フェッチランド
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[[色事故]]防止に[[デッキ圧縮]]、[[シャッフル]]要員にと、非常に便利なカードである。複数の基本土地タイプを持つ[[デュアルランド]]や[[ショックランド]]と組み合せて使ったときの安定度は詐欺くさいほど。フェッチランド1枚で、10種類のデュアルランド中7種類を[[サーチ]]することができる。見方によっては、[[デッキ]]のデュアルランドの数を水増ししているようなものであり、非常に安定したマナ基盤を組むことが可能となる。 | [[色事故]]防止に[[デッキ圧縮]]、[[シャッフル]]要員にと、非常に便利なカードである。複数の基本土地タイプを持つ[[デュアルランド]]や[[ショックランド]]と組み合せて使ったときの安定度は詐欺くさいほど。フェッチランド1枚で、10種類のデュアルランド中7種類を[[サーチ]]することができる。見方によっては、[[デッキ]]のデュアルランドの数を水増ししているようなものであり、非常に安定したマナ基盤を組むことが可能となる。 | ||
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*オンスロート版に慣れた人から見ると、タップインのミラージュ版はかなり使いづらいように見えがちだが、オンスロート参入前のエクステンデッドでは当然のごとく4枚積みされていた。 もっとも、それは多色の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]系デッキの話であり、多色の[[ビートダウン]]の場合は[[土地譲渡/Land Grant]]や税収が替わりに用いられる事も多かった。 | *オンスロート版に慣れた人から見ると、タップインのミラージュ版はかなり使いづらいように見えがちだが、オンスロート参入前のエクステンデッドでは当然のごとく4枚積みされていた。 もっとも、それは多色の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]系デッキの話であり、多色の[[ビートダウン]]の場合は[[土地譲渡/Land Grant]]や税収が替わりに用いられる事も多かった。 | ||
− | + | *前出のようにデュアルランドやショックランドとの組み合わせの強力さから、つい癖で「何でも持ってこられる」といった使い方をしてしまうミスが時折見られる。特に基本土地を持ってくる際には注意。 | |
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*起動するたびに、必要な土地をライブラリーから探し、その後シャッフルし、と便利な割に非常に作業が面倒。待っている[[対戦相手]]のことも考え、サーチとシャッフルは迅速に行うようにしたい。 | *起動するたびに、必要な土地をライブラリーから探し、その後シャッフルし、と便利な割に非常に作業が面倒。待っている[[対戦相手]]のことも考え、サーチとシャッフルは迅速に行うようにしたい。 | ||
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*[[Thawing Glaciers]]は基本土地カードを場に出すという点では同じだが、ターン終了時に手札に戻り再利用できるという点でより強力であった。フェッチランドはこの修正版と言って良いと思われる。 | *[[Thawing Glaciers]]は基本土地カードを場に出すという点では同じだが、ターン終了時に手札に戻り再利用できるという点でより強力であった。フェッチランドはこの修正版と言って良いと思われる。 | ||
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*[[バントの全景/Bant Panorama]] | *[[バントの全景/Bant Panorama]] | ||
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サイクルを成さないカード。 | サイクルを成さないカード。 | ||
− | *[[ | + | *[[堆石堤/Terminal Moraine]] |
+ | *[[クローサの境界/Krosan Verge]] | ||
+ | *[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] |
2008年11月5日 (水) 23:27時点における版
フェッチランド(Fetch Land、直訳すると「取ってくる土地」)とは、自身を生け贄に捧げることによって、ライブラリーから特定の基本土地タイプを持つ土地カードを場に出す土地のこと。場合によってはさらに「自身がマナ能力を持たない」「起動にマナがかからない」という条件を満たしているものを指したり、特にこれらの中で最も使用頻度が高いオンスロートのサイクルを指したりすることもある。
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解説
土地
氾濫原はタップ状態で戦場に出る。
(T),氾濫原を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから平地(Plains)カード1枚か島(Island)カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
