一巻の終わり/The End

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
9行: 9行:
 
裏を返すと、長期戦を想定したゲームプランでないと一掃の意味が薄くなりやすいということでもある(→[[デモコン理論]])。自分の[[デッキ]]が早期決着を狙うものならば、他の除去を使うことも視野に入れたい。また、結局は出たパーマネントへ後から対処しているに過ぎないので、強力な[[ETB]]持ちなど出た段階で仕事を完了しているものには弱い。
 
裏を返すと、長期戦を想定したゲームプランでないと一掃の意味が薄くなりやすいということでもある(→[[デモコン理論]])。自分の[[デッキ]]が早期決着を狙うものならば、他の除去を使うことも視野に入れたい。また、結局は出たパーマネントへ後から対処しているに過ぎないので、強力な[[ETB]]持ちなど出た段階で仕事を完了しているものには弱い。
  
登場時の[[スタンダード]]は[[伝説のクリーチャー]]が多い[[環境]]であり、既に出ている2枚目以降のパーマネントには干渉しないという弱点を補いやすいのが利点。特に[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]]は採用率の高さとは裏腹に[[除去耐性]]もETBもないので狙い目。出ていないカードを一掃する手段として[[石の脳/The Stone Brain]]も存在するので、[[メタゲーム]]に合わせ使い分けたい。
+
登場時の[[スタンダード]]は[[伝説のクリーチャー]]が多い[[環境]]であり、既に出ている2枚目以降のパーマネントには干渉しないという弱点を補いやすいのが利点。特に[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]]は採用率の高さとは裏腹に[[除去耐性]]もETBもないので狙い目。出ていないカードを一掃する手段として[[石の脳/The Stone Brain]]も存在するので、[[メタゲーム]]に合わせ使い分けたい。[[アルケミー]]や[[ヒストリック]]では、採用するならほぼ必ず9枚セットで数が集まると急激に凶悪化する[[ナズグル/Nazgûl]]も良い的。
  
 
*[[両面カード]]の[[第2面]]を追放した場合、それらは[[戦場]]以外の[[領域]]では[[第1面]]の特性を持つので追加で追放することはできない。
 
*[[両面カード]]の[[第2面]]を追放した場合、それらは[[戦場]]以外の[[領域]]では[[第1面]]の特性を持つので追加で追放することはできない。

2023年9月13日 (水) 10:39時点における版


The End / 一巻の終わり (2)(黒)(黒)
インスタント

あなたのライフ総量が5点以下であるなら、この呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を対象とする。それを追放する。それのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、そのパーマネントと同じ名前を持つ望む枚数のカードを探し、追放する。そのプレイヤーはライブラリーを切り直し、その後、これにより自分の手札から追放されたカード1枚につき1枚のカードを引く。


クリーチャープレインズウォーカー1体を追放し、さらに同名カード手札ライブラリー墓地から一掃できるインスタントライフが5点以下なら2マナ唱えられる。

撲滅/Eradicateの現代版リメイクといった趣で、対象が広くなったが手札から追放した場合は失われた遺産/Lost Legacyのように補填ドローが生じるようになった。窮地条件によるコスト減少は条件が厳しく、オマケと考えていいだろう。

単体除去として見ると4マナはやや重く積みすぎは躊躇われるが、基本的に除去したカードとそのゲーム中は出会わないので長期戦での安心感が増す。特定のカードに頼ったコンボデッキ、少数のフィニッシャーのみを使うコントロールデッキなどには特に効果てきめんである。大規模な情報アドバンテージを得ることでマスト除去・マストカウンターが見極めやすくなる点も強みで、を含むデッキでは特に使いやすい。

裏を返すと、長期戦を想定したゲームプランでないと一掃の意味が薄くなりやすいということでもある(→デモコン理論)。自分のデッキが早期決着を狙うものならば、他の除去を使うことも視野に入れたい。また、結局は出たパーマネントへ後から対処しているに過ぎないので、強力なETB持ちなど出た段階で仕事を完了しているものには弱い。

登場時のスタンダード伝説のクリーチャーが多い環境であり、既に出ている2枚目以降のパーマネントには干渉しないという弱点を補いやすいのが利点。特に黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseは採用率の高さとは裏腹に除去耐性もETBもないので狙い目。出ていないカードを一掃する手段として石の脳/The Stone Brainも存在するので、メタゲームに合わせ使い分けたい。アルケミーヒストリックでは、採用するならほぼ必ず9枚セットで数が集まると急激に凶悪化するナズグル/Nazgûlも良い的。

  • カードプレビューではむかしむかし/Once Upon a Timeと対になるカードとして紹介された[1]めでたしめでたし/Happily Ever Afterがハッピーエンドなら、こちらはバッドエンドということだろう。
    • 和訳については賛否両論で、「むかしむかし」と対になっていることが分かりづらいという意見もあれば、「一巻から成る物語が終わる」という語源を鑑みれば適切だという意見もある。

脚注

  1. Wilds Story, Part 1/『森』の話 その1Making Magic 2023年8月15日 Mark Rosewater著)

参考

MOBILE