チャネルボール
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(ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torchに関する記述を追記。) |
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現行の[[4枚制限ルール]]の下では、当然[[1ターンキル]]が成功する確率は低下する。このルール下でも、すべてのパーツを4枚ずつ投入すれば一定の確率で成功するが、唯一これらすべてのカードを使用することができる公式の[[フォーマット]]である[[ヴィンテージ]]では、[[Black Lotus]]と[[チャネル/Channel]]が[[制限カード]]に指定されているため、やはり[[カジュアルプレイ]]以外で1ターンキルが成功する確率は極めて低い。 | 現行の[[4枚制限ルール]]の下では、当然[[1ターンキル]]が成功する確率は低下する。このルール下でも、すべてのパーツを4枚ずつ投入すれば一定の確率で成功するが、唯一これらすべてのカードを使用することができる公式の[[フォーマット]]である[[ヴィンテージ]]では、[[Black Lotus]]と[[チャネル/Channel]]が[[制限カード]]に指定されているため、やはり[[カジュアルプレイ]]以外で1ターンキルが成功する確率は極めて低い。 | ||
− | また、当時は先手であればほぼ確実に1ターンキルすることができたが、現在では[[ピッチスペル]]([[Force of Will]]、[[誤った指図/Misdirection]]、[[撃退/Foil]]、[[魂の撃ち込み/Soul Spike]])などの手段により、[[火の玉/Fireball]]では失敗する可能性がある。 | + | また、当時は先手であればほぼ確実に1ターンキルすることができたが、現在では[[ピッチスペル]]([[Force of Will]]、[[誤った指図/Misdirection]]、[[撃退/Foil]]、[[魂の撃ち込み/Soul Spike]])などの手段により、[[火の玉/Fireball]]では失敗する可能性がある。[[打ち消し]]や[[対象の変更]]に強い[[ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch]]を用いるべきであろう(「チャネルボール」ならぬ「チャネルトーチ」になってしまうが)。 |
== その他 == | == その他 == | ||
すべて20枚ずつでも約85%の確率で[[1ターンキル]]できるが、理論的には[[Black Lotus]]30枚、[[チャネル/Channel]]15枚、[[火の玉/Fireball]]15枚の構成が最適とされる([http://blog.studiohff.net/2006/06/ruby_5.html 参考])。 | すべて20枚ずつでも約85%の確率で[[1ターンキル]]できるが、理論的には[[Black Lotus]]30枚、[[チャネル/Channel]]15枚、[[火の玉/Fireball]]15枚の構成が最適とされる([http://blog.studiohff.net/2006/06/ruby_5.html 参考])。 | ||
− | また、現在までに登場しているカードで[[4枚制限ルール]]を無視したデッキを作る場合、[[うねる炎/Surging Flame]]と[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]を30枚ずつ投入したデッキが、チャネルボールに代わって最強候補と目されている。このデッキは[[インスタント・タイミング]]で動くことができるため、[[0ターンキル]]することも可能であり、[[打ち消す|打ち消さ]]れても次の[[うねる炎/Surging Flame]] | + | また、現在までに登場しているカードで[[4枚制限ルール]]を無視したデッキを作る場合、[[うねる炎/Surging Flame]]と[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]を30枚ずつ投入したデッキが、チャネルボールに代わって最強候補と目されている。このデッキは[[インスタント・タイミング]]で動くことができるため、[[0ターンキル]]することも可能であり、[[打ち消す|打ち消さ]]れても次の[[うねる炎/Surging Flame]]をプレイすればよいため、ピッチスペルにも耐性がある。→[[Type0]] |
== サンプルレシピ == | == サンプルレシピ == |
2009年5月8日 (金) 05:57時点における版
チャネルボール(Channel Ball)は、マジックのごく黎明期、4枚制限ルールが設けられる前に存在したとされるコンボデッキである。
目次 |
概要
黎明期のマジックの混沌とした環境や4枚制限ルールの必要性を説明するためにしばしば引き合いに出され、同ルールを無視した場合の最強デッキの代名詞ともなっている。しかし実際にこのデッキを使用したプレイヤーがいたかは定かでないため、「当時はこういうデッキが存在し得た」という意味で後に生まれた都市伝説である可能性もある。
当然、このデッキをそのまま使用できる公式のフォーマットは存在しない。仮に使えたとしても、Black Lotusを数十枚も集めるためにはかなりの大金を支払う必要がある。
解説
一般的に挙げられるデッキ構成は以下の通り。
メインデッキ (60) | |
---|---|
呪文 (60) | |
20 | Black Lotus |
20 | チャネル/Channel |
20 | 火の玉/Fireball |
2枚のBlack Lotusから(赤)(赤)(赤)(緑)(緑)(緑)を生み出し、(緑)(緑)でチャネル/Channelをプレイ。ライフを17点以上支払ってチャネル/Channelからマナを出し、残った色マナと合わせてX=20以上の火の玉/Fireballをプレイする。
ノーランド・マリガンルールの存在もこのデッキにとって追い風であった。土地が1枚も入っていないため、100%その権利を得られたのである。
実際にトーナメントで使用された後期型のバージョンでは、マナ加速としてオークの木こり/Orcish Lumberjackとほくちの壁/Tinder Wallが用いられた。Black Lotusを用いた場合のように1ターンキルはできないが、それでも2ターン目にはコンボを決めることができた。
現行ルール下のチャネルボール
現行の4枚制限ルールの下では、当然1ターンキルが成功する確率は低下する。このルール下でも、すべてのパーツを4枚ずつ投入すれば一定の確率で成功するが、唯一これらすべてのカードを使用することができる公式のフォーマットであるヴィンテージでは、Black Lotusとチャネル/Channelが制限カードに指定されているため、やはりカジュアルプレイ以外で1ターンキルが成功する確率は極めて低い。
