絶望の魔神/Archfiend of Despair
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
{{#card:Archfiend of Despair}} | {{#card:Archfiend of Despair}} | ||
− | [[飛行]] | + | [[飛行]]と[[死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead]]のように[[対戦相手]]の[[回復]]を禁じる[[常在型能力]]を持ち、さらに[[傷の反射/Wound Reflection]]を内蔵した[[デーモン]]。 |
− | 昨今の基準から言えば単純な[[マナレシオ]] | + | 昨今の基準から言えば単純な[[マナレシオ]]はやや物足りないが、[[誘発型能力]]の存在により[[対戦相手]]に[[ダメージ]]を与える分には実質12点[[クロック]]という驚異の打点を誇る。回復禁止と[[ライフ]]ロスの倍化により、見る見るうちに[[ライフ]]を減らすことができる。[[双頭巨人戦]]ならばダメージを与える手段も単純に倍なので、[[チームメイト]]に何発か[[火力]]を撃ち込んでもらうだけで2ケタ以上のライフを一瞬で刈り取ることも不可能ではない。更には対戦相手が[[フェッチランド]]や[[ショックランド]]、[[ファイレクシア・マナ]]など自分でライフを[[支払う]]カードを多用する場合、それらだけでもかなりのダメージを稼げるだろう。 |
− | しかしながら、8[[マナ]]という[[重い|重さ]] | + | しかしながら、8[[マナ]]という[[重い|重さ]]は課題であり、特に[[構築]]ではそう簡単に[[唱える]]ことはできない。構築でこれが使える[[エターナル]]環境における[[リアニメイト]]ならばもっと強烈な[[クリーチャー]]は多いため、余程ライフ回復を阻止したかったり、後述の[[コンボ]]を狙うのでもない限りはなかなか使いどころが難しい。 |
[[リミテッド]]ならば8マナまで到達し得るし、その[[サイズ]]も能力も充分に[[フィニッシャー]]たり得る。[[構築]][[環境]]では、[[エターナル]]においてはリアニメイトでもないと活用しきれないだろうが、[[統率者戦]]あたりなら現実的な範囲内。 | [[リミテッド]]ならば8マナまで到達し得るし、その[[サイズ]]も能力も充分に[[フィニッシャー]]たり得る。[[構築]][[環境]]では、[[エターナル]]においてはリアニメイトでもないと活用しきれないだろうが、[[統率者戦]]あたりなら現実的な範囲内。 | ||
− | *ライフ総量を一定の値にする[[効果]] | + | *ライフ総量を一定の値にする[[効果]]は、ライフ総量をその値にするために必要な量のライフを得たり失わせたりするので、これの誘発型能力と相性が良い場合がある。例として、ライフが20点以上の相手に対する[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]の-3能力、[[開始時のライフの総量|初期ライフ]]以上のライフを持つ対戦相手に対する[[飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate]]、ライフが26点以上の相手に対する[[地獄の樹/Tree of Perdition]]の[[起動型能力]]などが挙げられる。一定の値にする以外の効果では、ライフが偶数の相手に[[無情の碑出告/Heartless Hidetsugu]]の起動型能力なども良い。双頭巨人戦では[[共用ライフ]]が30点であるため、先述したいずれの手段でも初期ライフ状態から即死させられる。どちらかというとこの手のコンボでこそ輝く[[カード]]かもしれない。 |
+ | *[[暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots]]のバックアップを受けられると強力。ラクドスのパワー分のダメージできっちり最大限の[[コスト]]減少を享受でき、そのままダメージを倍化させてくれる。また、ラクドスを[[唱える]]ためにライフロス手段を多めに積んだ[[デッキ]]を構築できていれば絶望の魔神をさらに強力に扱える。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:バトルボンド]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:バトルボンド]] - [[神話レア]] |
2018年6月7日 (木) 23:08時点における版
Archfiend of Despair / 絶望の魔神 (6)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
対戦相手はライフを得られない。
各終了ステップの開始時に、各対戦相手はこのターンにそのプレイヤーが失ったライフの点数に等しい点数のライフを失う。(ダメージによりライフは失われる。)
飛行と死者の神、エレボス/Erebos, God of the Deadのように対戦相手の回復を禁じる常在型能力を持ち、さらに傷の反射/Wound Reflectionを内蔵したデーモン。
昨今の基準から言えば単純なマナレシオはやや物足りないが、誘発型能力の存在により対戦相手にダメージを与える分には実質12点クロックという驚異の打点を誇る。回復禁止とライフロスの倍化により、見る見るうちにライフを減らすことができる。双頭巨人戦ならばダメージを与える手段も単純に倍なので、チームメイトに何発か火力を撃ち込んでもらうだけで2ケタ以上のライフを一瞬で刈り取ることも不可能ではない。更には対戦相手がフェッチランドやショックランド、ファイレクシア・マナなど自分でライフを支払うカードを多用する場合、それらだけでもかなりのダメージを稼げるだろう。
しかしながら、8マナという重さは課題であり、特に構築ではそう簡単に唱えることはできない。構築でこれが使えるエターナル環境におけるリアニメイトならばもっと強烈なクリーチャーは多いため、余程ライフ回復を阻止したかったり、後述のコンボを狙うのでもない限りはなかなか使いどころが難しい。
リミテッドならば8マナまで到達し得るし、そのサイズも能力も充分にフィニッシャーたり得る。構築環境では、エターナルにおいてはリアニメイトでもないと活用しきれないだろうが、統率者戦あたりなら現実的な範囲内。
- ライフ総量を一定の値にする効果は、ライフ総量をその値にするために必要な量のライフを得たり失わせたりするので、これの誘発型能力と相性が良い場合がある。例として、ライフが20点以上の相手に対するソリン・マルコフ/Sorin Markovの-3能力、初期ライフ以上のライフを持つ対戦相手に対する飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate、ライフが26点以上の相手に対する地獄の樹/Tree of Perditionの起動型能力などが挙げられる。一定の値にする以外の効果では、ライフが偶数の相手に無情の碑出告/Heartless Hidetsuguの起動型能力なども良い。双頭巨人戦では共用ライフが30点であるため、先述したいずれの手段でも初期ライフ状態から即死させられる。どちらかというとこの手のコンボでこそ輝くカードかもしれない。
- 暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riotsのバックアップを受けられると強力。ラクドスのパワー分のダメージできっちり最大限のコスト減少を享受でき、そのままダメージを倍化させてくれる。また、ラクドスを唱えるためにライフロス手段を多めに積んだデッキを構築できていれば絶望の魔神をさらに強力に扱える。