復讐蔦/Vengevine
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2018年11月23日 (金) 14:27時点における版
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
速攻
あなたが呪文を唱えるたび、それがこのターンにあなたが唱えた2つ目のクリーチャー呪文である場合、あなたはあなたの墓地にある復讐蔦を戦場に戻してもよい。
条件を満たすと墓地から直接戦場に戻ってくるクリーチャー。4マナ4/3の速攻持ちと、基本性能も高い。
十分なサイズを持つアタッカーを、実質ノーコストで墓地から復活させられるのは非常に強力。複数回能力を誘発させられれば絶大なアドバンテージを獲得できる。墓地に複数枚の復讐蔦がある状態で条件を満たすと、それら全ての能力が誘発することも重要。除去に強いアタッカーとして、何度でも使える生け贄コストとして、あるいは墓地からの直接大量展開と、様々なデッキで活躍している優良クリーチャーである。
強力な能力だが、条件を満たすには同一ターンにクリーチャー呪文を2回唱える必要があり、デッキ構築には注意を要する。ウィニー系ビートダウンなど、クリーチャー数が十分で、かつ軽量である構成のデッキに適している。
また、スタンダードの獣相のシャーマン/Fauna Shaman、エターナルの適者生存/Survival of the Fittestとの相性のよさは特筆に値する。このカードをサーチし、さらにこのカードを捨てて条件達成用のクリーチャーを呼ぶことで、簡単に戦場に出せてしまう。
アラーラの断片ブロックを含むスタンダード構築では、イーオスのレインジャー/Ranger of Eosと特に相性がよく、手札を減らさないクリーチャーである前兆の壁/Wall of Omensや海門の神官/Sea Gate Oracleを使用したバントアグロ、または続唱(特に血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf)を利用して能力を誘発させるナヤビートダウンで活躍した。基本セット2011では上記の獣相のシャーマンも加わり、さらに強化された。このクリーチャーをライブラリーから直接墓地に送ることに特化したドレッジ・ヴァインなどのデッキも登場した。
適者生存が禁止されるまでのレガシーでは適者生存との相性のよさから、サバイバル型の青緑マッドネスでよく採用されていた。マナさえあれば4枚墓地に落として全て復活させることもでき、とてつもない爆発力を誇る。日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaと共鳴者との3枚コンボから出てくることも。
リミテッドでは、能力を当てにし過ぎすることはできないが、それでも十分強力であることに変わりはない。
- エルドラージの碑/Eldrazi Monumentのコストとしても優秀であり、エルドラージの碑デッキのエンジン兼アタッカーとなっている。
- ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築では、コーの空漁師/Kor Skyfisherを用いて容易に条件を満たすことができる。
- ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeとの相性もよい。騎士を墓地から唱えられるハーコンの能力があれば、同一ターンにクリーチャー呪文を2回唱えるという復讐蔦の復活条件を満たすのも難しくはない。
- 墓地から戦場に戻る能力は灰燼のグール/Ashen Ghoulやイチョリッド/Ichoridなど黒のクリーチャーに多く見られ、緑では珍しい。
- 速攻の御本家である赤のタールルーム・ミノタウルス/Talruum Minotaurと比べると、コスト・パフォーマンスのよさがよく分かる。レアリティや色の違いにも増して時代の違いによるものと言ってよいだろう。
- 2013年のワールド・マジック・カップ予選参加者に新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された(参考 )。