アグロドメイン
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− | '''アグロドメイン'''(''Aggro Domain'')は、その名の通り[[ドメイン]]の亜種で、[[部族の炎/Tribal Flames]]を中心に据えた[[ビートダウン]]系の[[5色デッキ]]。[[ラヴニカ:ギルドの都]]登場後の[[エクステンデッド]]に現れた。 | + | '''アグロドメイン'''(''Aggro Domain'')は、その名の通り[[ドメイン]]の亜種で、[[部族の炎/Tribal Flames]]を中心に据えた[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]系の[[5色デッキ]]。[[ラヴニカ:ギルドの都]]登場後の[[エクステンデッド]]に現れた。 |
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− | 基本的な構造は[[ステロイド]]などに類似するが、その気になれば[[名誉回復/Vindicate]]や[[回避行動/Evasive Action]]などの[[コントロール]]的な[[カード]]も採用できるため、[[グッドスタッフ]]に近いともいえる。また、5[[色]]ゆえにデッキのバリエーションは非常に富む。 | + | 基本的な構造は[[ステロイド]]などに類似するが、その気になれば[[名誉回復/Vindicate]]や[[回避行動/Evasive Action]]などの[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]的な[[カード]]も採用できるため、[[グッドスタッフ]]に近いともいえる。また、5[[色]]ゆえにデッキのバリエーションは非常に富む。 |
クリーチャーの選択は、フェッチランドとの相性が良い[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]やショックランドと相性の良い[[密林の猿人/Kird Ape]]などが採用される。 | クリーチャーの選択は、フェッチランドとの相性が良い[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]やショックランドと相性の良い[[密林の猿人/Kird Ape]]などが採用される。 | ||
− | [[時のらせん]]参入後の[[エクステンデッド]] | + | [[時のらせん]]参入後の[[エクステンデッド]]では、[[Zoo]]の要素を取り入れた'''Domain Zoo'''と呼ばれるタイプも登場した。→[[#サンプルレシピ1|*1]] |
− | + | Zooと同様1マナで[[パワー]]2の[[ウィニー]]クリーチャーを多数採用し、さらに部族の炎同様効率の良い[[ダメージ]]源となる[[ガイアの力/Gaea's Might]]を投入、最高速度で相手の[[ライフ]]を[[削る|削り]]きる。最速なら3[[ターン]]目にガイアの力で[[強化]]された[[ボロスの速太刀/Boros Swiftblade]]で12点ダメージを叩き出し、ガイアの力が2枚あれば3ターンキルできる。 | |
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− | [[Raphael Levy]]が[[グランプリダラス07]]・[[グランプリシンガポール07]] | + | [[Raphael Levy]]が[[グランプリダラス07]]・[[グランプリシンガポール07]]の2つの[[グランプリ]]を連覇し、一躍話題になった。 |
− | [[未来予知]] | + | [[未来予知]]参入後では、フェッチランドと相性のよい[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]が新たに[[アタッカー]]として採用されている。→[[#サンプルレシピ2|*2]] |
− | [[ローテーション]] | + | [[ローテーション]]によってガイアの力などを失ったものの、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]や[[運命の大立者/Figure of Destiny]]といった新たな[[アタッカー]]を獲得。[[プロツアーベルリン08]]では最大勢力となった。その後ガイアの力の[[同型再版]]である[[アラーラの力/Might of Alara]]も登場し、[[エクステンデッド]]の舞台に復帰した。 |
− | [[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]や[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]] | + | [[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]や[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]でコントロール力を強めたタイプや、[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]や[[思考囲い/Thoughtseize]]などの[[手札破壊]]を投入したタイプなど、[[多色]]だけにバリエーションが豊富である。また、1マナのクリーチャーが多いため、[[イーオスのレインジャー/Ranger of Eos]]が採用されることもある。 |
− | *[[レガシー]] | + | *[[レガシー]]でもショックランドを[[デュアルランド]]に差し替えた形で時折見かけられる。しかし、[[不毛の大地/Wasteland]]が幅を利かせている関係上エクステンデッドほどの活躍は見せていない。 |
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリシンガポール07]]優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpsin07/welcome 参考]) | + | **[[グランプリシンガポール07]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpsin07/welcome 参考]) |
**使用者:[[Raphael Levy]] | **使用者:[[Raphael Levy]] | ||
− | *フォーマット | + | *[[フォーマット]] |
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|1||[[粗暴な力/Brute Force]] | |1||[[粗暴な力/Brute Force]] | ||
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|3||[[突然のショック/Sudden Shock]] | |3||[[突然のショック/Sudden Shock]] | ||
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|1||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | |1||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | ||
