ハイドラ
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**ギリシャ神話では「[[沼]]に住む大蛇」として扱われているが、[[黒]]を含むハイドラは少数派。 | **ギリシャ神話では「[[沼]]に住む大蛇」として扱われているが、[[黒]]を含むハイドラは少数派。 | ||
**マジックにおけるハイドラは首が別の動物になったものも存在し、それらは頭の種族の[[クリーチャー・タイプ]]を併せ持つ([[雷声のカミツキガメ/Thunderous Snapper]]など)。ただし、蛇頭のハイドラは[[頭巾被りのハイドラ/Hooded Hydra]]のような一部の例外を除き純粋なハイドラになる。 | **マジックにおけるハイドラは首が別の動物になったものも存在し、それらは頭の種族の[[クリーチャー・タイプ]]を併せ持つ([[雷声のカミツキガメ/Thunderous Snapper]]など)。ただし、蛇頭のハイドラは[[頭巾被りのハイドラ/Hooded Hydra]]のような一部の例外を除き純粋なハイドラになる。 | ||
− | ** | + | **[[憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed]]は上記の伝説上の多頭の蛇ではなく、実在する刺胞動物のヒドラ(Hydra)がモチーフとなっている。詳細は[[憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed]]の項を参照。[[エルドレインの森]]で[[鳥]][[ハイドラ]]である[[ガチョウの母/The Goose Mother]]が登場、マナをつぎ込むと鳥頭が増えるのだろうか。 |
==脚注== | ==脚注== |
2023年9月13日 (水) 23:36時点における版
ハイドラ/Hydraは、クリーチャー・タイプの1つ。
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
Rock Hydraはその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
Rock Hydraに与えられるダメージ1点につき、その上に+1/+1カウンターが置かれている場合、それから+1/+1カウンターを1個取り除き、その1点のダメージを軽減する。
(赤):このターン、Rock Hydraに与えられる次のダメージを1点軽減する。
(赤)(赤)(赤):Rock Hydraの上に+1/+1カウンターを1個置く。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
始源のハイドラは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、始源のハイドラの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
始源のハイドラは、それの上に+1/+1カウンターが10個以上置かれているかぎりトランプルを持つ。
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
(X)(X)(緑):怪物化Xを行う。(このクリーチャーが怪物的でないとき、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは怪物的になる。)
世界を喰らう者、ポルクラノスが怪物的になったとき、あなたの対戦相手がコントロールする、望む数のクリーチャーを対象とする。世界を喰らう者、ポルクラノスはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。それらの各クリーチャーは、それぞれのパワーに等しい点数のダメージを世界を喰らう者、ポルクラノスに与える。
初出はリミテッド・エディションのRock Hydra。古代のハイドラ/Ancient Hydraがネメシスで登場してからしばらく新種は登場していなかったが、ラヴニカ・ブロックでは3種が、続く時のらせんブロックでも1種が登場。アラーラの断片ブロックでも3種登場し、その後基本セット2010からは白の天使、青のスフィンクス、黒のデーモン、赤のドラゴンに並ぶ緑の象徴的クリーチャーと位置付けられ[1]順調に数を増やしている。ギリシャ神話をモチーフにしたテーロス・ブロックでは人間を脅かす怪物の筆頭として英雄vs怪物に世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterが先行収録。特殊セットとしてチャレンジ・デッキ「ハイドラとの対峙」が発売されている。
初期は赤のクリーチャーであったが、ラヴニカ・ブロック以降は緑のものが増え、現在では上述の通り緑の象徴的クリーチャーとして位置づけられている。数少ない5色クリーチャーである大祖始/Progenitusも擁する。
「複数の首を持つ怪物」のイメージを受けつぎ、+1/+0や+1/+1などのカウンターを使って「頭」を表現するように作られているものがほとんどである。赤のハイドラはカウンターを消費してダメージを与える能力を持つものが多いが、これは元ネタのハイドラにはない能力。
部族カードとして、ハイドラのマナ・コストを軽くする凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher、ハイドラの死亡時にトークンを生成する破滅のエンジン、ポルクラノス/Polukranos, Engine of Ruinがある。また、ハイドラでないことを参照するカードに野生林の災い魔/Wildwood Scourgeがある。
ハイドラ・トークンを生成するカードにハイドラの繁殖主/Hydra Broodmasterと警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplaryとスカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager、破滅のエンジン、ポルクラノスがある。
伝説のハイドラは機械兵団の進軍現在9体存在する(「伝説の(Legendary)・ハイドラ(Hydra)」でWHISPER検索)が、ポルクラノスの再誕/Polukranos Rebornの第2面である破滅のエンジン、ポルクラノス/Polukranos, Engine of Ruinを含むと10種類存在することになる。
ハイドラに変化するカードとしてハイドラの巣/Lair of the Hydraが存在する。
- 複数の首、というと日本のヤマタノオロチが思い浮かぶが、神河ブロックにハイドラのカードは登場していない。大口縄/O-Kagachiがその要素を有するものの、カード化された復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kamiはドラゴン・スピリットである。
- もともとギリシャ神話の怪物で、そこでは「『複数の首を持つ蛇』という姿で、そのすべての首を失わないかぎり死なず、しかも強力な生命力で次々と新しい首を増やす能力を持つ」という、不死身の怪物として描かれている。「ヒュドラ」や「ヒドラ」などと訳されることもある。(→Wikipedia:ja:ヒュドラー参照)
- ギリシャ神話では「沼に住む大蛇」として扱われているが、黒を含むハイドラは少数派。
- マジックにおけるハイドラは首が別の動物になったものも存在し、それらは頭の種族のクリーチャー・タイプを併せ持つ(雷声のカミツキガメ/Thunderous Snapperなど)。ただし、蛇頭のハイドラは頭巾被りのハイドラ/Hooded Hydraのような一部の例外を除き純粋なハイドラになる。
- 憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedは上記の伝説上の多頭の蛇ではなく、実在する刺胞動物のヒドラ(Hydra)がモチーフとなっている。詳細は憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedの項を参照。エルドレインの森で鳥ハイドラであるガチョウの母/The Goose Motherが登場、マナをつぎ込むと鳥頭が増えるのだろうか。
脚注
- ↑ Building a Better Monster/よりよい怪物の作り方(Making Magic 2013年11月11日 Mark Rosewater著)