安物盗み、チビボネ/Tinybones, Bauble Burglar
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2024年11月11日 (月) 00:05時点における版
伝説のクリーチャー — スケルトン(Skeleton) ならず者(Rogue)
対戦相手1人がカード1枚を捨てるたび、それをその対戦相手の墓地から隠匿(stash)カウンター1個が置かれた状態で追放する。
あなたのターンの間、追放領域にありあなたがオーナーでなく隠匿カウンターが置かれている望む枚数のカードをプレイしてもよく、それらの呪文を唱えるために任意のタイプのマナを支払ってもよい。
(3)(黒),(T):各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
ファウンデーションズで再登場したチビボネ/Tinybones。対戦相手が捨てたカードを盗んで、自分のターンにプレイできるようにする伝説のスケルトン・ならず者。
コストは色マナを任意のマナで賄える以外は通常通りに支払う必要こそあれ、手札破壊が更なるカード・アドバンテージに繋がるのは間違いない。プレイの権利は隠匿カウンターが乗っているか否かを参照するのでこれ自身が新しいオブジェクトになったり、1枚目が除去された後に2枚目を出しても、最初のチビボネが追放したカードをプレイすることが出来るのも嬉しい。ソーサリー・タイミング限定と取り回しは悪いが、起動型能力で自前の手札破壊を行うことも出来る。タップ・シンボルが含まれるので限界はあるものの、土地を捨てられるなどしても伸びたマナを無駄にせずに済む。この手の対戦相手のカードを逆用する手段の例に漏れずある程度は対戦相手のデッキにも依存はするものの、手札破壊を軸に置いたコントロールデッキであれば腐る心配はまずしなくてよいだろう。打ち消しなどの有効なタイミングが限定される呪文を奪った場合、プレイのタイミングが限定されている点が仇となる可能性には一応注意。
登場時の団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期のスタンダードにおいては、同じくディスカードを参照してアドバンテージにするクリーチャーとしては鴉の男/The Raven Manが存在。あちらは捨てたカードが何であっても1/1の鳥・クリーチャー・トークンに変換する。トークンはHigh-flyingで戦力としては今ひとつながら追加のマナなどが必要なく、対戦相手のターンでも生成できるため隙を更に小さく抑えやすく、パワーがマナ総量相応にあるのでトークンと合わせてライフを削りやすいのが長所。一方でこちらは捨てたカードの質によっては(コストこそ必要だが)より大きなアドバンテージに繋がること、本人のタフネスがマナ総量に対して少し高いので火力やマイナス修整に最低限の耐性がある点で勝る。サンダー・ジャンクションの無法者の無法者・シナジーを活用できる点も強み。マナ総量が同様なので採用枠のライバルにはなるが誘発条件を一部同じくしており、互いのリソースを食い合うこともないので同時に採用してもよい相方として機能してくれるだろう。
- 日本語版カードには軽微な誤訳があり、1つ目の能力において「墓地から、それの上に隠匿カウンター1個を置いた状態で追放する。」であるべきが「墓地から追放し、それの上に隠匿カウンター1個を置く。」になっている。ゲーム上の影響はない。
ルール
- 能力が解決される前に対戦相手が捨てたカードが墓地から離れてしまったなら、能力は何もしない。
- 追放領域に置かれたカードをプレイするタイミングは通常のルールに従う。コストも通常通り支払う必要がある。
- マナのタイプとは白、青、黒、赤、緑、無色である。
- カードをプレイする能力は安物盗み、チビボネが持っているため、チビボネが戦場を離れたならカードをプレイすることは出来ない。一方、隠匿カウンターが置かれた方法は問わないため、他の安物盗み、チビボネの能力で追放したカードもプレイすることができる。
関連カード
- 小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief
- すりのチビボネ/Tinybones, the Pickpocket
- 安物盗み、チビボネ/Tinybones, Bauble Burglar
ストーリー
チビボネ/Tinybonesはドミナリア/Dominaria出身のスケルトン。
詳細はチビボネ/Tinybonesを参照。