完成化した賢者、タミヨウ/Tamiyo, Compleated Sage
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:4マナしかない状況で+1能力をそのターンでどうしても使いたい[[対象]]が[[戦場]]に出ている場合や、[[対戦相手]]が[[リスティック]]型の[[打ち消す|打ち消し]]を構えていることが考えられるためマナを残しておきたい場合などに有用。初期忠誠度が低下するため[[火力]]等で落とされやすくなるのはもちろんのこと、戦場に出て即座に-X能力でコピートークンを生成する場合に対象とできるカードの幅が狭まるのが難点。コストの支払い方は状況次第で柔軟に検討すること。 | :4マナしかない状況で+1能力をそのターンでどうしても使いたい[[対象]]が[[戦場]]に出ている場合や、[[対戦相手]]が[[リスティック]]型の[[打ち消す|打ち消し]]を構えていることが考えられるためマナを残しておきたい場合などに有用。初期忠誠度が低下するため[[火力]]等で落とされやすくなるのはもちろんのこと、戦場に出て即座に-X能力でコピートークンを生成する場合に対象とできるカードの幅が狭まるのが難点。コストの支払い方は状況次第で柔軟に検討すること。 | ||
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:強力な[[常在型能力]]と、マナ不要でタップのみで[[引く|ドロー]]できる起動型能力を併せ持った伝説のアーティファクト・トークンを生成する。 | :強力な[[常在型能力]]と、マナ不要でタップのみで[[引く|ドロー]]できる起動型能力を併せ持った伝説のアーティファクト・トークンを生成する。 | ||
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:総じて「あなたはこのゲームに勝利する」と読み替えられるに等しい他の多くの5マナプレインズウォーカーの奥義とは違い、うまく使うのに若干の工夫を要するきらいのある奥義と言えるだろう。 | :総じて「あなたはこのゲームに勝利する」と読み替えられるに等しい他の多くの5マナプレインズウォーカーの奥義とは違い、うまく使うのに若干の工夫を要するきらいのある奥義と言えるだろう。 | ||
2022年4月30日 (土) 11:10時点における版
神河:輝ける世界のストーリーにてジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxiasにより「完成化」させられ、初の「ファイレクシアン・プレインズウォーカー」として覚醒させられてしまった、4枚目のタミヨウ。ファイレクシア・マナでコストを支払える完成化の能力を備える。忠誠度能力はタップ+アンタップ制限、墓地のパーマネントのコピートークン生成、そして強力な能力を持つ伝説のアーティファクト・トークンの生成。
- 完成化
- コストに含まれるマナ・シンボルひとつが緑青の混成ファイレクシア・マナになっており、5マナでも4マナ+2点のライフ支払いでも唱えられる。ただしライフを支払って唱えた場合は初期忠誠度が3となってしまう。
- 4マナしかない状況で+1能力をそのターンでどうしても使いたい対象が戦場に出ている場合や、対戦相手がリスティック型の打ち消しを構えていることが考えられるためマナを残しておきたい場合などに有用。初期忠誠度が低下するため火力等で落とされやすくなるのはもちろんのこと、戦場に出て即座に-X能力でコピートークンを生成する場合に対象とできるカードの幅が狭まるのが難点。コストの支払い方は状況次第で柔軟に検討すること。
- +1能力
- 月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sageの+1能力を彷彿とさせる、パーマネントの拘束。月の賢者タミヨウのものと違い対象にできるのはクリーチャーとアーティファクトのみ。
- 神河:輝ける世界現在のプレインズウォーカーのカードパワー水準から考えて、5マナのプレインズウォーカーの+1能力としてはやや地味な印象を受けるが、アグロデッキのクリーチャーを足止めできるのは十分に優秀。
- アーティファクトも対象にできるため、機体やタップをコストに含む厄介な起動型能力を備えたアーティファクトを停止させられるのも良い。
- 登場時のスタンダードにおける赤系のアグロで採用率の高い増員された浪人/Reinforced Roninに無力な点は要注意。
- -X能力
- あなたの墓地にある、マナ総量がXのパーマネントを追放し、そのコピーであるトークンを生成する。巻物に綴られた伝承の内容を現実のものとするタミヨウの魔法を表現した能力であろうか。
- 使用感としてはリアニメイトに近いのだが、墓地から戦場に出すわけではないため風化したルーン石/Weathered Runestone等の影響を受けない。
- 前述の通り、ライフを支払って唱えた場合は初期忠誠度が低下するため、この能力で対象に取れる範囲が狭まる点は注意。
- 生成されるのがコピートークンであることを活かし、エシカの戦車/Esika's Chariotでさらにコピーを生成する戦術も検討できるか。
- -7能力
- 強力な常在型能力と、マナ不要でタップのみでドローできる起動型能力を併せ持った伝説のアーティファクト・トークンを生成する。
- 能力の内容だけを見れば奥義に相応しく強力ではあるが、生成されるのが紋章でなくアーティファクトであるというのが最大のネック。青のバウンスは言わずもがなだが、登場時のスタンダードは削剥/Abradeなど、メインデッキから採用可能で、インスタント・タイミングで行使可能なアーティファクト対策が大量に存在する環境であり、生成して即座に対処されて1枚ドローしただけで終わり、ということも起こりうる。しかしながら、呪文全般のコスト軽減とドローは共にパーミッション戦略と非常に相性が良く、打ち消しでトークンを除去から守ることがデザインに含まれているのだろう。打ち消しを握っていない場合は他の二つの能力を起動していた方がよく、起動するかどうかは相手のデッキの構成や手札の枚数、こちらの手札や土地の状況等を見極めて慎重に判断したい。
- 総じて「あなたはこのゲームに勝利する」と読み替えられるに等しい他の多くの5マナプレインズウォーカーの奥義とは違い、うまく使うのに若干の工夫を要するきらいのある奥義と言えるだろう。
関連カード
- 月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage
- 実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher
- 伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales
- 完成化した賢者、タミヨウ/Tamiyo, Compleated Sage
- 知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student - 老練の学匠、タミヨウ/Tamiyo, Seasoned Scholar
ストーリー
ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxiasの手によって「完成化」され、プレインズウォーカー/Planeswalker初のファイレクシアン/Phyrexianとなったタミヨウ/Tamiyo。今の彼女にとって、守るべき家族とは新ファイレクシア/New Phyrexiaに他ならない。
詳細はタミヨウ/Tamiyoを参照。