ルフ鳥の卵/Rukh Egg
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
{{#card:Rukh Egg}} | {{#card:Rukh Egg}} | ||
− | [[戦場]]に出たばかりでは、4[[マナ]]0/3の効率の悪い[[ブロッカー]]にしかならない。しかし、[[ | + | [[戦場]]に出たばかりでは、4[[マナ]]0/3の効率の悪い[[ブロッカー]]にしかならない。しかし、[[死亡]]すると、4/4の[[飛行]]持ちという高パフォーマンスの[[クリーチャー]]へと孵化する。 |
能動的に[[生け贄に捧げる]]手段や、[[全体除去]]と併用して孵化させたい。例えば[[抹消/Obliterate]]と組み合わせれば、通常は戦場に4/4飛行だけが残ることになる。 | 能動的に[[生け贄に捧げる]]手段や、[[全体除去]]と併用して孵化させたい。例えば[[抹消/Obliterate]]と組み合わせれば、通常は戦場に4/4飛行だけが残ることになる。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
*印刷時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[卵]]であったが、2010年7月の[[オラクル]]更新で[[鳥]]に変更された。 | *印刷時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[卵]]であったが、2010年7月の[[オラクル]]更新で[[鳥]]に変更された。 | ||
*[[アラビアンナイト]]版の[[トークン]]の[[クリーチャー・タイプ]]は「'''ルフ鳥'''/''Rukh''」であったが、[[第9版]][[再録]]時に「[[鳥]]」に変更された。 | *[[アラビアンナイト]]版の[[トークン]]の[[クリーチャー・タイプ]]は「'''ルフ鳥'''/''Rukh''」であったが、[[第9版]][[再録]]時に「[[鳥]]」に変更された。 | ||
**ルフ鳥とはシンドバッドなどで有名なロック鳥のことであるが、「ロック鳥(Roc)」にはならなかった。[[ロック鳥の雛/Roc Hatchling]]も「鳥」なのだから妥当なところか。 | **ルフ鳥とはシンドバッドなどで有名なロック鳥のことであるが、「ロック鳥(Roc)」にはならなかった。[[ロック鳥の雛/Roc Hatchling]]も「鳥」なのだから妥当なところか。 | ||
**[[誤植]]で、第9版の日本語版カードには「ルフ鳥」と印刷されている。 | **[[誤植]]で、第9版の日本語版カードには「ルフ鳥」と印刷されている。 | ||
− | * | + | *孵化する前は卵のはずだが、[[攻撃]]に関する制限は一切ないので問題なく戦闘に参加できる。[[巨大化/Giant Growth]]等で[[パワー]]を補強してやれば、[[戦闘ダメージ]]を[[与える]]ことも可能。 |
+ | *アラビアンナイト版にはバージョン違いが存在する。[[コモン]]1版は普通の[[不特定マナ|不特定マナ・シンボル]]であるのに対し、コモン3版は通常より暗くて小さい不特定マナ・シンボルとなっている。 | ||
+ | |||
+ | ==エラッタ== | ||
+ | *戦場から[[墓地に置く|墓地に置かれた]]ときトークンが出る初めてのカードである。そのため、[[アラビアンナイト]]当時よく使われ方を勘違いされ、戦場からでなくとも(例えば[[手札]]から[[捨てる|捨て]]られたときも)トークンが出るとされたこともあった。 | ||
+ | **{{Gatherer|id=965|アラビアンナイト版のルール文章}}では、「''If Rukh Egg goes to the graveyard,a Rukh―a 4/4 red flying creature―comes into play on your side at the end of that turn.''(後はクリーチャー・トークンの説明が続く)」とあり、文面上、[[戦場]]・[[手札]]・[[ライブラリー]]からの如何にかかわらず、墓地に置かれればトークンが出せるようになっていた。このため、後攻1[[ターン]]目に手札を8枚にした後、[[ディスカード・フェイズ]](現在は[[クリンナップ・ステップ]])にルフ鳥の卵を[[捨てる|捨て]]てトークンを出すことが横行した。のちに[[Duelist]]誌4号で[[エラッタ]]が発表され、[[誘発条件]]が「戦場から墓地に置かれたとき」に修正された。これが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]最初のエラッタの1つである。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | *[[ロック鳥の雛/Roc Hatchling]] - | + | *[[ロック鳥の雛/Roc Hatchling]] - 異なるアプローチだが、同じ「殻を破る」ことで強力になる[[クリーチャー]]。([[ウェザーライト]]) |
− | *[[Chicken Egg]] - [[アンヒンジド]] | + | *[[Chicken Egg]] - ルフ鳥の卵のパロディ。([[アンヒンジド]]) |
===主な亜種=== | ===主な亜種=== | ||
