荒らされた地下室+解剖室/Defiled Crypt+Cadaver Lab
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[[墓地]]に関連した[[能力]]を持つ[[部屋]]。 | [[墓地]]に関連した[[能力]]を持つ[[部屋]]。 | ||
− | 荒らされた地下室/Defiled | + | ;荒らされた地下室/Defiled Crypt |
+ | :自分の墓地から[[カード]]が離れると、1[[ターン]]に1回だけ[[ホラー]]・[[クリーチャー・エンチャント]]・[[トークン]]を[[生成]]する。 | ||
+ | :離れた先は参照しないので、[[対戦相手]]の[[墓地対策カード]]による[[追放]]に対する受動的な対策としての使い方以外にも、[[回収]]や[[リアニメイト]]と組み合わせて能動的に戦力を増やすことも出来る。 | ||
+ | :出来れば[[インスタント・タイミング]]で[[誘発]]させる手段も使えると、対戦相手のターンにも生成が出来るようになり効率が向上する。生成されるのがクリーチャー・エンチャントということで、[[違和感]]の達成も可能。 | ||
− | 解剖室/Cadaver | + | ;解剖室/Cadaver Lab |
+ | :[[クリーチャー・カード]]の回収。 | ||
+ | :[[カード・タイプ]]は異なるが[[マナ・コスト]]も含めて[[死者再生/Raise Dead]]と同等であり、荒らされた地下室の開放も任意で行えるようになるので単独で見ると[[上位互換]]となる。 | ||
+ | :実際には開放を条件とした[[誘発型能力]]のため、誘発型能力だけを妨害する[[効果]]には弱い。もちろん、これによる回収も荒らされた地下室の誘発条件を満たし、回収と同時に2/2を戦場に残すことが可能。 | ||
[[リミテッド]]では墓地が増えやすい環境もあり、回収の評価が[[構築]]よりも上がる。5[[マナ]]と比較的[[軽い]]コストで両方を開放できるため、1マナ重くなったオマケつきの[[グレイブディガー/Gravedigger]]のようにも運用できる。トークン込みで単独で3回違和感を誘発させられる点も強力。荒らされた地下室の誘発条件を満たせる[[コモン]]は[[復活した崇拝者/Resurrected Cultist]]や[[緑]]の[[その名を言え/Say Its Name]]程度だが、([[赤]]以外の)各色の[[アンコモン]]には条件を満たせるものがいくつもあるため、デッキ構成を強く歪めずともトークンの生成はある程度期待できるか。特に[[青]]の[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]との相性の良さは目を見張るものがある。<!-- 荒らされた地下室/Defiled Cryptの誘発条件を満たせる[[ダスクモーン:戦慄の館]]の[[コモン]]、[[アンコモン]]のカードは、黒だけでも[[生きるか死ぬか/Live or Die]]、[[復活した崇拝者/Resurrected Cultist]]、[[ヴァルガヴォスの崇拝者/Valgavoth's Faithful]]があり、他の色に目を向ければ、白なら[[繭からの出現/Emerge from the Cocoon]]、[[蛾の儀式/Rite of the Moth]]、[[小さき者の救済者/Savior of the Small]]、[[手術室/Surgical Suite]]、[[古参の生存者/Veteran Survivor]]、緑なら[[三度呼ばれ、アルタナク/Altanak, the Thrice-Called]]、[[安堵の別れ/Cathartic Parting]]、[[その名を言え/Say Its Name]]、[[ひと皮剥けば/Under the Skin]]、青なら[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]、[[超常現象分析家/Paranormal Analyst]]があり、それなりに誘発を狙える。特に[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]との相性の良さは目を見張るものがある。 --> | [[リミテッド]]では墓地が増えやすい環境もあり、回収の評価が[[構築]]よりも上がる。5[[マナ]]と比較的[[軽い]]コストで両方を開放できるため、1マナ重くなったオマケつきの[[グレイブディガー/Gravedigger]]のようにも運用できる。トークン込みで単独で3回違和感を誘発させられる点も強力。荒らされた地下室の誘発条件を満たせる[[コモン]]は[[復活した崇拝者/Resurrected Cultist]]や[[緑]]の[[その名を言え/Say Its Name]]程度だが、([[赤]]以外の)各色の[[アンコモン]]には条件を満たせるものがいくつもあるため、デッキ構成を強く歪めずともトークンの生成はある程度期待できるか。特に[[青]]の[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]との相性の良さは目を見張るものがある。<!-- 荒らされた地下室/Defiled Cryptの誘発条件を満たせる[[ダスクモーン:戦慄の館]]の[[コモン]]、[[アンコモン]]のカードは、黒だけでも[[生きるか死ぬか/Live or Die]]、[[復活した崇拝者/Resurrected Cultist]]、[[ヴァルガヴォスの崇拝者/Valgavoth's Faithful]]があり、他の色に目を向ければ、白なら[[繭からの出現/Emerge from the Cocoon]]、[[蛾の儀式/Rite of the Moth]]、[[小さき者の救済者/Savior of the Small]]、[[手術室/Surgical Suite]]、[[古参の生存者/Veteran Survivor]]、緑なら[[三度呼ばれ、アルタナク/Altanak, the Thrice-Called]]、[[安堵の別れ/Cathartic Parting]]、[[その名を言え/Say Its Name]]、[[ひと皮剥けば/Under the Skin]]、青なら[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]、[[超常現象分析家/Paranormal Analyst]]があり、それなりに誘発を狙える。特に[[無限への恐怖/Fear of Infinity]]との相性の良さは目を見張るものがある。 --> | ||