また、当時は先手であればほぼ確実に1ターンキルすることができたが、現在ではピッチスペル(Force of Will、誤った指図/Misdirection、撃退/Foil、魂の撃ち込み/Soul Spike)などの手段により、火の玉/Fireballでは失敗する可能性がある。打ち消しや対象の変更に強いケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torchを用いるべきであろう(「チャネルボール」ならぬ「チャネルトーチ」になってしまうが)。
その他
すべて20枚ずつでも約85%の確率で1ターンキルできるが、理論的にはBlack Lotus30枚、チャネル/Channel15枚、火の玉/Fireball15枚の構成が最適とされる(参考)。
また、現在までに登場しているカードで4枚制限ルールを無視したデッキを作る場合、うねる炎/Surging Flameと猿人の指導霊/Simian Spirit Guideを30枚ずつ投入したデッキが、チャネルボールに代わって最強候補と目されている。このデッキはインスタント・タイミングで動くことができるため、0ターンキルすることも可能であり、打ち消されても次のうねる炎/Surging Flameをプレイすればよいため、ピッチスペルにも耐性がある。→Type0
サンプルレシピ
- 備考
- インビテーショナル00 出場(参考)
- 使用者:Trevor Blackwell
- フォーマット
メインデッキ (64) | |
---|---|
クリーチャー (15) | |
2 | ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman |
4 | 密林の猿人/Kird Ape |
4 | ジャッカルの仔/Jackal Pup |
4 | Serendib Efreet |
1 | 極楽鳥/Birds of Paradise |
インスタント・ソーサリー (22) | |
4 | Mana Drain |
1 | Time Walk |
1 | Ancestral Recall |
1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor |
1 | ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will |
1 | Demonic Consultation |
1 | Demonic Tutor |
1 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
3 | ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch |
2 | 紅蓮破/Pyroblast |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
1 | Regrowth |
1 | チャネル/Channel |
エンチャント・アーティファクト (7) | |
1 | Mox Jet |
1 | Mox Sapphire |
1 | Mox Ruby |
1 | Mox Emerald |
1 | Sol Ring |
1 | 彩色の宝球/Chromatic Sphere |
1 | Black Lotus |
土地 (20) | |
4 | Taiga |
4 | Volcanic Island |
2 | Tropical Island |
4 | 真鍮の都/City of Brass |
2 | ミシュラの工廠/Mishra's Factory |
3 | 不毛の大地/Wasteland |
1 | 露天鉱床/Strip Mine |
サイドボード | |
2 | 解呪/Disenchant |
1 | 無効/Annul |
1 | 悪魔の布告/Diabolic Edict |
2 | 火葬/Incinerate |
1 | ウルザの激怒/Urza's Rage |
1 | Chain Lightning |
1 | 紅蓮破/Pyroblast |
2 | 孤独の都/City of Solitude |
2 | 火の玉/Fireball |
1 | はじける子嚢/Saproling Burst |
1 | ブラストダーム/Blastoderm |
サンプルレシピ2
- 備考
- CVQ Qualification #8 1位(参考)
- 使用者:Martin Bonneville
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (1) | |
1 | 白金の天使/Platinum Angel |
インスタント・ソーサリー (27) | |
1 | Ancestral Recall |
1 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | Force of Will |
1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor |
4 | 否定の契約/Pact of Negation |
1 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
1 | チャネル/Channel |
1 | Demonic Tutor |
4 | 加工/Fabricate |
1 | 伝国の玉璽/Imperial Seal |
1 | ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch |
4 | 親身の教示者/Personal Tutor |
1 | 思案/Ponder |
1 | Timetwister |
1 | 修繕/Tinker |
エンチャント・アーティファクト (17) | |
1 | Black Lotus |
4 | 彩色の星/Chromatic Star |
4 | 死者の鏡/Lich's Mirror |
1 | 水蓮の花びら/Lotus Petal |
1 | 記憶の壺/Memory Jar |
1 | Mox Emerald |
1 | Mox Sapphire |
4 | 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top |
土地 (15) | |
4 | 真鍮の都/City of Brass |
4 | 禁忌の果樹園/Forbidden Orchard |
4 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
3 | Tropical Island |
サイドボード | |
4 | ザンティッドの大群/Xantid Swarm |
3 | 古えの遺恨/Ancient Grudge |
1 | 蒸気の連鎖/Chain of Vapor |
3 | 根絶/Extirpate |
1 | 天秤/Balance |
2 | 破壊放題/Shattering Spree |
1 | 上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb |
- 死者の鏡/Lich's Mirrorを用いる"Mirroire Magique"と名付けられたバージョン。制限解除された親身の教示者/Personal Tutorフル投入が印象的。