対抗呪文/Counterspell
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*略称は「カンスペ」など。 | *略称は「カンスペ」など。 | ||
− | *その強さと歴史の長さにより、多くのイラストレーターの手によって様々な[[絵|イラスト]]が描かれた。[[プロモーション・カード]]やその[[ | + | *その強さと歴史の長さにより、多くのイラストレーターの手によって様々な[[絵|イラスト]]が描かれた。[[プロモーション・カード]]やその[[プレミアム・カード]]まで登場しているところを見るに、いかに人気が高かったかをも証明している。 |
*「最強カード」候補にもよく挙げられる。 | *「最強カード」候補にもよく挙げられる。 | ||
*[[第4版]]までは[[アンコモン]]だったが、需要の多さのためか[[第5版]]で[[コモン]]に格下げされた。ちなみに[[スターター]]や[[Masters Edition 2]]でもアンコモンである。 | *[[第4版]]までは[[アンコモン]]だったが、需要の多さのためか[[第5版]]で[[コモン]]に格下げされた。ちなみに[[スターター]]や[[Masters Edition 2]]でもアンコモンである。 | ||
− | * | + | *カウンター呪文の父とも言える存在で、後の多くのカウンター呪文のコスト設定は、だいたいこのカードを基礎としている(→[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20050408/ コラム「対抗注文」])。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===主な亜種=== | ===主な亜種=== | ||
− | + | 上記の通り、ほぼすべての打ち消し系カードはたどっていけばこれの亜種と言える。ここでは[[キーワード能力]]やメカニズム関連で[[確定カウンター]]であるものを挙げる。いずれも[[ダブルシンボル]]である。 | |
*[[Mana Drain]] - 次の自分の[[メイン・フェイズ]]に一定のマナを得る。[[マナバーン]]廃止により[[上位互換]]となった。 | *[[Mana Drain]] - 次の自分の[[メイン・フェイズ]]に一定のマナを得る。[[マナバーン]]廃止により[[上位互換]]となった。 | ||
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*[[放逐/Dismiss]] - [[キャントリップ]]付き。4マナ。 | *[[放逐/Dismiss]] - [[キャントリップ]]付き。4マナ。 | ||
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*[[巻き直し/Rewind]] - [[フリースペル]]版。4マナ。 | *[[巻き直し/Rewind]] - [[フリースペル]]版。4マナ。 | ||
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*[[水面院の翻弄/Minamo's Meddling]] - 打ち消した後で、[[連繋]]されたカードをすべて捨てさせる。4マナ。 | *[[水面院の翻弄/Minamo's Meddling]] - 打ち消した後で、[[連繋]]されたカードをすべて捨てさせる。4マナ。 | ||
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*[[論駁/Controvert]] - [[復活]](2)(青)(青)付き。4マナ。 | *[[論駁/Controvert]] - [[復活]](2)(青)(青)付き。4マナ。 | ||
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*[[衝撃的な幻視/Traumatic Visions]] - [[タイプ・サイクリング|基本土地サイクリング]](1)(青)付き。5マナ。 | *[[衝撃的な幻視/Traumatic Visions]] - [[タイプ・サイクリング|基本土地サイクリング]](1)(青)付き。5マナ。 | ||
− | *[[剥奪/Deprive]] - | + | *[[剥奪/Deprive]] - 追加コストとして土地を戻す。2マナ。 |
*[[Spell Counter]] - [[ゴチ]]付き。4マナ。 | *[[Spell Counter]] - [[ゴチ]]付き。4マナ。 |
2010年8月12日 (木) 21:10時点における版
アルファ・ベータ時代に打ち消しという概念を生みだしたカード。パーミッションという青の最も代表的な戦術の1つの中核を成し、青いカードの代表格として多くのエキスパンションに収録された。
