サブゲーム
提供:MTG Wiki
細 (→カジュアル変種ルールにおける追加の終了時の手順: CR番号ズレの修正) |
|||
61行: | 61行: | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
− | {{#cr: | + | {{#cr:723}} |
2022年6月8日 (水) 21:24時点における版
サブゲーム/Subgameとは、ゲーム中に呪文や能力の効果によって生み出されるゲームのことである。
ソーサリー
プレイヤーは、それぞれのライブラリーを自分のデッキとしてマジックのサブゲームをプレイする。そのサブゲームに勝利できなかったプレイヤーはそれぞれ、自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
目次 |
ルール
サブゲーム開始の手順
サブゲームが発生すると、各プレイヤーは現在プレイしているゲームを中断し、サブゲームを開始する。
サブゲームの開始に際して、既存の領域と別の新しい領域が一揃い作られる。各プレイヤーはメインゲームのライブラリーのカードを全てサブゲームのライブラリーに移動させ、切り直す。メインゲームのそれ以外の領域にあるカードは、後述する例外を除き、サブゲームの対応する領域に移動することはない。
どのプレイヤーが先攻かは無作為に決定し、以降は通常の通常のゲームと同様に進行する。
- デッキの最小枚数に関するルールは無視されるため、それを満たしていない場合であっても問題ない。ただし、デッキの枚数が7枚未満ならゲーム開始時に7枚引くことができないので開始直後に敗北する(マリガンをしても敗北を免れることはできない)。
カジュアル変種ルールにおける追加の開始の手順
- プレインチェイス戦では、サブゲームの開始に際して、各プレイヤーは自分の次元デッキをメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かし、切り直す。表向きの次元カードや現象カードはメインゲームの統率領域に残る。
- ヴァンガード戦では、サブゲームの開始に際して、各プレイヤーは自分のヴァンガード・カードをメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かす。
- 統率者戦では、サブゲームの開始に際して、各プレイヤーは自分の統率者を(それが統率領域にあれば)メインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かす。
- アーチエネミー戦では、サブゲームの開始に際して、魔王は自分の計略デッキをメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かし、切り直す。表向きの計略カードはメインゲームの統率領域に残る。
サブゲーム外のオブジェクトやカウンターの扱い
メインゲームにある全てのオブジェクトならびにメインゲームの外部にある全てのカードは、(特別にサブゲームに持ち込まれない限り)サブゲームの外部にあるものとして扱う。サブゲームに関係していないプレイヤーは、サブゲームの外部にあるものとして扱う。
- 願いなどでサブゲーム中にメインゲームのカードを持ち込むことができる。
メインゲームにおいて、プレイヤーが持っていたカウンター(毒カウンターなど)はサブゲームに持ち込まれることはないが、その個数は記録され、サブゲームが終了してメインゲームに戻った際にはそれを持った状態に戻る。また、サブゲーム中にプレイヤーが得たカウンターはメインゲームに持ち込まれることはない。
サブゲーム終了時の手順
サブゲームの終了時に、自身がオーナーであるカードでサブゲームの統率領域以外の領域に残っているものをすべてメインゲームのライブラリーに戻して切り直す(サブゲームの追放領域にあるカードも含む)。後述の例外を除き、サブゲームにある他のオブジェクトならびに全ての領域は消滅する。
メインゲームは、中断されたところから再開する。まず、サブゲームを作った呪文や能力が解決される。その呪文カードが既にスタックに存在しなくなっていてもこの処理は行なう。次に、サブゲームの間にメインゲームのカードを取り除くことによって誘発したメインゲームの能力がある場合、それらがスタックに積まれる。
カジュアル変種ルールにおける追加の終了時の手順
- プレインチェイス戦のサブゲームの終了に際して、表向きの次元カードや現象カードを裏向きにし、オーナーの次元デッキの一番下に置く。その後、各プレイヤーは自分の次元デッキをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かし、切り直す。
- ヴァンガード戦のサブゲームの終了に際して、各プレイヤーは自分のヴァンガード・カードをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かす。これはCR:312.2の例外である。