土地
(T),1点のライフを支払う,吹きさらしの荒野を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚か平地(Plains)カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
ミラージュに収録された氾濫原/Flood Plainなどのサイクルが初出。その後堆石堤/Terminal Moraineやクローサの境界/Krosan Vergeといった亜種が登場し、オンスロートではミラージュのものの後継とも言うべきサイクルが収録された。その後も広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseや全景サイクルが登場している(全景については該当ページ参照)。
ミラージュ・オンスロート版
ミラージュ版・オンスロート版のフェッチランドは、友好色2色に対応する基本土地タイプを持つ土地をライブラリーから場に出す。ミラージュ版ではタップイン、オンスロート版では起動コストに1点のライフを支払うようになっている。
色事故防止にデッキ圧縮、シャッフル要員にと、非常に便利なカードである。複数の基本土地タイプを持つデュアルランドやショックランドと組み合せて使ったときの安定度は詐欺くさいほど。フェッチランド1枚で、10種類のデュアルランド中7種類をサーチすることができる。見方によっては、デッキのデュアルランドの数を水増ししているようなものであり、非常に安定したマナ基盤を組むことが可能となる。 そのため、4色デッキだろうが5色デッキだろうが安定してデッキを組む事が可能となっており、さらに、ある特定のカードを入れるためだけに色をタッチしてみたり、1枚挿しした別色のデュアルランドや基本土地をその都度持ってきたりと、やりたい放題である。
これらを使える環境であれば、多色デッキはもちろんの事、単色デッキですら4枚積み・8枚積みが当然のごとく行われており、むしろ入っていないデッキの方が珍しいといった使用状況である。
一度起動すると墓地が1枚増えるので、スレッショルドや渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerなどの墓地活用手段と相性が良い。特に未来予知で登場したタルモゴイフ/Tarmogoyfとの相性は予想を遥かに超え、「フェッチランド環境であればどんなデッキにでも入りうる強力なクリーチャー」と化してしまった。
また、起動するとライブラリーから土地が1枚減るため、後続の土地を引く確率が下がる。これは高速デッキにおいては上述の通り圧縮として機能し、単色デッキに採用される理由のひとつでもあるが、マナが多量に必要なデッキにとっては十分な数の土地を確保しづらくなり、欠点となりやすい。この辺りはバウンスランドと対に近い関係になっていると言える。
さらに、起動するとライブラリーがシャッフルされるため、ライブラリー操作系のカードと非常に噛み合ったシナジーを形成する。特に渦まく知識/Brainstormとの組み合わせが有名であり、そのシャッフルの為だけにこのカードを入れる事もある。
その他、起動に対応して税収/Titheを打つなど、様々なシナジーや用途を持つカードである。
- オンスロート版に慣れた人から見ると、タップインのミラージュ版はかなり使いづらいように見えがちだが、オンスロート参入前のエクステンデッドでは当然のごとく4枚積みされていた。 もっとも、それは多色のコントロール系デッキの話であり、多色のビートダウンの場合は土地譲渡/Land Grantや税収が替わりに用いられる事も多かった。
- 前出のようにデュアルランドやショックランドとの組み合わせの強力さから、つい癖で「何でも持ってこられる」といった使い方をしてしまうミスが時折見られる。特に基本土地を持ってくる際には注意。
- エクステンデッドなどで1ターン目にオンスロート版からアンタップ状態のショックランドを持ってくることは「3点スタート」「17点でスタート」などと呼ばれ、エクステンデッドの基本アクションの1つである。
その他
- 起動するたびに、必要な土地をライブラリーから探し、その後シャッフルし、と便利な割に非常に作業が面倒。待っている対戦相手のことも考え、サーチとシャッフルは迅速に行うようにしたい。
- Thawing Glaciersは基本土地カードを場に出すという点では同じだが、ターン終了時に手札に戻り再利用できるという点でより強力であった。フェッチランドはこの修正版と言って良いと思われる。
フェッチランド一覧
ミラージュ
オンスロート
- 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
- 汚染された三角州/Polluted Delta
- 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
- 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
- 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
アラーラの断片(全景)
- バントの全景/Bant Panorama
- エスパーの全景/Esper Panorama
- グリクシスの全景/Grixis Panorama
- ジャンドの全景/Jund Panorama
- ナヤの全景/Naya Panorama
その他
サイクルを成さないカード。