どんな強力な呪文が唱えられようとも、たったの(青)(青)でそれを相殺してしまう。そのため、アンタップ状態の島2枚と手札1枚があるだけでブラフが成立した。またその強力なカードが既に戦場にパーマネントとして出てしまっている場合であっても、これまた青の基本戦術であるバウンスで手札に戻して、再展開されたところを打ち消すというテクニックもある。カード・アドバンテージは失ってしまうが、相手からすれば「一度通しても安心できない」というプレッシャーとして機能する。
唯一の弱点は、2マナのダブルシンボルという色拘束の強さ。ウルザランドで色マナが圧迫されるウルザトロンなどではマナ漏出/Mana Leakを優先する事も多い。
スタンダード現役時代は大部分の青デッキにフル投入される等、極めて高い採用率を誇った。現在のところ、ヴィンテージでは、Force of WillとMana Drainの2大カウンター呪文の後塵を拝するといった立ち位置だが、レガシーではランドスティルをはじめとする低速デッキを中心として依然活躍を見せている。
第8版で再録されずスタンダード落ち。再録されなかったことを嘆く人は多く、特に当時「青好き」として知られていた日本人にはそのようなプレイヤーが多かったが、また同時に、これを手放しで喜んだプレイヤーが多かったことも事実である。その後第10版には、このカードの後継者としてデザインされた取り消し/Cancelが収録された。これにより、以後は再録されることはないだろうとみなされており、現在はエターナルでしか使えなくなっている。様々な人に好かれ嫌われ、そして見送られた、本当に恵まれたカードである。
- 略称は「カンスペ」など。
- その強さと歴史の長さにより、多くのイラストレーターの手によって様々なイラストが描かれた。プロモーション・カードやそのプレミアム・カードまで登場しているところを見るに、いかに人気が高かったかをも証明している。
- 「最強カード」候補にもよく挙げられる。
- 第4版まではアンコモンだったが、需要の多さのためか第5版でコモンに格下げされた。ちなみにスターターやMasters Edition 2でもアンコモンである。
- カウンター呪文の父とも言える存在で、後の多くのカウンター呪文のコスト設定は、だいたいこのカードを基礎としている(→コラム「対抗注文」)。
関連カード
主な亜種
上記の通り、ほぼすべての打ち消し系カードはたどっていけばこれの亜種と言える。ここではキーワード能力やメカニズム関連で確定カウンターであるものを挙げる。いずれもダブルシンボルである。
- Mana Drain - 次の自分のメイン・フェイズに一定のマナを得る。マナバーン廃止により上位互換となった。
- Force of Will - 手札の青のカード1枚追放と1点ライフの代替コストを持つピッチスペル。5マナ。
- 雲散霧消/Dissipate - 打ち消した呪文を追放する。3マナ。
- 権威の確立/Assert Authority - 親和(アーティファクト)付きの雲散霧消。7マナ。
- 放逐/Dismiss - キャントリップ付き。4マナ。
- 禁止/Forbid - カードを2枚捨てるバイバック付き。3マナ。
- 巻き直し/Rewind - フリースペル版。4マナ。
- 妨害/Thwart - 島3つを手札に戻す代替コストを持つピッチスペル。4マナ。
- 撃退/Foil - 島ともう1枚カードを捨てる代替コストを持つピッチスペル。4マナ。
- 全面否定/Fervent Denial - フラッシュバック(5)(青)(青)付き。5マナ。
- 最後の言葉/Last Word - 打ち消されない対抗呪文。4マナ。
- 水面院の翻弄/Minamo's Meddling - 打ち消した後で、連繋されたカードをすべて捨てさせる。4マナ。
- 妄想の誘導/Induce Paranoia - (黒)が支払われていると、打ち消した呪文の点数で見たマナ・コスト分ライブラリーを削る向上呪文。4マナ。
- 論駁/Controvert - 復活(2)(青)(青)付き。4マナ。
- 取り消し/Cancel - 1マナ重い調整版。
- 使い魔の策略/Familiar's Ruse - 追加コストとしてクリーチャーを戻す。2マナ。
- 衝撃的な幻視/Traumatic Visions - 基本土地サイクリング(1)(青)付き。5マナ。
- 剥奪/Deprive - 追加コストとして土地を戻す。2マナ。
- Spell Counter - ゴチ付き。4マナ。
参考
- Counterspell Conundrum(Wizards社;英語)
- 確定カウンターカード
- カード個別評価:メルカディアン・マスクス - コモン
- カード個別評価:テンペスト - コモン
- カード個別評価:アイスエイジ - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - アンコモン
- カード個別評価:リバイズド - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド - アンコモン
- カード個別評価:スターター - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 2 - アンコモン