カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
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クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
プロテクション(黒)
(2)(緑)(緑):ターン終了時まで、カメレオンの巨像は+X/+Xの修整を受ける。Xは、そのパワーである。
4マナ4/4クリーチャーの中でもトップクラスの多相クリーチャー。「巨像」の中では素のサイズは大きくないが、能力を起動するたびに8/8、16/16と、マナさえあればいくらでも巨大になっていく。
パワーに修整を与えるカードと非常に相性がよく、巨大化/Giant Growthを使った後に能力を1回起動するだけで、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusをも上回るサイズになる。装備品やオーラで恒常的な修整を加えるのも良い。黒曜石の戦斧/Obsidian Battle-Axeなどは抜群の相棒である。もちろん特に小細工を使わずとも、5ターン目(緑お得意のマナ加速を使えばもっと早く)に8/8のクリーチャーで殴れるというだけでも十分な脅威となる。
多相により徘徊や族系、ロードによる強化などのさまざまなメリットを受けられるだけでなく、プロテクション(黒)により、恐怖/Terror、叫び大口/Shriekmawなどの黒除去が通用せず、タフネス4という素のサイズに加えパンプアップ能力でタフネスを倍増するので、火力で焼くことも難しい。
欠点は回避能力を持たないためチャンプブロックで時間を稼がれやすい点と、能力が派手で大振りすぎて小回りが利かない点。茨森の模範/Bramblewood Paragonなどで後押しができないと立ち往生することがある。また、忘却の輪/Oblivion Ringなどのダメージによらない除去、誘惑蒔き/Sower of Temptationなどでコントロールを奪う、マナを使いきったところで対応して炎の投げ槍/Flame Javelinや雪崩し/Skredで焼くなど、黒以外なら割と対処法も多く、使い方を誤ると「ただの大きいクリーチャー」に成り下がってしまうこともしばしば。
素のサイズと部族支援の受け易さに加えて、対青黒フェアリーに相性がよかった(特に苦花/Bitterblossomに止められないのが大きい)ことから、当時のスタンダードやローウィン=シャドウムーア・ブロック構築では黒緑エルフやマーフォークの主力アタッカーとして活躍した。
- 素のサイズの小ささに戸惑うところだが、それでもコロ助の仲間といえる。通称「カメコロ」。
- Xを決定する際に参照するのはパワーのみだが、受ける修整は+X/+Xであることに注意。パワーのみに修整を与えるカードを使っても、しっかりタフネスも増える。
- 多相を持つ構築レベルのカードであるため、「最強の○○(○○にはマイナーなクリーチャー・タイプ)は何か? 答えはカメレオンの巨像」と(賞賛半分ジョーク半分で)言われることがある。
- モーニングタイドの発売前はタルモゴイフ/Tarmogoyf、獣群の呼び声/Call of the Herd、野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerを合わせてTCGとよんでいたが、モーニングタイド発売後は「C」がこのカードを指す場合もあった。
関連カード
サイクル
- 鏡の精体/Mirror Entity
- 姿分け/Shapesharer
- 石塚の放浪者/Cairn Wanderer
- 雄牛のやっかいもの/Taurean Mauler
- カメレオンの巨像/Chameleon Colossus