− | + | [[死亡]]すると(基本的に)強力な状態で戻ってくる[[クリーチャー]]。亜種はいずれも[[終了ステップ]]ではなくすぐに戻ってくる。 | |
− | + | *[[召喚者の卵/Summoner's Egg]] - 4[[マナ]]0/4の[[アーティファクト・クリーチャー]]。[[手札]]から[[刻印]]したクリーチャーが戻ってくる。([[フィフス・ドーン]]) | |
− | *[[召喚者の卵/Summoner's Egg]] - | + | *[[探検家タクタク/Tuktuk the Explorer]] - 3マナ1/1の[[赤]]の[[伝説の]][[ゴブリン]]。5/5の[[伝説のアーティファクト・クリーチャー]]として戻ってくる([[エルドラージ覚醒]]) |
− | *[[探検家タクタク/Tuktuk the Explorer]] - | + | *[[ロック鳥の卵/Roc Egg]] - 最も近い[[リメイク]]。3マナ0/3[[防衛]]の[[白]]のクリーチャー。3/3[[飛行]]クリーチャーとして戻ってくる。([[基本セット2011]]) |
− | *[[ロック鳥の卵/Roc Egg]] - | + | |
==参考== | ==参考== | ||
31行: | 32行: | ||
*[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2013年4月30日 (火) 17:31時点における版
Rukh Egg / ルフ鳥の卵 (3)(赤)
クリーチャー — 鳥(Bird) 卵(Egg)
クリーチャー — 鳥(Bird) 卵(Egg)
ルフ鳥の卵が死亡したとき、次の終了ステップの開始時に、飛行を持つ赤の4/4の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを1体生成する。
0/3戦場に出たばかりでは、4マナ0/3の効率の悪いブロッカーにしかならない。しかし、死亡すると、4/4の飛行持ちという高パフォーマンスのクリーチャーへと孵化する。
能動的に生け贄に捧げる手段や、全体除去と併用して孵化させたい。例えば抹消/Obliterateと組み合わせれば、通常は戦場に4/4飛行だけが残ることになる。
- 印刷時のクリーチャー・タイプは卵であったが、2010年7月のオラクル更新で鳥に変更された。
- アラビアンナイト版のトークンのクリーチャー・タイプは「ルフ鳥/Rukh」であったが、第9版再録時に「鳥」に変更された。
- ルフ鳥とはシンドバッドなどで有名なロック鳥のことであるが、「ロック鳥(Roc)」にはならなかった。ロック鳥の雛/Roc Hatchlingも「鳥」なのだから妥当なところか。
- 誤植で、第9版の日本語版カードには「ルフ鳥」と印刷されている。
- 孵化する前は卵のはずだが、攻撃に関する制限は一切ないので問題なく戦闘に参加できる。巨大化/Giant Growth等でパワーを補強してやれば、戦闘ダメージを与えることも可能。
- アラビアンナイト版にはバージョン違いが存在する。コモン1版は普通の不特定マナ・シンボルであるのに対し、コモン3版は通常より暗くて小さい不特定マナ・シンボルとなっている。
エラッタ
- 戦場から墓地に置かれたときトークンが出る初めてのカードである。そのため、アラビアンナイト当時よく使われ方を勘違いされ、戦場からでなくとも(例えば手札から捨てられたときも)トークンが出るとされたこともあった。
- アラビアンナイト版のルール文章では、「If Rukh Egg goes to the graveyard,a Rukh―a 4/4 red flying creature―comes into play on your side at the end of that turn.(後はクリーチャー・トークンの説明が続く)」とあり、文面上、戦場・手札・ライブラリーからの如何にかかわらず、墓地に置かれればトークンが出せるようになっていた。このため、後攻1ターン目に手札を8枚にした後、ディスカード・フェイズ(現在はクリンナップ・ステップ)にルフ鳥の卵を捨ててトークンを出すことが横行した。のちにDuelist誌4号でエラッタが発表され、誘発条件が「戦場から墓地に置かれたとき」に修正された。これが、マジック最初のエラッタの1つである。
関連カード
- ロック鳥の雛/Roc Hatchling - 異なるアプローチだが、同じ「殻を破る」ことで強力になるクリーチャー。(ウェザーライト)
- Chicken Egg - ルフ鳥の卵のパロディ。(アンヒンジド)
主な亜種
死亡すると(基本的に)強力な状態で戻ってくるクリーチャー。亜種はいずれも終了ステップではなくすぐに戻ってくる。
- 召喚者の卵/Summoner's Egg - 4マナ0/4のアーティファクト・クリーチャー。手札から刻印したクリーチャーが戻ってくる。(フィフス・ドーン)
- 探検家タクタク/Tuktuk the Explorer - 3マナ1/1の赤の伝説のゴブリン。5/5の伝説のアーティファクト・クリーチャーとして戻ってくる(エルドラージ覚醒)
- ロック鳥の卵/Roc Egg - 最も近いリメイク。3マナ0/3防衛の白のクリーチャー。3/3飛行クリーチャーとして戻ってくる。(基本セット2011)
参考
- 壁紙(第8版、1024x768)
- 壁紙(第8版、800x600)
- カード個別評価:アラビアンナイト - コモン3、コモン1
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア