苔橋のトロール/Mossbridge Troll
提供:MTG Wiki
クリーチャー — トロール(Troll)
苔橋のトロールが破壊される場合、それを再生する。
苔橋のトロール以外のあなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを、パワーの合計が10以上になるように望む数だけタップする:苔橋のトロールはターン終了時まで+20/+20の修整を受ける。
ローウィンの苔汁の橋/Mosswort Bridgeに対応する、シャドウムーアの緑の大型クリーチャー。
トロールは再生の得意な種族だが、そんなトロールの中でも自動再生というのは脅威。それに加え、+20/+20という破格の強化能力をもつ。
強化の条件は、自分がコントロールするクリーチャーを合計パワー10以上になるようにタップすること。強化されたこれの攻撃が通れば勝利確実。しかしトランプルや回避能力などを持たずチャンプブロックで凌がれやすいため、そのまま全員で殴ったほうが有効という場面も多く、扱いが難しい。
むしろこの能力は、ブロック時の方が使いやすい。他のクリーチャーと一緒にブロックに参加して能力を起動することで、持ち前の再生能力とあわせてほぼ無敵のブロッカーが誕生する。そういう意味でどちらかといえばリミテッド向きのカードと言える。
- このクリーチャーの能力は「破壊されない」ではなく「破壊される場合、再生する」であることに注意。破壊ではないタイプの除去(追放、タフネス修整による状況起因処理など)はもちろん、恐怖/Terrorのような再生を許さない除去にも弱い。
- 再生後はタップすることを忘れずに。また戦闘中に再生した場合、その戦闘から取り除かれることも忘れがちなので注意。
- 他の攻撃クリーチャーが警戒持ちなら、攻撃を宣言してから起動コストにできる。セラの祝福/Serra's Blessingと組み合わせるのはさすがにオーバーキル感が漂うが、そこまでやればまさに必殺。
- トークン大量生産カードを使うのが現実的か。同時収録されている夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Packなら、森が5枚あればすぐに能力が使える。
- パワー合計10を、一点集中したパワー20に変換できるため、投げるカード(豪腕のブライオン/Brion Stoutarmなど)との相性が非常によい。
関連カード
サイクル
シャドウムーアの”目覚めたクリーチャー”("awakened creature")サイクル(シャドウムーアのファットパック参照)。
7マナのレアの大型クリーチャーで、ローウィンの秘匿ランドサイクルと対になっている。括弧内は対応する秘匿ランド。
- 風立ての猛禽/Windbrisk Raptor (風立ての高地/Windbrisk Heights)
- 島背の落とし子/Isleback Spawn (殻船着の島/Shelldock Isle)
- うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest (吠え歯のうろ穴/Howltooth Hollow)
- 山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon (背骨岩の小山/Spinerock Knoll)
- 苔橋のトロール/Mossbridge Troll (苔汁の橋/Mosswort Bridge)
ストーリー
大オーロラ/Great Auroraが過ぎ去り、昼の世界ローウィン/Lorwynが夜の世界シャドウムーア/Shadowmoorに変貌を遂げたとき、何世代にもわたって土地に封じられていたクリーチャーが目覚めた。ただ、その機嫌は上々とはいえなかった。
苔橋のトロール/Mossbridge Trollは苔汁の橋/Mosswort Bridgeに封じられていた異常に大きなトロール。伝承のトロールは橋の下に住んでいるものだが、これは橋自体が姿を変えたトロールであった。(変貌前の画像、変貌後の画像)
- シャドウムーアのファットパック参照。