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[[スタンダード]]では[[セルフバウンス#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|エスパー・ピクシー]]で採用されており、[[養育するピクシー/Nurturing Pixie]]・[[孤立への恐怖/Fear of Isolation]]と荒らされた地下室で互いを回収し合い連鎖的なリソース補充を行える。[[フィニッシャー]]を兼ねる[[ベイルマークの大主/Overlord of the Balemurk]]と競合するが1マナと軽い点がデッキによく合っており、長期戦では解剖室を開放し[[嵐追いの才能/Stormchaser's Talent]]レベル2の能力でトークンを生成することも視野に入る。 | [[スタンダード]]では[[セルフバウンス#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|エスパー・ピクシー]]で採用されており、[[養育するピクシー/Nurturing Pixie]]・[[孤立への恐怖/Fear of Isolation]]と荒らされた地下室で互いを回収し合い連鎖的なリソース補充を行える。[[フィニッシャー]]を兼ねる[[ベイルマークの大主/Overlord of the Balemurk]]と競合するが1マナと軽い点がデッキによく合っており、長期戦では解剖室を開放し[[嵐追いの才能/Stormchaser's Talent]]レベル2の能力でトークンを生成することも視野に入る。 | ||
− | * | + | *荒らされた地下室の[[誘発条件]]については[[冒涜された墓所/Desecrated Tomb#「1枚以上が墓地から離れる」について]]を参照。 |
− | + | ==関連カード== | |
+ | *荒らされた地下室と類似した[[誘発条件]]を持つカードについては[[冒涜された墓所/Desecrated Tomb]]を参照。 | ||
+ | *解剖室と同系統の回収カードは[[死者再生/Raise Dead]]を参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[https://magic.wizards.com/ja/products/duskmourn-house-of-horror/card-image-gallery?cigcolor=all-colors&cigfreshness=all-cards&cigproduct=all-products&cigset=all-sets&cigsubset=all-subsets&cigsubtype=horror&cigtreatment=all-treatments&cigtype=all-types&cigrarity=token トークン・カード](マジック米国公式サイト日本語版 カードイメージギャラリー) | *[https://magic.wizards.com/ja/products/duskmourn-house-of-horror/card-image-gallery?cigcolor=all-colors&cigfreshness=all-cards&cigproduct=all-products&cigset=all-sets&cigsubset=all-subsets&cigsubtype=horror&cigtreatment=all-treatments&cigtype=all-types&cigrarity=token トークン・カード](マジック米国公式サイト日本語版 カードイメージギャラリー) | ||
*[[カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館]] - [[アンコモン]] |
2025年5月6日 (火) 23:38時点における最新版
エンチャント — 部屋(Room)
1枚以上のカードがあなたの墓地を離れるたび、黒の2/2のホラー(Horror)・クリーチャー・エンチャント・トークン1体を生成する。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
エンチャント — 部屋(Room)
あなたがこのドアを開放したとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
- 荒らされた地下室/Defiled Crypt
- 自分の墓地からカードが離れると、1ターンに1回だけホラー・クリーチャー・エンチャント・トークンを生成する。
- 離れた先は参照しないので、対戦相手の墓地対策カードによる追放に対する受動的な対策としての使い方以外にも、回収やリアニメイトと組み合わせて能動的に戦力を増やすことも出来る。
- 出来ればインスタント・タイミングで誘発させる手段も使えると、対戦相手のターンにも生成が出来るようになり効率が向上する。生成されるのがクリーチャー・エンチャントということで、違和感の達成も可能。
- 解剖室/Cadaver Lab
- クリーチャー・カードの回収。
- カード・タイプは異なるがマナ・コストも含めて死者再生/Raise Deadと同等であり、荒らされた地下室の開放も任意で行えるようになるので単独で見ると上位互換となる。
- 実際には開放を条件とした誘発型能力のため、誘発型能力だけを妨害する効果には弱い。もちろん、これによる回収も荒らされた地下室の誘発条件を満たし、回収と同時に2/2を戦場に残すことが可能。
リミテッドでは墓地が増えやすい環境もあり、回収の評価が構築よりも上がる。5マナと比較的軽いコストで両方を開放できるため、1マナ重くなったオマケつきのグレイブディガー/Gravediggerのようにも運用できる。トークン込みで単独で3回違和感を誘発させられる点も強力。荒らされた地下室の誘発条件を満たせるコモンは復活した崇拝者/Resurrected Cultistや緑のその名を言え/Say Its Name程度だが、(赤以外の)各色のアンコモンには条件を満たせるものがいくつもあるため、デッキ構成を強く歪めずともトークンの生成はある程度期待できるか。特に青の無限への恐怖/Fear of Infinityとの相性の良さは目を見張るものがある。
スタンダードではエスパー・ピクシーで採用されており、養育するピクシー/Nurturing Pixie・孤立への恐怖/Fear of Isolationと荒らされた地下室で互いを回収し合い連鎖的なリソース補充を行える。フィニッシャーを兼ねるベイルマークの大主/Overlord of the Balemurkと競合するが1マナと軽い点がデッキによく合っており、長期戦では解剖室を開放し嵐追いの才能/Stormchaser's Talentレベル2の能力でトークンを生成することも視野に入る。
- 荒らされた地下室の誘発条件については冒涜された墓所/Desecrated Tomb#「1枚以上が墓地から離れる」についてを参照。
[編集] 関連カード
- 荒らされた地下室と類似した誘発条件を持つカードについては冒涜された墓所/Desecrated Tombを参照。
- 解剖室と同系統の回収カードは死者再生/Raise Deadを参照。
[編集] 参考
- トークン・カード(マジック米国公式サイト日本語版 カードイメージギャラリー)
- カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館 - アンコモン