消失
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(→定義: 更新) |
(→消散との相違点) |
||
30行: | 30行: | ||
===消散との相違点=== | ===消散との相違点=== | ||
通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ[[効果]]となるが、以下のような相違点がある。 | 通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ[[効果]]となるが、以下のような相違点がある。 | ||
− | *消失では[[待機]]と同じく時間カウンターが使われているので、[[ジョイラの時虫/Jhoira's Timebug]] | + | *消失では[[待機]]と同じく時間カウンターが使われているので、[[ジョイラの時虫/Jhoira's Timebug]]のような時間カウンターを操作できる効果と[[シナジー]]を形成する。 |
*[[倍増の季節/Doubling Season]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているときに出た場合、消失のほうが1ターン長く戦場に残る。 | *[[倍増の季節/Doubling Season]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているときに出た場合、消失のほうが1ターン長く戦場に残る。 | ||
*何らかの方法で消散持ちの[[消散カウンター]]をすべて取り除いても、それが生け贄に捧げられるのは次のアップキープだが、消失持ちの時間カウンターをすべて取り除いた場合、直ちに生け贄に捧げる能力が誘発する。 | *何らかの方法で消散持ちの[[消散カウンター]]をすべて取り除いても、それが生け贄に捧げられるのは次のアップキープだが、消失持ちの時間カウンターをすべて取り除いた場合、直ちに生け贄に捧げる能力が誘発する。 | ||
− | *生け贄に捧げられる能力を[[打ち消す]] | + | *生け贄に捧げられる能力を[[打ち消す]]と、消散の場合は次のアップキープに消散カウンターを取り除けないので、再び生け贄に捧げる能力が誘発するが、消失の場合にはそれ以上時間カウンターを取り除かれることがないので、生け贄に捧げる能力は(再び時間カウンターを置かれない限りは)二度と誘発しない。 |
===その他=== | ===その他=== |
2011年7月11日 (月) 12:46時点における版
消失/Vanishing | |
---|---|
種別 | 常在型能力、誘発型能力 |
登場セット | 次元の混乱 未来予知 |
CR | CR:702.63 |
消失/Vanishingは、時のらせんブロックの次元の混乱で初登場したキーワード能力。1つの常在型能力と2つの誘発型能力からなるペナルティ能力である。
Calciderm / カルシダーム (2)(白)(白)
クリーチャー — ビースト(Beast)
クリーチャー — ビースト(Beast)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消失4(このクリーチャーは時間(time)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
Tidewalker / 潮歩き (2)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
潮歩きは、あなたがコントロールする島(Island)1つにつき1個の時間(time)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
消失(あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
潮歩きのパワーとタフネスはそれぞれ、その上に置かれている時間カウンターの数に等しい。
定義
消失 N/Vanishing Nは以下の3つの能力からなる。
- このパーマネントは、その上に時間カウンターがN個置かれた状態で戦場に出る。(常在型能力)
- あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に時間カウンターが置かれている場合、それの上から時間カウンターを1個取り除く。(誘発型能力)
- このパーマネントの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、このパーマネントを生け贄に捧げる。(誘発型能力)
なお、Nが記述されていないものもある(エルドラージ覚醒現在、潮歩き/Tidewalkerのみ)。それは単に「消失」の能力によって時間カウンターを置かれることなく戦場に出るだけであり、それ以外は消失Nと全く同じである。
解説
既存のキーワード能力である消散と同様、このキーワード能力を持つパーマネントには寿命が存在するということになる。
ルール
- 「時間カウンターを取り除けないときに生け贄」ではないので注意。
- 消散同様、時間カウンターがあるにもかかわらず生け贄に捧げる、という選択はできない。
- 乗っている時間カウンターが1個のみのとき、2番目の能力が誘発したあと解決前に何らかの方法で消失を失わせると、3番目の能力が誘発しないため生け贄に捧げなくて済むようになる。こうなると既に時間カウンターが1個もない状態になるため、消失による生け贄が起こることなく戦場に残り続けることができる。
消散との相違点
通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ効果となるが、以下のような相違点がある。
- 消失では待機と同じく時間カウンターが使われているので、ジョイラの時虫/Jhoira's Timebugのような時間カウンターを操作できる効果とシナジーを形成する。
- 倍増の季節/Doubling Seasonをコントロールしているときに出た場合、消失のほうが1ターン長く戦場に残る。
- 何らかの方法で消散持ちの消散カウンターをすべて取り除いても、それが生け贄に捧げられるのは次のアップキープだが、消失持ちの時間カウンターをすべて取り除いた場合、直ちに生け贄に捧げる能力が誘発する。
- 生け贄に捧げられる能力を打ち消すと、消散の場合は次のアップキープに消散カウンターを取り除けないので、再び生け贄に捧げる能力が誘発するが、消失の場合にはそれ以上時間カウンターを取り除かれることがないので、生け贄に捧げる能力は(再び時間カウンターを置かれない限りは)二度と誘発しない。
その他
- 消失を持つカードの多くには、赤いプラズマのようなものに侵食されつつあるクリーチャーが描かれている。完全に侵食されたときに生け贄に捧げる、というイメージ。
- 同名の消失/Vanishingというカードが存在するが、この能力との関係はない。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.60 波及/Ripple
- 702.60a 波及は、波及を持つカードがスタック上にある間にのみ機能する誘発型能力である。「波及 N/Ripple N」は「あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上にあるカードN枚、あるいは、あなたの ライブラリーにあるカードがN枚未満の場合はあなたの ライブラリーのすべてのカードを、公開してもよい。これによりあなたの ライブラリーにあるカードを公開したなら、あなたはそれらのカードのうち、この呪文と同じ名前のカードを好きな枚数だけマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより公開されて唱えられなかったすべてのカードを、あなたの ライブラリーの一番下に望む順番で置く。」を意味する。
- 702.60b 呪文が複数の波及 能力を持つなら、それらはそれぞれ別々に誘発する。
- 702.60 波及/Ripple
- 702 キーワード能力