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|1||[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]] | |1||[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]] | ||
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− | !colspan="2" style="background:#ddffee"|土地 (20) | + | !colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (20) |
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|2||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]] | |2||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]] | ||
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|1||[[繁殖池/Breeding Pool]] | |1||[[繁殖池/Breeding Pool]] | ||
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|1||[[ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch]] | |1||[[ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch]] | ||
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアーヴァレンシア07]] | + | **[[プロツアーヴァレンシア07]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptval07/welcome 参考]) |
**使用者:[[小池貴之]] | **使用者:[[小池貴之]] | ||
**デザイン:[[高橋純也]] | **デザイン:[[高橋純也]] | ||
*フォーマット | *フォーマット | ||
− | **[[エクステンデッド]]([[第7版]] | + | **[[エクステンデッド]]([[第7版]]~[[第9版]]+[[インベイジョン・ブロック]]~[[未来予知]]) |
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|4||[[樹木茂る山麓/Wooded Foothills]] | |4||[[樹木茂る山麓/Wooded Foothills]] | ||
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|2||[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]] | |2||[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]] |
2009年9月20日 (日) 15:17時点における版
アグロドメイン(Aggro Domain)は、その名の通りドメインの亜種で、部族の炎/Tribal Flamesを中心に据えたビートダウン系の5色デッキ。ラヴニカ:ギルドの都登場後のエクステンデッドに現れた。
目次 |
概要
ソーサリー
版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
土地
(T),1点のライフを支払う,樹木茂る山麓を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから山(Mountain)カード1枚か森(Forest)カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
土地 — 山(Mountain) 平地(Plains)
((T):(赤)か(白)を加える。)
聖なる鋳造所が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、これはタップ状態で戦場に出る。
最大の武器は、最高で2マナ5点火力と化す部族の炎/Tribal Flames。このカードを活用するためにフェッチランドとショックランドを大量に投入し、5種の基本土地タイプを揃えることになる。同時に、ビートダウンクリーチャーを用意してクロックを形成し、火力を連打してゲームを終わらせるのが基本的である。
基本的な構造はステロイドなどに類似するが、その気になれば名誉回復/Vindicateや回避行動/Evasive Actionなどのコントロール的なカードも採用できるため、グッドスタッフに近いともいえる。また、5色ゆえにデッキのバリエーションは非常に富む。
クリーチャーの選択は、フェッチランドとの相性が良い殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzuやショックランドと相性の良い密林の猿人/Kird Apeなどが採用される。
時のらせん参入後のエクステンデッドでは、Zooの要素を取り入れたDomain Zooと呼ばれるタイプも登場した。→*1
Zooと同様1マナでパワー2のウィニークリーチャーを多数採用し、さらに部族の炎同様効率の良いダメージ源となるガイアの力/Gaea's Mightを投入、最高速度で相手のライフを削りきる。最速なら3ターン目にガイアの力で強化されたボロスの速太刀/Boros Swiftbladeで12点ダメージを叩き出し、ガイアの力が2枚あれば3ターンキルできる。
Raphael Levyがグランプリダラス07・グランプリシンガポール07の2つのグランプリを連覇し、一躍話題になった。
未来予知参入後では、フェッチランドと相性のよいタルモゴイフ/Tarmogoyfが新たにアタッカーとして採用されている。→*2
ローテーションによってガイアの力などを失ったものの、野生のナカティル/Wild Nacatlや運命の大立者/Figure of Destinyといった新たなアタッカーを獲得。プロツアーベルリン08では最大勢力となった。その後ガイアの力の同型再版であるアラーラの力/Might of Alaraも登場し、エクステンデッドの舞台に復帰した。
エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonistやガドック・ティーグ/Gaddock Teegでコントロール力を強めたタイプや、潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Scullerや思考囲い/Thoughtseizeなどの手札破壊を投入したタイプなど、多色だけにバリエーションが豊富である。また、1マナのクリーチャーが多いため、イーオスのレインジャー/Ranger of Eosが採用されることもある。
- レガシーでもショックランドをデュアルランドに差し替えた形で時折見かけられる。しかし、不毛の大地/Wastelandが幅を利かせている関係上エクステンデッドほどの活躍は見せていない。
サンプルレシピ1
- 備考
- グランプリシンガポール07 優勝 (参考)
- 使用者:Raphael Levy
- フォーマット
サンプルレシピ2
- 備考
- プロツアーヴァレンシア07 ベスト8 (参考)
- 使用者:小池貴之
- デザイン:高橋純也
- フォーマット