- 統率者戦のサブゲームの終了に際して、各プレイヤーは自分の統率者を(それが統率領域にあれば)サブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かす。
- アーチエネミー戦のサブゲームの終了時に、サブゲームの統率領域に存在する表向きの計略カードを裏向きにし、オーナーの計略デッキの一番下に戻す。その後、魔王は自分の計略デッキをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かし、切り直す。
その他
- サブゲームを発生させた呪文や効果は、メインゲームではスタックに積まれたままになる。サブゲームが終了して初めて解決し墓地に置かれる。
- したがって、Forkや石成エンジン/Lithoform Engine等によりサブゲームを発生させた呪文や効果がコピーされた場合、まずそのコピーによるサブゲームが開始され、それが終了し解決された後にメインゲームにおいて再びサブゲームが開始される。
- サブゲームがサブゲーム中に作られることもありうる。この場合、新しいサブゲームから見ると、現在のサブゲームはメインゲームということになる。
旧ルール
サブゲームを行うカード一覧
その他
- サブゲームを行うと倍のスペースが必要となりゲームも非常に長引くため、嫌がられることが多い。さらに、トーナメントでは時間切れになる危険がある。そのため、レガシーおよびヴィンテージのいずれでもShahrazadは禁止カードに指定されている。統率者戦の開始当初は特例としてShahrazadが使用可能であったが、後にこの特例も撤廃された。
- Enter the Dungeonは公式のフォーマットで使用できない上にライフが5の状態でサブゲームを始める、と上記の問題に対する配慮が見られる(ただしそこは"アン"。サブゲームを開始するにあたって場所を移動しなければならない)。なお、期間限定で銀枠カードも使用できる統率者戦では禁止カードに指定されている。
- Shahrazadは禁止されておりEnter the Dungeon、カウントダウン残り1も銀枠であるため、サブゲームを行えるのはカジュアルプレイを除けばアラビアンナイトを用いたリミテッドくらいしかない。
- 新たなるファイレクシアでは、サブゲームでなく新たにゲームを開始する解放された者、カーン/Karn Liberatedが登場した。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 723 ゲームを再び開始する
- 723.1 あるカード(《解放された者、カーン》)によって、ゲームを再び開始することがある。ゲームを再び開始する場合、そのゲームは即座に終了し、そのゲームのどのプレイヤーも勝ったり負けたり引き分け になったりすることはない。そのゲームが終わった時点でゲームに残っているプレイヤーは、以下の例外を除いて rule 103〔ゲームの始め方〕の手順に従って新しいゲームを始める。
- 723.2 再び開始するために終了したゲームに、ゲームが終了した時点で存在した、フェイズ・アウト状態のパーマネントや定形外のマジックのカードも含む全てのマジックのカードは、その終了したゲームの開始時に存在しなかったとしても、新しいゲームに存在する。新しいゲームにおけるオーナーは、新しいゲームが始まる時点でそのカードがどこにあっても元のオーナーから変わることはない。
- 723.3 新しいゲームの開始時に各プレイヤーが7枚のカードを引くので、ライブラリーに7枚未満のカードしかないプレイヤーは、マリガンをしたかどうかにかかわらず、最初のターンのアップキープ・ステップの間、状況起因処理がチェックされる時点でゲームに負けることになる(rule 704〔状況起因処理〕参照)。
- 723.4 ゲームを再び開始する効果は、最初のターンのアンタップ・ステップの直前に解決が終わる。その効果を作った呪文や能力に追加の指示がある場合、それらの効果はその時点で実行される。どちらのプレイヤーも優先権を持たず、結果として誘発した誘発型能力は次にいずれかのプレイヤーが優先権を得る時、大抵は最初のターンのアップキープ・ステップ の間に スタックに積まれる。
- 723.5 効果によって、一部のカードがゲームを再び開始する手順から除外されることがある。それらのカードは、新しいゲームが始まる時点でオーナーのデッキには入らない。
- 723.6 マジックのサブゲーム(rule 725 参照)が再び開始される場合、メインゲームは影響を受けない。サブゲームの勝者や敗者を参照するメインゲームの効果は、その、再び開始されたサブゲームの勝者や敗者を参照する。
- 723.7 影響範囲限定 選択ルール(rule 801 参照)を用いた多人数戦が再び開始された場合、ゲームを再び開始する能力をコントロールしているプレイヤーの影響範囲内外のいずれであるかに関係なく、そのゲームに参加している全てのプレイヤーが影響を受ける。
- 723 ゲームを再び開始する