になる。
- セロン教の隠遁者/Thelonite Hermitなど、再利用したい変異クリーチャーの相方にも事欠かないだろう。
- 紅蓮地獄/Pyroclasmや罰/Punishmentなどで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまうのはご愛嬌。裏向きクリーチャーが全滅すると、これ自身も0/0になって墓地に行ってしまうのだ。
- 大きさが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に原初を囁く者/Primal Whispererがいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
- 獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beastsなどの、非クリーチャーのパーマネントをクリーチャー化する効果の下でこれが場に出ると少しややこしい。クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。